アワビの栄養素とは?その働きやレシピもご紹介します
作成日: 2024/12/10
高級食材として知られる「アワビ」。コリコリとした食感が特徴で刺身や酒蒸しとして食べられますが、どのような栄養素を含むかご存知でしょうか。
この記事ではアワビに含まれる栄養素とその働き、さらにDELISH KITCHENの厳選レシピをご紹介します。アワビのさばき方に関するページのリンクも載せているので併せてご参考にしてください!
アワビの主な栄養素
まずはアワビに含まれる栄養素を確認していきましょう。ここでは可食部100g当たりのアワビ 黒アワビ(生)に含まれる栄養素をご紹介します。
たんぱく質:14.3g
脂質:0.8g
β-カロテン:17μg
ビタミンB1:0.15mg
ビタミンB2:0.09mg
ナトリウム:430mg
マグネシウム:69mg
カルシウム:25mg
カリウム:160mg
鉄:2.2mg
※βカロテンの数値は、β-カロテン当量を記載しています
アワビに含まれる栄養素の働き
ここではアワビに含まれる主な栄養素の働きをご紹介します。
たんぱく質
たんぱく質は、アミノ酸の重合体であり、筋肉、臓器、皮膚、毛髪等の体構成成分やホルモン、酵素、抗体等の体調節機能成分、他にも豆、卵、肉、魚等の食品成分として存在する重要な栄養素です。
動物だけではなく植物の細胞を構成する主要成分で、生命の維持に欠かせません。人体においては、水分を除いた重量の半分以上をたんぱく質が占めています。
β-カロテン
β-カロテンは、強い抗酸化作用があることで知られています。カロテンは脂溶性であることから、油類といっしょに摂取した方が吸収されやすいため、調理方法を工夫することをおすすめします。
ナトリウム
ナトリウムは人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをします。細胞外液の浸透圧を調節して、細胞外液量を保つなどの役割を持っており、摂りすぎるとむくみや口の渇きなどが起こります。
マグネシウム
骨の形成や筋肉の収縮や神経情報の伝達などにも必要なミネラルの一種です。
カルシウム
カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルです。各種ミネラルの中で最も多く存在し、骨や歯を形成します。体重の1~2%を占め、その99%は骨及び歯に存在し、残りの約1%は血液や組織液、細胞に含まれています。
カリウム
人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
鉄
鉄は人体に必要なミネラルの一種で、赤血球のヘモグロビンに多く存在し、不足すると貧血を起こします。
成人の体内に約3~5g存在し、そのうち70%は赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンに存在します。残りの30%は肝臓や骨髄、筋肉等に貯蔵鉄として蓄えられます。
アワビを使ったおすすめのレシピ
DELISH KITCHENのアワビの厳選レシピをご紹介します。ぜひお試しください!
贅沢な一品!あわびの白ワインバターソテー
白ワインの上品な香りがアワビの旨味を引き立ててくれます。アワビの素材本来の美味しさを活かしたシンプルな味付けは、お酒のお供におすすめです。
フライパンで簡単!アワビの酒蒸し
アワビの素材そのものの味を活かした酒蒸しレシピです。蒸し焼きにすることで身は柔らかく、臭みを感じにくい仕上がりになります。
肝しょうゆでいただく♪あわびの刺身
おもてなしにもおすすめのアワビの刺身です。さざ波のように断面に凹凸を入れる切り方をすることで、肝しょうゆがアワビにしっかりと絡まって美味しく食べられます。
アワビのさばき方はこちら!
アワビを堪能してみて!
アワビの栄養素には、たんぱく質やβ-カロテン、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、鉄などが含まれています。
刺身をはじめ、バターソテーや酒蒸しとして食べるとお酒にも合う一品になるので、この記事でご紹介したDELISH KITCHENのレシピを参考に、ぜひアワビを堪能してみてください!
【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参照】
厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
厚生労働省 e-ヘルスネット「カルシウム」
厚生労働省 e-ヘルスネット「たんぱく質」
厚生労働省 e-ヘルスネット「カロテノイド」
厚生労働省 e-ヘルスネット「鉄」
厚生労働省 e-ヘルスネット「緑黄色野菜」
厚生労働省 e-ヘルスネット「ナトリウム」
厚生労働省 e-ヘルスネット「マグネシウム」
食品安全委員会「鉄」
日本人の食事摂取基準(2020年版)
「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書