じゃがいもの賞味期限とは?見分け方もご紹介!
作成日: 2022/07/29
更新日: 2022/08/01
じゃがいもは色々な料理に使えるので、常備している人も多いのではないしょうか。しかしうっかり使うのを忘れていて食べられるのか不安になることもありますよね。この記事では、じゃがいもの賞味期限や見分け方についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。
じゃがいもの選び方
じゃがいもをなるべく日持ちさせたい場合は、じゃがいも選びが大切です。皮が緑色になっていたり、芽が出ているものは選ばないようにしましょう。
どっしりと重みがあり、触るとしっかり固いものが好ましいです。しなびた感じの柔らかいじゃがいもは避けるようにしましょう。
じゃがいもの保存方法と日持ちの目安
基本のじゃがいもの保存方法は、陽が当たらず風通しの良い場所で保存することです。なるべく涼しい場所に保存するようにしましょう。
常温保存の場合
じゃがいもは新聞紙に包んで保存袋に入れ、風通しの良い涼しい冷暗所で保存しましょう。
保存期間は約1ヵ月が目安です。日が当たると発芽したり、皮が緑色に変色したりしやすいため、注意が必要です。気温が高くなると発芽や腐敗しやすくなるため、必ず涼しい場所で保管しましょう。
詳しくは下記動画を参考にしてください。
冷蔵保存の方法と日持ちの目安
じゃがいもを冷蔵保存する場合は、新聞紙で1個ずつ包み、ポリ袋に入れて軽く口を閉じ、野菜室に入れて保存しましょう。保存期間は約半年が目安です。暑い時期など冷暗所で保存できない場合に、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
温度が低すぎて0℃近くまでなってしまうと低温障害(中に赤やピンクの褐色の部分ができる)になる可能性があります。そのため冷やしすぎを防ぐためにも野菜室に入れて保存するのが適しています。
詳しくは下記動画を参考にしてください。
冷凍保存の方法と日持ちの目安
じゃがいもを丸ごと生で冷凍する方法と、切って加熱してから冷凍する方法をご紹介します。
じゃがいもを丸ごと生で冷凍保存する場合は、洗って水気を切った後に芽があれば取り除き、1個ずつラップで包みます。冷凍用保存袋に入れて空気を抜きながら口を閉じたら、冷凍庫に入れて保存しましょう。
じゃがいもをまるごと冷凍保存した場合の保存期間の目安は1ヵ月程度です。
加熱してから冷凍する場合は、洗った後に皮と芽を取り除き、一口大に切って水にさらした後に水気を切ります。耐熱容器に入れて加熱したら水気を切り、温かいうちにフォークなどで潰して粗熱を取り、小分けにラップで包み冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。
じゃがいもを加熱してから冷凍保存した場合の保存期間の目安は2~3週間程度です。
詳しくは下記動画を参考にしてください。
丸ごと冷凍したじゃがいもを調理に使う場合は、水に少しつけて包丁で切れる固さまで解凍しましょう。半解凍にした状態で料理することができます。切って加熱してから冷凍した場合は、冷蔵庫で解凍かレンジ解凍することで調理に使うことができます。
カットして余った場合の保存方法
切ってしまったじゃがいもは保存容器に入れ、じゃがいもに水がひたひたに浸かるまで水を加えて蓋をし、冷蔵室で保存しましょう。切ったじゃがいもは時間の経過とともに栄養が損なわれるため、なるべく当日中に使い切るのが好ましいです。
じゃがいもは調理直前に切るのが基本となるため、あくまで切りすぎた場合の対処法として参考にしてください。
詳しくは下記動画を参考にしてください。
こんな場合はどうする?
じゃがいもに芽(芽とその芽の根元)が出ていたり、皮が緑色(特に光が当たって緑色になった部分)に変色したりしている場合は、天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれているので、これらを十分に取り除いてから使用しましょう。
<取り除き方>
1.じゃがいもの芽を根元を含めて完全に取り除く
(多少皮より内側の部分も含めて多めに除く)
2.じゃがいもの皮をむく。特に、緑色になっているジャガイモは、皮を深くむく
(皮より内側の部分も含めて緑色になっている部分は全て除く)
ただし、芽の数が多い場合や皮の緑色が濃くなった場合は食べるのを控えましょう。
こうなったら食べない方がいい
じゃがいもが以下のような状態になっていた場合は、どのような場合であっても食べるのはやめましょう。
・触れるとぶよぶよとして、とてもやわらかい感触になっている
・汁が出ており、触るとヌルっとする
・変なニオイがする
・芽がたくさん出ている
・皮が濃い緑色に変色している
(少しなら取り除けばいいが、多い場合には食べない方が良い)
じゃがいもを適切に保存して美味しくいただこう!
じゃがいもの基本の保存方法は、常温で風通しの良い涼しい冷暗所だということが分かりました。気温が高く暑い季節などは新聞紙で包んで野菜室で保存するなど、状況によって保存方法を変えるのが長く保存するポイントです。適切に保存して、じゃがいもを長く保存しましょう。