おやきとは?長野の郷土料理について詳しく解説します!
作成日: 2024/07/26
みなさんは「おやき」という料理をご存知でしょうか?
おやきは小麦粉やそば粉などを水で溶き作った生地に、野菜などで作ったあんを包んで蒸したり、焼いたりした料理です。長野県の郷土料理としても有名です。ここではそんなおやきについて、概要や、歴史、食文化などをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
おやきとは
おやきは、小麦粉やそば粉などを使った生地に、季節の野菜やあんこを包んで、焼いたり蒸したりした料理です。おやきは、長野県の郷土料理として広く知られております。
古くは、囲炉裏の灰の中で焼いた「灰焼きおやき」として食べられていましたが、里から町へと伝えれれていく中で、蒸したり、焼いたりといった調理法でも作られるようになりました。現在はオーブンやフライパンを使ったお手軽な調理法があります。
おやきの種類
おやきの作り方は地域や家庭によって異なり、焼き、蒸し、揚げなど多様な方法があります。ここでは、調理法ごとにおやきの種類をご紹介します。おやきの具材には決まりはありませんが、長野では野沢菜、あんこの他、なすなどの季節の野菜を使うことが多いです。
焼きおやき
焼きおやきは、フライパンやオーブンで鉄板などでおやきを焼く方法で、外はカリッと中はふんわりとした食感が特徴です。
蒸しおやき
蒸しおやきは、蒸し器で蒸す方法で、もちっとした食感が楽しめます。特に夏のなすのおやきは、味噌と相性が良く人気があります。
揚げおやき
揚げおやきは、油で揚げる方法で、サクサクとした食感が楽しめます。揚げ焼きと呼ばれることもあり、具材の旨味が閉じ込められます。
長野のおやき文化
長野県で日常的に食べられているおやきですが、ハレの日に食べられることもあります。
一部の地域ですが、特に夏にはおやきは欠かせない存在です。7月31日は「お籠もりおやきの日」といいます。この日は信州善光寺で夜を明かす習わしがあったのですが、その際に人々が御供として持参し、参拝者にふるまう習慣があります。
また、8月1日の「石の戸おやきの日」には、先祖の霊や精霊たちがおやきで石の戸を叩いて出てくるという言い伝えがあるため、一段と固く焼いたおやきを朝から仏壇に備え、盆の準備をします。その後のお盆の期間にも、それぞれの意味を持っておやきを仏壇に供えるのだそうです。
DELISH KITCHENのおやきのレシピ
ここでは、お家で作るおやきのレシピをいくつかご紹介します。
野沢菜としいたけのおやき
野沢菜のシャキシャキとした食感が美味しいおやきです。もちもちとした食感で食べ応えもありますよ。
なす味噌のおやき
なすと味噌の相性がよい一品です。手作りの生地も時短で作れるのも嬉しいポイントです。
ほうれん草のチーズおやき
シンプルな素材・味付けですが、チーズの塩味ととろっとした食感が美味しいおやきです。焼き面がカリカリ、生地はもっちりとしていて美味しく召し上がっていただけます。
豚ニラおやき
豚ひき肉とニラを使った満足感たっぷりのおやきのレシピです。醤油やオイスターソースのしっかりとした味わいを感じられます。
おやきは魅力たっぷりの長野の郷土料理
おやきは、小麦粉やそば粉で作った生地にあんを包み、焼いたり蒸したりして作る長野の郷土料理です。具材に決まりがなく、調理法も様々なため色々なバリエーションを楽しめますよ。お家でも作れますが、長野に行った際は、ぜひその伝統的な味わいを楽しんでみてください♪