ネパール料理5選!食文化やインド料理との違いも解説します
作成日: 2024/11/01
ネパールといえば、どのようなイメージを持っていますか?あのエベレストを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、今回は食文化について見ていきましょう。この記事では、ネパールの食文化や、おすすめの料理をご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ネパールの食文化の特徴
まずはネパールの食文化の特徴を5つご紹介します。
二食制が基本
ネパールでは、一日二食が基本的な食事スタイルです。家庭によって異なるものの、朝食は9〜10時頃、夕食は19時〜21時頃に摂ります。一般的には昼食はありませんが、15時頃には「カジャ」と呼ばれる軽食を食べます。
主食は米
ネパールの主食は米や麺であり、特に粘りが少なく粒が長いインディカ米がよく使われます。そのため、米を用いた料理が豊富で「ダルバート」や「ブテコバット」などがあります。
また、レンズ豆やトウモロコシなどが豊富に使われるほか、小麦粉で作られた「ロティ」と呼ばれるパンケーキも食べられます。
地理的な影響
ネパールの国土はインドとチベットに接することから、両者の食文化の影響を色濃く受けています。ターメリックやガラムマサラ、四川唐辛子をはじめとする豊富なスパイスを使った料理や、チベット発祥の餃子のような料理である「モモ」などがあります。
食材の傾向
ネパールではタマネギやニンニクなどの野菜のほか、水牛や羊肉、鶏肉などが食べられます。宗教上の理由から牛肉は食べず、豚肉もあまり食べられない傾向があります。
国土が海に面していないことから海水魚は一般的ではなく、コイなどの淡水魚が揚げ物などにして食べられます。
料理の食べ方
伝統的なネパール料理の食べ方は、フォークやナイフなどは使用せず手を使います。
ネパール料理とインド料理の違い
ネパール料理はインド料理の影響を受けていますが、両者にはいくつかの違いがあります。
料理に使われる食材
一般的にネパール料理ではインド料理のように、砂糖やクリームはほとんど使われない傾向があります。
また、ネパール料理も豊富に香辛料が使われますが、インド料理ほど強くないといわれています。
主食
インド料理ではナンやチャパティなどの平たいパンが主流ですが、ネパール料理では米が主食です。
おすすめのネパール料理5選ここでは代表的なネパール料理を5つご紹介します。
ダルバート
ダルバートは、ネパールの国民食といっても過言ではない代表的な料理です。「ダル」は豆のスープ、「バート」は米を意味し、これらに野菜の漬物と鶏肉や羊肉を煮込んだものを添えて食べます。
モモ
チベットから伝わった料理で、ネパールでよく親しまれている軽食です。日本の餃子に似ており、蒸したり揚げたりします。
皮は小麦粉と水で作られており、具材には水牛や羊肉、鶏肉などと野菜やチーズなどが使われ、トマトをベースとしたソースと一緒に食べられます。
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バラ(ウォー)
レンズ豆で作られたパンケーキのような料理で、日本のお好み焼きにも似ています。サクサクとした食感が特徴で、肉や卵をのせて食べることもあります。
バフチリ
下味が付いた水牛の干し肉を使った料理で、トマトやニンニク、タマネギなどと炒めてチリソースで味付けをした一品です。お酒との相性が良く、甘みのないエビチリのような味わいが特徴です。
セルロティ
セルロティはネパールの伝統的なドーナツ状のパンです。米粉を主原料とし、ヨーグルトや野菜とあわせて食べられることもあります。特にティハールなどの祭りの時期によく作られます。
発見!ネパール料理の魅力
この記事ではネパールの食文化の特徴や、おすすめの料理をご紹介しました。インドやチベットからの影響を受けつつも、独自の発展を遂げたネパール料理。日本では馴染みのない水牛を使った料理のほか、お好み焼きや餃子に似たどこか親しみのある料理など豊富です。機会があればぜひ挑戦してみてください!
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