昆布の栄養素とは?その働きやレシピもご紹介します
作成日: 2024/12/10
昆布は和食に欠かせない食材で、出汁を取るために使われるほか、煮物や和え物などでも親しまれています。この記事では、昆布に含まれる栄養素とその働き、DELISH KITCHENの厳選レシピをご紹介します。
昆布の主な栄養素
まずは昆布に含まれている栄養素を確認しましょう。刻み昆布と削り昆布(とろろ昆布)、塩昆布の栄養素について表にまとめたのでご参考ください。
昆布に含まれる栄養素の働き
ここでは昆布に含まれる主な栄養素の働きをご紹介します。
食物繊維
食物繊維とは、食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない栄養素です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、「第6の栄養素」といわれています。
カリウム
人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。
体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
カルシウム
カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルです。各種ミネラルの中で最も多く存在し、骨や歯を形成します。体重の1~2%を占め、その99%は骨及び歯に存在し、残りの約1%は血液や組織液、細胞に含まれています。
鉄
鉄は人体に必要なミネラルの一種で、赤血球のヘモグロビンに多く存在し、不足すると貧血を起こします。成人の体内に約3~5g存在し、そのうち70%は赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンに存在します。残りの30%は肝臓や骨髄、筋肉等に貯蔵鉄として蓄えられます。
ナトリウム
ナトリウムは人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをする。
ナトリウムは細胞外液の浸透圧を調節して、細胞外液量を保つなどの役割を持っており、摂りすぎるとむくみや口の渇きなどが起こる。
ヨウ素
ヨウ素は、甲状腺ホルモンをつくるために必須の栄養素です。乳児の成長や妊娠期・授乳期には甲状腺ホルモンが必要なので、ヨウ素も必要になります。
昆布を使ったおすすめのレシピ
DELISH KITCHENの昆布を使った風味豊かなレシピをご紹介します。ぜひお試しください。
やみつきになる味♪きゅうりとツナの塩昆布和え
少ない調味料で簡単に作れる副菜レシピです。塩昆布とごま油の風味が相性ぴったりで、きゅうりともやしの食感も楽しめる一品です。
うまみたっぷり♪Wこんぶの梅おにぎり
昆布を2種類使うことでうまみをアップさせたおにぎりです。梅干しでさらにさわやかさもプラスしています。
優しい味わい♪大根と昆布の煮物
大根と昆布を使った煮物のご紹介です。昆布から出たうまみが大根に染み込んでおいしく仕上がります。
料理に深みを添える昆布
昆布は出汁や煮物、和え物などとして使われ、和食で重宝する食材です。栄養素には食物繊維やカリウム、カルシウム、鉄、ナトリウム、ヨウ素などが含まれています。
この記事でご紹介したDELISH KITCHENのレシピを参考に、お気に入りの新たな昆布料理をぜひ見つけてみてください。
【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参照】
厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
厚生労働省 e-ヘルスネット「カルシウム」
厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維」
厚生労働省 e-ヘルスネット「鉄」
厚生労働省 e-ヘルスネット「ナトリウム」
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』
食品安全委員会「鉄」
日本人の食事摂取基準(2020年版)
日本人の食事摂取基準策定検討会報告書(2024/11/30)