
ネパール料理7選!食文化やインド料理との違い、レシピもご紹介
作成日: 2024/11/01
更新日: 2024/12/17
ネパールといえば、どのようなイメージを持っていますか?あのエベレストを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、今回は食文化について見ていきましょう。この記事では、ネパールの食文化や、おすすめの料理をご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ネパールの食文化の特徴とは?
まずはネパールの食文化の特徴を5つご紹介します。
一日二食だけ食べるの?
ネパールでは、一日二食が基本的な食事スタイルです。家庭によって異なるものの、朝食は9〜10時頃、夕食は19時〜21時頃に取ります。一般的には昼食はありませんが、15時頃には「カジャ」と呼ばれる軽食を食べます。
主食は米って本当?
ネパールの主食は米や麺であり、特に粘りが少なく粒が長いインディカ米がよく使われます。そのため、米を用いた料理が豊富で「ダルバート」や「ブテコバット」などがあります。
また、レンズ豆やトウモロコシなどが豊富に使われるほか、小麦粉で作られた「ロティ」と呼ばれるパンケーキも食べられます。
他の国からはどんな影響があるの?
ネパールの国土はインドとチベットに接することから、両者の食文化の影響を色濃く受けています。ターメリックやガラムマサラ、四川唐辛子をはじめとする豊富なスパイスを使った料理や、チベット発祥の餃子のような料理である「モモ」などがあります。
どんな食材を使うの?
ネパールではタマネギやニンニクなどの野菜のほか、水牛や羊肉、鶏肉などが食べられます。宗教上の理由から牛肉は食べず、豚肉もあまり食べられない傾向があります。
国土が海に面していないことから海水魚は一般的ではなく、コイなどの淡水魚が揚げ物などにして食べられます。
料理の食べ方は?
伝統的なネパール料理の食べ方は、フォークやナイフなどは使用せず手を使います。
ネパール料理とインド料理の違いは?
ネパール料理はインド料理の影響を受けていますが、両者にはいくつかの違いがあります。
料理に使われる食材
一般的にネパール料理ではインド料理のように、砂糖やクリームはほとんど使われない傾向があります。
また、ネパール料理も豊富に香辛料が使われますが、インド料理ほど強くないといわれています。
主食
インド料理ではナンやチャパティなどの平たいパンが主流ですが、ネパール料理では米が主食です。
おすすめのネパール料理7選
ここでは代表的なネパール料理を7つご紹介します。
ダルバート
ダルバートは、ネパールの国民食といっても過言ではない代表的な料理です。「ダル」は豆のスープ、「バート」は米を意味し、これらに野菜の漬物と鶏肉や羊肉を煮込んだものを添えて食べます。
モモ
チベットから伝わった料理で、ネパールでよく親しまれている軽食です。日本の餃子に似ており、蒸したり揚げたりします。
皮は小麦粉と水で作られており、具材には水牛や羊肉、鶏肉などと野菜やチーズなどが使われ、トマトをベースとしたソースと一緒に食べられます。
【モモについてもっと詳しく知りたい方はこちら!】
バラ(ウォー)
レンズ豆で作られたパンケーキのような料理で、日本のお好み焼きにも似ています。サクサクとした食感が特徴で、肉や卵をのせて食べることもあります。
バフチリ
下味が付いた水牛の干し肉を使った料理で、トマトやニンニク、タマネギなどと炒めてチリソースで味付けをした一品です。お酒との相性が良く、甘みのないエビチリのような味わいが特徴です。
セルロティ
セルロティはネパールの伝統的なドーナツ状のパンです。米粉を主原料とし、ヨーグルトや野菜とあわせて食べられることもあります。特にティハールなどの祭りの時期によく作られます。
サモサ
サモサは、ネパールで広く親しまれる香ばしいスナックです。マッシュしたジャガイモにタマネギを混ぜ、生地で三角形に包んで揚げた料理で、サクサクとした食感が特徴です。ネパールでは屋台からレストランまで幅広く楽しめる一品で、甘辛いディップやカレーを添えて食べることが一般的です。
トゥクパ
トゥクパは、ネパールで愛されるスープ麺料理です。香辛料が効いたチキンや水牛をベースにしたスープは、野菜や麺との相性が抜群で、体を芯から温めてくれます。スパイスの香りとたっぷりの具材で満足感が得られる、冬にぴったりの一品です。
作ってみよう!ネパール料理のレシピ
自宅でネパール風の料理を試してみたい方に向けて、サモサのレシピをご紹介します。ぜひ試してみてください♪
材料 【3〜4人分】
春巻きの皮・・・・・・・6枚
合いびき肉・・・・・・・150g
玉ねぎ・・・・・・・・・1/4個
にんにく・・・・・・・・1/2かけ
水煮大豆・・・・・・・・100g
サラダ油(炒め用)・・・・・大さじ1
国産レモン(くし切り)・・・適量
ケチャップ・・・・・・・・適量
マヨネーズ(お好み)・・・・適量
☆調味料
酒・・・・・・・・・・・・大さじ1
カレー粉・・・・・・・・・大さじ1
クミンパウダー・・・・・・少々
塩・・・・・・・・・・・・小さじ1/3
黒こしょう・・・・・・・・適量
★水溶き薄力粉
水・・・・・・・・・・・・大さじ1
薄力粉・・・・・・・・・・大さじ1
揚げ油
サラダ油・・・・・・・・・適量
手順
①玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
②大豆はビニール袋に入れて、手で粗くつぶす。
③フライパンにサラダ油(炒め用)、にんにくを入れ中火で熱し、香りが立ったら合びき肉を加えて、肉の色が変わるまで炒め、玉ねぎを加えて透き通るまで炒める。☆、大豆を加えて1分程炒め、バットに入れて粗熱をとる。
④春巻きの皮は、3等分に切り、三角に折って③を詰めて折りたたみ、水溶き薄力粉をとじ目にぬり口を閉じる。
⑤フライパンにサラダ油を1cm程入れて180℃に熱し、中火で熱し、両面きつね色になるまで揚げ焼きにする。
⑥お好みで、レモン、ケチャップ、マヨネーズを添える。
サモサのレシピを動画で確認したい方はこちら!
発見!ネパール料理の魅力
この記事ではネパールの食文化の特徴やおすすめの料理、自宅でも作れるレシピをご紹介しました。インドやチベットからの影響を受けつつも、独自の発展を遂げたネパール料理。日本では馴染みのない水牛を使った料理のほか、お好み焼きや餃子に似たどこか親しみのある料理など豊富です。機会があればぜひ挑戦してみてください!
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