クロダイ(黒鯛)とは?旬や鯛を使ったおすすめのレシピをご紹介
作成日: 2022/09/21
「鯛」は高級魚として知られる一方、「クロダイ」は鯛より安く美味しく食べられるのが魅力。釣りの対象としても人気があるため、ご自分で捌いたり調理をしたりして味わう方もいるのではないでしょうか。
この記事では、クロダイの特徴や旬に加えて、捌き方やおすすめのレシピなどもご紹介します。
クロダイとは
クロダイとは、スズキ目タイ科の海水魚です。釣りにも人気の魚で、「チヌ」と呼ばれることもあります。東アジア沿岸域に生息していて、体長は20~50cm程度のものが一般的です。性転換をする魚で、一部例外はあるものの2歳まではオス、そのあとは多くがメスに変化します。
クロダイという名前の通り見た目は鯛に似ていますが、色は黒色です。ときに川を登ることがあるため、「川鯛(カワダイ)」などと呼ばれることもあります。
クロダイの旬
クロダイは定置網などで年間を通して水揚げされていますが、春から夏の産卵期は身が痩せ細りやすく、身質が落ちます。美味しく食べられる旬の時期は、秋頃から初春までです。クロダイは死後身が柔らかくなるのが早いので、腹を触ってしっかりと硬さがあるものが新鮮です。
クロダイの味と特徴
クロダイは、透明感のある白身で血合いは赤く、熱を通しても硬くなりにくいのが特徴です。皮は厚くてやや硬いものの、骨はあまり硬くありません。真鯛と比較して、個体や生息環境によっては臭みがある場合があります。
臭みがなければ、刺し身やカルパッチョ、昆布締めなどといった生食でも美味しく味わえます。他にも塩焼きやポワレ、煮付けなど、様々な味付けや調理方法で楽しめます。
クロダイの捌き方
クロダイの捌き方は、真鯛の捌き方と同様です。こちら下処理方法の動画を参考にしてください。
クロダイを使ったDELISH KITCHENのレシピ
クロダイは、鯛と同じように調理し美味しく食べられます。鯛を使ったおすすめのレシピをご紹介します。
鯛のカルパッチョ
シンプルな味付けで鯛の美味しさが引き立つ、カルパッチョのレシピです。レモン汁が爽やかさをプラスし、さっぱりと食べられます。さっと手軽に作れる1品ですが、見た目も色鮮で食卓が華やかになります。
鯛の昆布締め
昆布で鯛の刺し身を挟んで数時間寝かせるだけで、料亭のような上品な旨みたっぷりの1品に。鯛の程良い弾力となめらかな舌触りが楽しめます。そのままでも美味しいですが、レモン汁やだししょうゆ、三杯酢などをかけても美味しく食べられます。
鯛の煮付け
甘辛いタレが鯛の身にしっかりと染み込み、ついご飯が進む1品です。弱火でじっくり煮ることで、タレが焦げ付くことなく仕上がり、身は程良い弾力がありながらもふっくらと柔らかい食感になります。
クロダイを色々な料理で味わおう!
鯛よりも安く手に入るクロダイは、ご家庭でも気軽に味わうことができます。クセのない白身は、和食はもちろん洋食やフレンチなど様々なジャンルの料理と相性が良いのも魅力です。旬の時期は特に脂乗りが良いので、ぜひクロダイを美味しく味わってみてくださいね。