エルブ・ド・プロバンスとはどんなスパイス?味や使い方などを解説
作成日: 2023/07/25
皆さんはエルブ・ド・プロバンスというスパイスをご存じでしょうか?南フランスなどで主に使われているスパイスの名称ですが、はじめて聞いたという方やあまり馴染みがないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、エルブ・ド・プロバンスがどんなスパイスなのか、味や使い方などを解説していきます。
エルブ・ド・プロバンスとはどんなスパイス?
エルブ・ド・プロバンスとは、複数のハーブを混ぜて作られる香味料の一種です。南フランスのプロバンス地方でよく使用されています。特に魚や肉料理などに使用されており、独特の香味を料理に与えてくれます。
日本ではあまり馴染みがありませんが、本場フランスでは家庭料理からお店のフレンチまで幅広く利用されています。日本では輸入雑貨店や、スーパーのスパイスコーナーなどに売られています。
エルブ・ド・プロバンスの特徴
ここでは、エルブ・ド・プロバンスの特徴をご紹介します。
まず見た目については、さまざまなハーブがブレンドされているので、淡い茶色から濃い茶色など幅広い色合いが特徴です。使用されているハーブによって粒度も異なり、みじん切りにされているものやパウダー状のものなどがあります。
風味や香りについては、奥深いマイルドな香りが特徴で、爽やかで清涼感があり料理に奥行きを与えてくれます。
その他に、肉や魚、卵の臭みを消してくれる効果があったり、煮込み料理などに振りかけると野菜などの甘みを引き出し、一気に上品な味わいに仕上げることができます。
エルブ・ド・プロバンスで主に使用されるハーブ
エルブ・ド・プロバンスには、数種類のハーブがブレンドされています。特にすがすがしく力強い香りが特徴のローズマリーやほろ苦さのある爽やかな香りのオレガノ、爽やかな香りの中にほんのりとした甘みを感じるバジル、清涼感とほろ苦さが感じられるタイムが使用されていることが多いです。
エルブ・ド・プロバンスとしてハーブの内容や配合などにこれといった決まりはありませんが、ハーブを数種類混ぜることで香りがマイルドになり、初心者の方でも使いやすくなります。
エルブ・ド・プロバンスと相性のいい食材
エルブ・ド・プロバンスと相性のいい食材をご紹介します。
魚や魚介類
エルブ・ド・プロバンスの一番ポピュラーな使い方は、魚や魚介類と組み合わせる方法です。エルブ・ド・プロバンスに含まれるハーブの香りが魚特有の生臭さを抑えて、マイルドにしてくれます。本場では白身魚のソテーやエビのグリルなどによく使われています。
豚肉や鶏肉
エルブ・ド・プロバンスの香りは、豚肉や鶏肉などの肉類とも相性抜群です。特に下味や調理、仕上げの時など2回に分けて使うことで、より豊かな香りを楽しむことができますよ。主に、ローストポークやチキンソテーなどに使用されています。
根菜のソテーやグリル、煮込み料理
エルブ・ド・プロバンスは野菜の甘みを引き出すのに使用することもあります。切った野菜に塩とオリーブオイル、エルブ・ド・プロバンスを振りかけて焼くだけで、立派な一品が簡単にできあがります。
エルブ・ド・プロバンスを活用できそうなDELISH KITCHENのレシピ
エルブ・ド・プロバンスを活用できそうな、魚や鶏肉を使ったおすすめのレシピをご紹介します。
豚ロース肉のハーブパン粉焼き
厚切りの豚肉にハーブをブレンドした香り高いサクサクのパン粉が相性抜群のハーブパン粉焼きをご紹介します。香り良く、コクのある味わいがお酒にもぴったりですよ。乾燥バジルの代わりにエルブ・ド・プロバンスを使ってみてください。
タラのハーブパン粉焼き
タラをいつもとひと味違う味つけで食べたいときはハーブパン粉焼きがおすすめです。パン粉にハーブやにんにくを混ぜることで、タラ特有の香りがマイルドになり、ワンランク上の仕上がりになりますよ。
鶏むね肉のハーブマヨ焼き
あっさり淡白な鶏むね肉が、コクのある食べ応え抜群な一品に大変身する鶏むね肉のハーブマヨ焼きはいかがでしょうか?下味をつけた鶏むね肉をハーブマヨで炒めるだけと、パパッと簡単に一品が完成します。
エルブ・ド・プロバンスは臭み消しや素材の味を引き立てるハーブミックス
エルブ・ド・プロバンスは南フランスのプロバンス地方でよく使用されるハーブミックスの名称です。さまざまなハーブがブレンドされており、ほんのりとした甘みやほろ苦さの中に、すがすがしく力強い香りを感じることができます。
手に取る機会は少ないかもしれませんが、手に入ったら魚や肉のソテー、野菜のグリル、煮込み料理などにぜひ加えてみてください。ワンランクアップした料理を楽しむことができますよ。