オクラが黒いけど食べられる?原因や対策について解説します
作成日: 2024/08/23
オクラが黒くなってしまうと、食べても大丈夫なのか心配になることがありますよね。黒いオクラを見て、「これは食べられるのか?」と疑問に思う方は多いでしょう。本記事では、オクラが黒くなる原因や、黒くなったオクラが食べられるかどうか、そして黒くならないようにする保存方法について詳しく解説します。これを読めば、オクラの黒ずみについての不安が解消され、美味しく安全にオクラを食べることができるようになります。
オクラが黒くなる原因とは?
オクラが黒くなる主な原因は、低温障害と酸化です。これから詳しく説明します。
原因① 低温障害
オクラは暖かい場所で育つ野菜なので、寒さに弱いです。低温にさらされると、オクラは黒く変色します。この低温障害は、スーパーでの保存中や家庭での冷蔵保存中にも発生します。特に流通過程で低温下にさらされたオクラは、店頭に並ぶ時点で既に黒ずんでいることがあります。
ちなみにオクラの保存に適した温度は10℃前後です。5℃以下で保存すると低温障害を起こしやすくなります。
原因② 酸化
栽培中や収穫中にオクラの表面に傷ができることがあります。この傷口が空気に触れることで酸化が進み、黒く変色してしまうことがあります。
黒くなったオクラは食べられるのか?
黒くなったオクラでも、部分的な変色であれば食べることができます。低温障害や酸化による変色は味などの品質に影響はありますが、食べても問題はありません。ただし、中身まで黒くなっている場合や、表面にぬめりがあり、異臭を放っている、といった場合は、腐敗してしまっている可能性があるため、食べない方が良いでしょう。料理に使用する際は、黒ずんだ部分を切り取って使うと良いです。
黒くならないようにする保存方法
低温障害や酸化を防ぎ、黒くならないようにする保存方法をご紹介します。
オクラは冷蔵、冷凍の両方で保存が可能です。ポイントを押さえて正しく保存しましょう。
冷蔵保存
キッチンペーパーでオクラ全体を包み、保存袋に入れます。保存袋がない場合はポリ袋でも代用可能です。そして冷蔵庫内ではなく野菜室に保存しましょう。保存期間は3~4日です。
詳しくは動画でご確認ください。
冷凍保存
すぐに使い切れない場合は冷凍保存を活用して日持ちさせましょう。生の状態と小口切りにした状態の2パターンをご紹介します。
生のまま保存する場合
①へたを少し切り落とし、塩を適量ふって、まな板にこすりつけるように転がします。
これを「板ずり」といい、オクラの表面がなめらかになり、食べやすくなります。板ずりについては、こちらの記事で解説していますので、ご興味があればこちらも読んでみてください。
②水で洗って水気をふきとります。
③最後に冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて薄く平らにし、冷凍室で保存してください。
保存期間は3〜4週間です。
小口切りにして保存する場合
①同じように板ずりを行います。
②鍋に湯をわかし、オクラを入れて1分ほど色よくゆでて冷水にさらして水気をふきとります。硬めに茹でましょう。
③小口切りにし、小分けにしてラップで包みます。
④冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて薄く平らにし、冷凍室で保存しましょう。
保存期間は3週間程度です。
詳しくは動画でご確認ください。
オクラは状態次第で黒くなっても食べられる!
オクラが黒くなっても、その原因が低温障害や酸化であれば食べても問題ありません。しかし、中身まで黒くなっている場合は傷んでいる可能性が高いため注意が必要です。オクラの保存方法に気をつけることで、黒ずみを防ぎ、長期間美味しく楽しむことができます。