
冷や汁とは?特徴や簡単に作れるレシピをご紹介
作成日: 2001/01/01
更新日: 2025/05/07
冷や汁は、香ばしい焼き味噌と冷たいだしが絶妙に調和し、食欲が落ちがちな暑い日でもさらっと食べられるのが魅力的です。
この記事では、冷や汁の特徴や歴史、初めての方でも簡単に作れるレシピをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
冷や汁とは?
冷や汁は、焼いた味噌を冷たいだしで溶き、豆腐やきゅうり、薬味などを加えてごはんにかけて食べられています。
冷や汁の歴史と由来
冷や汁の起源は、平安時代に中国から伝わった「水飯(すいはん)」とされています。その後、江戸時代には武士たちの夏の食事として広まり、特に宮崎県では農作業の合間に食べるスタミナ食として定着しました。そして、材料が手に入りやすく、短時間で作れることから、家庭料理としても親しまれるようになったといわれています。
冷や汁の特徴
冷や汁の特徴として以下の4つがあげられます。
香ばしい焼き味噌
味噌を焼くことで香りとコクが増し、食欲をそそります。
冷たいだし
冷やしただしを使うことで、暑い日でもさっぱりと食べられます。
豊富な薬味
きゅうり、大葉、みょうがなどの薬味が、味にアクセントを加えます。
ごはんにかけるスタイル
汁をたっぷりとかけて、さらさらと食べるのが一般的です。
これらの要素が組み合わさり、冷や汁はシンプルながらも奥深い味わいを楽しめる料理となっています。
冷や汁の基本の作り方をご紹介!
ここでは冷や汁の作り方をご紹介します。
材料【4人前】
あじの干物・・・・1尾
きゅうり・・・・・1本
みょうが・・・・・2個
白すりごま・・・・大さじ3
みそ・・・・・・・40g
冷水・・・・・・・400cc
ごはん・・・・・・お茶碗4杯(600g)
☆仕上げ用
大葉・・・・・・・5枚
白いりごま・・・・少々
手順
①フライパンを中火で熱し、あじの干物を皮を下にして5〜6分焼き、裏返して3分程焼いて火を通す。冷めたら骨を取り除いて粗くほぐす。
②きゅうりは両端を切り落とし、輪切りにする。みょうがは根元を切り落とし、輪切りにする。大葉は軸を切り落とし、千切りにする。
③すり鉢にあじ、白すりごまを入れてすりつぶす。
④ボウルに3、みそを入れ、冷水を少しずつ加えて混ぜ合わせる。
⑤きゅうり、みょうがを4に加えて混ぜ、ごはんにかける。大葉をのせ、白いりごまをちらす。
詳しい手順はこちらの動画をご覧ください!
デリッシュキッチンの冷や汁アレンジレシピ
冷や汁はアレンジも自由自在です。例えばサバやツナ缶に代用したり、そうめんやうどんに変えたりと様々なバリエーションを楽しめます。
今回は自宅にあるもので簡単にアレンジできるレシピをご紹介します!
きゅうりとツナの冷や汁
暑い日の食卓にぴったりの冷や汁を、缶詰やすりごまを使って簡単に作れるようデリッシュ風にアレンジしました!
サバ缶冷や汁
魚を焼いて作る冷汁は面倒...だけどサバ缶だったらすぐ簡単に誰でも美味しく作れます!薬味をたっぷり入れるのがおすすめです♪
冷や汁風そうめん
宮崎県の郷土料理「冷汁」をデリッシュ流に簡単にアレンジ!食欲がない時にも食べられるさっぱりそうめんに仕上げました!ぜひお試しください♪
韓国風冷や汁
さっぱりとした味わいの韓国の冷や汁”ネング”をご紹介します。そうめんを加えてアレンジするのもおすすめ!食欲が出ない暑い日にぜひ試してみてください♪
冷や汁の魅力を味わおう!
冷や汁は、宮崎県だけでなく、全国各地で独自のアレンジが加えられ、地域ごとのバリエーションも生まれています。そして、香ばしい味噌の香りと冷たいだしの組み合わせは、夏にぴったりの一品です。アレンジ次第で様々な味が楽しめる冷や汁をぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。