タルトタタンとはどんなお菓子?意味やレシピもご紹介
作成日: 2022/11/28
りんごをたっぷり使ったタルトタタンというお菓子をご存じですか?タルトタタンはフランスで生まれたお菓子です。りんごを使ったお菓子といえばアップルパイがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、タルトタタンの特徴やアップルパイとの違い、タルトタタンの意味や歴史、おすすめレシピをご紹介します。
タルトタタンとはどんなお菓子?
タルトタタンとはどのようなお菓子なのかみていきましょう。アップルパイとの違いについても解説します。
タルトタタンとは
タルトタタン(Tarte Tatin)とは、フランスで生まれた伝統的なお菓子です。バターと砂糖で炒めてキャラメリゼしたりんごを型の中に敷き詰めて、その上からタルト生地をかぶせて焼きます。焼き上がったらひっくり返して、りんごの部分を上にして食べます。りんごが綺麗に並んでいる豪華な見た目が特徴的です。
タルトタタンはフランスで生まれ、今では世界中で親しまれています。りんごの他にも柿や洋梨、桃などでも作られることがあります。
アップルパイとの違い
アップルパイは、煮詰めたりんごを上から生地で包んで焼きます。タルトタタンは生地部分が下で、上につやつやのりんごが見えているのが大きな違いです。タルトタタンで使うりんごは、アップルパイに使うりんごよりも大きくカットされることが多いです。
タルトタタンの意味・歴史
タルトタタンはフランス語で、その意味はこのお菓子が生まれた場所に由来します。タルトタタンは、19世紀のフランスのパリソローニュ地方でタタン姉妹が経営するホテル「タタン」(HOTEL TATIN)で生まれました。タルトタタンは「タタン姉妹によって作られたタルト」という意味なのです。
ステファニーとカロリーヌという姉妹のうち、調理を担当していたステファニーが伝統的なアップルパイを作ろうとしたときにうっかりミスをしてしまいました。タルト生地を作るのを忘れていたため失敗を何とか取り返そうとして、りんごの入ったフライパンの上からタルト生地をのせて焼いたのです。
焼けた頃にフライパンをひっくり返してみると、キャラメルの香ばしい香りがするタルトができあがっていました。この美味しさが広まり、タルトタタンはホテル「タタン」の看板菓子となったのです。その後、高級レストラン「マキシム」のメニューに加えられ世界に広まりました。
今でもホテルタタンでは本物のタルトタタンを食べることができます。
DELISH KITCHENのタルトタタンのレシピ
タルトタタンのレシピとタルトタタンをアレンジしたタルトタタン風レシピをご紹介します。
タルトタタン
キャラメリゼしたりんごを型に敷き詰め、上からパイシートをかぶせてオーブンで焼きます。しっかり冷やすことで型から外しやすくなりますよ。りんごの美味しさがギュッと詰まった贅沢な一品です。
フライパンでタルトタタン風
りんごをバターと砂糖で炒め、りんごの上にホットケーキミックスを使った生地を流し入れて蒸し焼きにします。フライパンひとつで簡単に作れるのでぜひお試しください。
型なしタルトタタン風
りんごをタルト生地で包み込んで焼き上げたタルトタタン風です。型を使わないので手軽に作れますよ。りんごは皮付きのまま使うので見た目も華やかです。仕上げにカラメルソースをかけてお召し上がりください。
タルトタタン風フレンチトースト
フレンチトーストの上にバターと砂糖で炒めたりんごを綺麗に並べたアレンジレシピです。食パンに切り込みを入れると卵液が染み込みやすくなります。フレンチトーストの甘さとりんごの甘酸っぱさが絶妙な美味しさです。
タルトタタン風エンゼル紅茶ケーキ
一口大のりんごをたっぷり使い、エンゼル型で焼き上げた紅茶ケーキです。紅茶の優しい香りがするケーキはティータイムのお供にぴったり。お好みでシナモンをふるのもおすすめです。
タルトタタンはフランスで生まれた伝統的なお菓子
タルトタタンとは、バターと砂糖で炒めたりんごを型の中に敷き詰めてタルト生地をかぶせて焼き、焼き上がったらひっくり返してりんごの部分を上にして食べるフランスの伝統的なお菓子です。
アップルパイもりんごを使ったお菓子ですが、アップルパイは生地部分が上、タルトタタンは生地部分が下という違いがあります。りんごをたっぷり使ったタルトタタンはりんごの美味しさを堪能できるお菓子です。ぜひご家庭でも作ってみてはいかがでしょうか。