カサゴの絶品料理はコレ!捌き方とレシピをご紹介♪
作成日: 2023/11/13
みなさんはカサゴを調理したことはありますか?スーパーや鮮魚店ではなかなかお目にかかれないため、調理法がわからない方も多いはず。また、見た目のインパクトが強いため、捌くのが難しいイメージもありますよね。
実はカサゴは旨みたっぷりの魚で、驚くほどおいしい料理が作れますよ。この記事では、カサゴとはどんな魚なのか、捌き方やおすすめレシピをご紹介します。
カサゴとは
「カサゴ」とは、スズキ目フサカサゴ科、またはメバル科に属する魚の総称で、その名前は頭部が大きな笠をかぶったように見えることからきています。
一言で「カサゴ」と言っても、一般的な「カサゴ」だけでなく「オニカサゴ」や「ウッカリカサゴ」など、たくさんの種類があります。また、地域によっては関西地方では「ガシラ」、山陰地方では「ボッカ・ボッコウ」、九州の一部では「アラカブ」など、呼び方もさまざまです。
カサゴの料理について
カサゴは岩礁域で獲れる高級魚で、身の締まりがよく脂がのっています。カサゴの旬は10月から6月にかけて。刺身、煮付け、唐揚げなど和食から洋風の料理まで幅広く楽しめる魚です。
カサゴの口が大きく、食べられる部分が少ないことから「磯のカサゴは口ばかり」ということわざがある一方で、縁起物としても珍重されています。江戸時代の武家では、カサゴが甲冑をきた武士に似ていることから「端午の節句の祝い魚」として食べられていました。
カサゴの身は弾力があり、焼いても硬くなりすぎないのが特徴です。煮付けやソテー、ムニエル、塩焼きなどさまざまな調理法で楽しめます。
カサゴの捌き方
カサゴは見た目がごつごつしているため、捌くのが難しいと思っている人も多いはず。ここからは、カサゴの捌き方をご紹介します。
ポイント
・棘があるので注意しましょう。
・エラはキッチンばさみでつけ根を切ると取りやすいです。
手順
①包丁の背でうろこを取ります。
②キッチンバサミを使ってえらを取りのぞきます。
③キッチンバサミを使い、背びれの先端を切ります。
④次に、キッチンバサミで腹に切り込みを入れ、はらわたを抜きます。
定番・カサゴの煮付け
カサゴは煮ると身が程よく締まり、骨から簡単に取り外せる身離れがいい魚です。また、頭や骨、皮から出汁が出て、さらに旨みが引き立ちます。
ここからは、定番の調理法であるカサゴの煮付けをご紹介します。
材料【2尾分】
・かさご :2尾
・しょうが :1かけ
・ごぼう :20cm
・小松菜 :1/4袋
・塩 :適量
☆の調味料
・酒 :大さじ4
・みりん :大さじ3
・砂糖 :大さじ1
・しょうゆ :大さじ4
・水 :150cc
手順
①かさごは包丁の背でうろこを取って、えらを取り、背びれの先端を切り、そこからはらわたを抜いてよく洗い、水気をよくふいて塩をふる。
②ごぼうは4等分にして水に5分程さらして耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをし、600Wのレンジで2分加熱する。
小松菜は食べやすい大きさに切り、ふんわりとラップをして600Wのレンジで2分加熱して水にさらして水気を絞る。
しょうがは半分をせん切りにしてさっと水につけて水気を切る。
③鍋に☆の調味料、ごぼう、残りのしょうがを入れて中火で熱し、煮立ったらかさごを加えてスプーンで魚に煮汁をかけ、色が変わってきたら落としぶたをして弱火で15分ほど煮る。
④器に3を盛って煮汁をかけ、小松菜、ごぼう、千切りのしょうがを添える。
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その他・カサゴを使ったDELISH KITCHENのレシピ
続いては、カサゴを使ったおすすめレシピをご紹介します。
かさごの唐揚げ
サクサクふんわり食感のかさごの唐揚げに、とろりとした甘酢あんをかけた一品です。脂がのったしっとりとした身は、唐揚げにすると旨みが引き立ちます。ごま油が効いた甘酸っぱいあんがクセになるおいしさで、ご飯が進みますよ。
カサゴのブイヤーベース
カサゴを1匹丸ごと使った豪快なブイヤベースです。あさりやイカといった魚介の旨みがスープに溶け出し、たまらないおいしさ。素材本来の旨みを際立たせるために、味付けは塩こしょうだけといたってシンプル。白ワインとよく合います。
カサゴのさっくり揚げ とろーりあんかけ
カラッと揚げたカサゴに野菜たっぷりのあんをかけた、ボリューム満点の一品です。カサゴの強い旨みと野菜の甘さが相性ぴったり。見た目が豪華で食卓が華やぎますよ。ご飯のおかずにはもちろん、お酒にもよく合います。
カサゴを捌いておいしく調理しよう
カサゴは岩礁域でとれる高級魚で、脂がのっているのが特徴です。調理法は刺身や煮付け、唐揚げのほか、ブイヤベースなどの洋風の料理にもよく合います。火を通しても身が硬くなりすぎないので、ソテーやムニエル、塩焼きにしてもおいしいですよ。
カサゴが手に入ったら今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ作ってみてください。