必食のフィリピン料理7選!5つの特徴も解説します
作成日: 2024/10/18
フィリピン料理は、スペインやアメリカ、中国など、様々な国からの影響を受けた独自の食文化を持つ料理です。では一体フィリピン料理には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。この記事では、フィリピン料理の特徴をはじめ、おすすめの料理やデザート、飲み物をご紹介します。
※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
フィリピン料理の特徴
まずはフィリピン料理の特徴を5つ解説します。
多文化による影響
フィリピン料理は歴史的な影響を色濃く受けており、スペインや中国、アメリカそして先住民族の食文化が融合して作り上げられてきました。
米を主食とする食文化
フィリピンではお米が主食でインディカ米が使われています。この記事で紹介するシニガンのようなお米と合わせて食べる料理が豊富です。
味わいや料理の傾向
フィリピン料理の特徴は甘い味付けのものが多い点です。例えば後にご紹介するココナッツソースを使ったカレカレのような料理があります。また、気候が暑い特性上、食材の保存期間を伸ばすために、揚げ物や炒め物も作られます。
調味料
フィリピン料理の調味料は塩や砂糖の他に、トヨ(醤油)やパティス(魚醤)、スーカ(酢)、バゴーン(発酵調味料)などが使われます。
中でも、バゴーンは魚や小エビを塩漬けにして発酵させたペースト状の調味料であり、カレカレなどの料理のアクセントとして使われています。
シェア文化と食事のスタイル
フィリピンの食文化では、大皿で料理をシェアするスタイルがあります。日本でいう焼きそばのような料理のパンシットは特別な日に大きな皿に盛り付けされて出されます。
フィリピン料理の紹介
ここではフィリピンの料理をはじめ、デザートとドリンクについても一挙にご紹介します。
アドボ
アドボは、酢や醤油、ニンニク、コショウなどで煮込んだフィリピンの定番料理。鶏肉や豚肉などを使ったバージョンがあり、酸味が効いた味わいで柔らかいお肉が特徴です。
シニガン
タマリンドというフルーツによる酸味が特徴のスープで、野菜やエビ、魚、肉などの具材が入っています。日本の味噌汁のようなフィリピンの伝統的な一品で、そのまま飲んだり、ご飯にかけたりします。
レチョン
レチョンは、子豚を炭火で丸ごとじっくり焼き上げる料理です。焼く前には、内臓を取り出してニンニクやレモングラス、タマネギなどを詰めて、表面に醤油を塗ります。行事の際に食べられる料理で、パリッとした表面の皮やジューシーな肉が特徴です。
カレカレ
ピーナッツソースをベースにした煮込み料理でインゲンやチンゲンサイなどの野菜と、牛肉が主に使われます。辛みが少なく、まろやかな味わいが特徴です。
パンシット
パンシットは、麺を使った日本の焼きそばのような炒め物料理です。種類が豊富にあり、麺の太さや味付けなどは料理によって異なりますが、具材にはエビや野菜、肉などが、調味料にはパティスや酸味が特徴のフルーツであるカラマンシーなどが使われます。特別な日に大皿に盛って食べられます。
キニラウ
タンギンギ(さわら)をはじめ、サバやマグロなどの刺身をタマネギやショウガと一緒に酢やカマランシーの果汁に漬け込んだ料理です。
ルンピア
主に豚肉や野菜を、米粉を使った皮で巻いた春巻きです。チリソースやお酢をつけて食べます。屋台やフードコートなどで買える、手軽な料理として親しまれています。
ハロハロ
「混ぜこぜ」を意味するハロハロは、フィリピンを代表するデザートです。ナタデココやゼリー、練乳、かき氷、アイスクリーム、フルーツなどの具材がたっぷり入っており、カラフルな見た目が目を引きます。
フルーツ
熱帯性気候に属するフィリピンはトロピカルフルーツが豊富です。中でも最も人気なフルーツはマンゴーです。その他にも日本ではあまり馴染みがない、甘みと酸味のバランスが良いマンゴスチンやライチと似た食感を持つランソネス、切った断面が星のような形をしているスターアップルなどが食べられます。
バラココーヒー
バラココーヒーはフィリピン産のコーヒー豆「バラコ」を使っており、強い香りと濃厚な味わいが特徴です。
アルコール飲料
フィリピンでは独自のアルコール飲料の種類も豊富で、代表的なものには、サトウキビを原料にしたバシや、お米を酵母と発酵させたタプイなどがあります。
バラエティ豊かなフィリピン料理を楽しんで!
この記事では、フィリピン料理の特徴や、おすすめのフィリピン料理をご紹介しました。フィリピン料理は様々な国の食文化に影響されながら独自に発展してきました。日本ではあまり親しみのない調味料や果汁を使った料理が豊富なので、機会があればぜひトライしてみてください!
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