
ナパージュって?基本の作り方や代用法をご紹介!
作成日: 2001/01/01
更新日: 2025/05/07
ナパージュは、ケーキやタルトの表面に艶を与え、見た目を美しく保つためのゼリー状のコーティングです。自宅でも簡単に作ることができ、代用品を使って手軽に楽しむことも可能です。この記事では、ナパージュの基本的な情報から作り方、代用方法、使用のコツまで、わかりやすくご紹介します。
ナパージュとは
ナパージュは、フランス語で「塗るもの」を意味し、ケーキやフルーツの表面に塗ることで、艶を出し、乾燥や変色を防ぐ役割を果たします。主にペクチンやゼラチン、砂糖、水などで作られ、透明なものからフルーツ風味のものまで種類が豊富です。
ナパージュの主な役割
艶出し効果
ナパージュを塗ることで、ケーキやフルーツに美しい光沢が生まれ、見た目が華やかになります。
乾燥防止
お菓子の表面やフルーツのカット面をコーティングすることで、水分の蒸発を防ぎ、乾燥を防止します。
変色防止
バナナやリンゴなど、空気に触れると変色しやすいフルーツの表面を保護し、鮮やかな色合いを保ちます。
トッピングの固定
フルーツやナッツなどのトッピングをしっかりと固定し、ケーキの持ち運び時の崩れを防ぎます。
ナパージュの種類と使い分け
加熱タイプ
ゼラチンやペクチンを含み、加熱して使用するタイプ。
透明で無味のものが多く、フルーツタルトやケーキの艶出しに適しています。
非加熱タイプ
そのまま使用できるジェル状のナパージュ。
ムースやレアチーズケーキなど、熱に弱いお菓子に最適です。
味付きタイプ
アプリコットやベリーなどの風味が付いたナパージュ。
焼き菓子やパウンドケーキの仕上げにおすすめです。
ナパージュとグラサージュの違いは?
タルトやケーキの表面をコーティングしている点においてはグラサージュと非常に似ていますが、コーティングの方法に明確な違いがあります。
ナパージュは刷毛(はけ)を使って少しずつ伸ばすようにして塗っていきますが、グラサージュはケーキなどの上からかけてコーティングします。
また、ナパージュはタルトや焼き菓子、フルーツなどの表面に艶を出すために使用されることが多いですが、グラサージュはより厚みと光沢があり、スイーツ全体を覆うことが多いです。
尚、グラサージュについては以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
ナパージュの基本の作り方
材料【約70ml程度】
粉ゼラチン・・・・5g
水・・・・・・・・60cc
砂糖・・・・・・・20g
手順
①耐熱容器に粉ゼラチン、水を入れてふやかす。
②ふんわりとラップをし600Wのレンジで30秒加熱して溶かし混ぜる。砂糖を加えて溶けきるまでしっかりと混ぜる(ナパージュ)。
③ハケでナパージュをぬる。
詳しい手順はこちらの動画をご覧ください!
ナパージュの代用方法
ナパージュが手元にない場合は、以下の食材で代用できます。
1.ジャム
アプリコットやマーマレードなどのジャムを水で薄めて加熱し、裏ごしして使用します。
2. はちみつ
はちみつを少量の水で薄めて加熱し、刷毛で塗ります。
3.水飴
水飴を水で薄めて加熱し、艶出しに使用します。
4.寒天やアガー
寒天やアガーを使用して、ゼラチンの代わりにナパージュを作ることができます。
ナパージュを使ったデリッシュキッチンのレシピをご紹介
フルーツタルト
色とりどりのフルーツをたっぷりのせた豪華なケーキです♪
一から手作りのタルトに、上品な味わいのアーモンドクリーム、濃厚なカスタードクリームがたまらない!
オレンジタルト
クリームにもオレンジ果汁を使用しておいしさを堪能!おもてなしや誕生日などの特別な日にぴったりです。
丸ごと桃のチーズケーキ
桃の種をくり抜いて、さわやかな風味のチーズクリームを詰めます♪桃は皮を湯むきしてレモン汁をぬることで、色が変わらずきれいな仕上がりに!
ナパージュでお菓子作りをもっと楽しく!
ナパージュは、お菓子の見た目を美しく保ち、風味や食感を向上させる大切な要素です。
自宅でも簡単に作ることができ、代用品を使って手軽に楽しむことも可能。ぜひ、ナパージュを活用して、お菓子作りの幅を広げてみてください。