鶏肉を柔らかくする方法6選!柔らかジューシーに仕上げよう♪
作成日: 2024/06/25
鶏肉は部位によって、パサついてしまったり、食感がかたくなってしまう場合もありますよね。しかし、適切に下準備をすることで、鶏肉を驚くほど柔らかく仕上げることができるんです♪
ここでは、鶏肉を柔らかくする方法を6つご紹介します。なぜ柔らかくなるのか、その理由もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブライン液
ブライン液とは水、塩、砂糖で作る漬け込み液のことです。鶏肉だけでなく、どんなお肉もブライン液に漬け込むだけで柔らかくジューシーになります。
ブライン液は浸透圧を利用して鶏肉に水分を引き込む方法です。塩によって一度お肉内部の水分は引き出されるのですが、、塩水が再び浸透することで、お肉内部に十分な水分が保持されます。砂糖はさらに肉の水分保持能力を高めるため、パサつきを抑え、ジューシーな仕上がりになります。
ブライン液の作り方
水100ccに対して、砂糖5g、塩5gを入れます。
料理酒
お肉を柔らかくする方法の1つにpHを変化させるという方法があります。pHとは、酸性かアルカリ性か中性かを表すものです。pHが小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性になります。
お肉のpHは基本的に「pH5」で酸性寄りです。「pH5」の値は水分を逃しやすくなる性質があるので、pHをより酸性に傾けることで水分を保ち、お肉を柔らかくジューシーに仕上げることができます。
料理酒はお肉にかけたり、漬け込むことで、お肉をより酸性に近づけてくれます。
さらに、料理酒はお肉の臭みも和らぐこともできます。一般的な調味料でご家庭にあることも多く、手軽にお肉を柔らかくすることができるので、おすすめの方法です。
塩麹
麹菌が生成するプロテアーゼなどの酵素が肉のタンパク質を分解します。タンパク質は加熱すると固くなる性質を持っているため、タンパク質の分解はお肉を固くさせない有効な方法です。
塩麹は塩分も含んでいるため、味付けと保存性を上げる効果もあります。塩麹の旨味成分により鶏肉の旨みが増し、まろやかな塩味をプラスします。
すりおろし玉ねぎ
玉ねぎにもプロテアーゼという酵素が含まれており、これが肉のタンパク質を分解して柔らかくします。玉ねぎの自然な甘みと風味が鶏肉に移り、味わいも豊かになります。
味噌
味噌にはアミラーゼやプロテアーゼといった酵素が豊富に含まれており、これが鶏肉のタンパク質を分解して柔らかくします。さらに、味噌の塩分が鶏肉の保水性を高め、調理後もジューシーさを保ちます。味噌漬けにすることで、味噌の旨味が鶏肉に染み込み、風味豊かな仕上がりになります。
ヨーグルト
ヨーグルトには乳酸菌や、プロテアーゼなどの酵素が含まれており、これらが鶏肉のタンパク質を分解して柔らかくします。また、ヨーグルトの酸性成分がお肉をより酸性に近づけ、さらに保水効果を高めるため、調理後もジューシーに仕上がります。ヨーグルトの風味が鶏肉に移り、さっぱりとした味わいになります。料理としてはタンドリーチキンなどが例に挙げられます。
ブライン液を使ったレシピ
ここでは、ブライン液を使用したレシピをご紹介します。
ブライン液を使った唐揚げ
ジューシーな味わいと柔らかな食感が美味しい一品です。 ブライン液は濃度が変わると水分が抜けてしまう可能性がありますので、配合には気をつけてくださいね♪
やわらか鶏むねステーキ
鶏むね肉もブライン液につけることで、柔らかでしっとりした食感に♪ピリッとしたアクセントのあるさっぱりディアボラ風ソースが食欲をそそります。
鶏肉を柔らかくジューシーに仕上げよう!
鶏肉を柔らかくするためには、様々な調味料や食材を活用することがポイントです。ブライン液、料理酒、塩麹、すりおろし玉ねぎ、味噌、ヨーグルトに漬け込むといった方法は、それぞれ異なるメカニズムで鶏肉を柔らかくし、ジューシーに仕上げます。これらの方法を組み合わせることで、さらに効果を高めることもできます。ぜひご家庭で試してみてください♪