DELISH KITCHEN

大根おろしが辛い理由は?辛くならないおろし方も紹介

作成日: 2020/08/11

焼き魚やみぞれ煮などに欠かせない大根おろしですが、辛くて食べられないという経験をしたことがありませんか。せっかくすりおろしたのに、食ベられなかったことがある人もいるのではないでしょうか。
こちらの記事では、大根おろしが辛くなる原因や辛くならないためのおろし方、辛くなったときの対処法などについて解説します。

目次

  1. 大根おろしが辛くなるのはなぜ?
  2. 大根おろしが辛くならないおろし方とは?
    1. 円を描くようにおろす
    2. 粗めにおろす
  3. 大根おろしが辛いときの対処法とは?
    1. すりおろした後しばらく時間をおく
    2. 電子レンジで加熱する
    3. 水にさらす
  4. 大根おろしを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. さっぱり食べやすい♪豚バラ肉のみぞれ煮
    2. お腹に優しい!大根おろしと卵のスープ
    3. 大根の旨味たっぷり!みぞれ煮豆腐
  5. おろし方をマスターして辛くない大根おろしを作ろう

大根おろしが辛くなるのはなぜ?

大根おろしが辛くなる原因としては、大根に含まれる辛味成分「アリルイソチオシアネート」が挙げられます。
アリルイソチオシアネートは大根をすりおろすときに細胞が破壊されることで発生し、特に大根の下のほうに多くあることがわかっています。
これは他のアブラナ科の植物にも存在する成分で、虫に食べられるのを防ぐために自然と備わったものだそうです。大根は部位によって辛さが異なり、もっとも甘みがあるのが上の部分、もっとも辛味があるのは下の部分となります。

葉に近い上の部分は水分が多いので、和え物やサラダなどさっと作れる料理に使うのがおすすめです。すりおろすと辛味がマイルドな大根おろしができます。
大根の真ん中の部分は甘みと辛味を両方兼ね備えているので、そのままはもちろん加熱調理にも向いています。特に、煮物はほっくりとおいしく仕上がり、煮崩れにくいのもポイントです。辛味の多い下の部分は炒め物や汁物に使いましょう。
加熱することで辛味も抑えることができます。辛味のある大根おろしが好きな人は、下の部分を使うことをおすすめします。

大根おろしが辛くならないおろし方とは?

大根おろしは大根のおろし方によっても辛さが違ってきます。辛くならないおろし方を見ていきましょう。

円を描くようにおろす

大根おろしが辛くなる理由は、細胞が破壊されることによると解説しましたね。そのため、辛味を抑えたい場合は、なるべく細胞を傷つけないようにゆっくりと円を描くようにやさしくおろすことがポイントです。
円を描くことで繊維が潰れ、大根の辛味成分が汁に溶けて流れるため、大根の汁を切ればより辛味も軽減されるでしょう。力を入れて上下におろすと細胞が破壊されやすく、辛味が出てしまうので気をつけましょう。

粗めにおろす

おろし金にはさまざまなタイプがありますが、金属製の目の粗いタイプを使うと細胞が壊れやすく辛味の強い大根おろしになります。
そこで注目したいのが「鬼おろし」です。こちらは目がとても粗いおろし器で、辛味が少なく甘みのある大根おろしを作ることができます。
目の細かいものに比べて水分が出にくいのもポイントです。

大根おろしが辛いときの対処法とは?

いざ大根おろしを作ったものの、辛くて食べられないということもあります。そんなときに役立つ対処法をご紹介します。

すりおろした後しばらく時間をおく

大根おろしの辛味成分には揮発性があるため、すりたてがもっとも辛味が強く、時間が経つにつれて辛味が抜けていきます。そのため、辛い大根おろしが苦手な人は、食事の前にあらかじめおろしておくと良いでしょう。
ただし、しばらくおいておくことで大根のビタミンCが減る可能性はあります。

電子レンジで加熱する

大根に含まれる辛味成分アリルイソチオシアネートは熱に弱いことで知られています。そのため、辛味が強い大根おろしは、食べる前に電子レンジで数秒加熱すると辛味を抑えることができます。
とても手軽な方法なので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

水にさらす

辛味を抜くためには、たっぷりの水に数分さらすのも効果的です。さらした後はザルにあけて水気をしっかりと取りましょう。
ただし、こちらも大根の栄養分や旨味が水に流れ出してしまうのが難点です。

大根おろしを使ったDELISH KITCHENのレシピ

ここでは、大根おろしを使ったDELISH KITCHENのおすすめレシピを3つご紹介します。

さっぱり食べやすい♪豚バラ肉のみぞれ煮

ささっと作れるスピード料理のご紹介です。コクのある豚バラ肉を炒め、ポン酢と大根おろしを絡めたら完成!肉が固くならないようにするため、片栗粉をまぶすのがポイントです。
ぜひ大根おろしをたっぷりと加えましょう。

お腹に優しい!大根おろしと卵のスープ

すりおろした大根が体にやさしいとろとろスープ。卵のやわらかいとろみも加わり、胃が疲れているときにもぴったりです。しょうがの風味をきかせているので、寒い冬でも体が温まるでしょう。
ご飯を加えておじや風にして楽しむのもおすすめです。

大根の旨味たっぷり!みぞれ煮豆腐

やさしい味で煮たふるふるの絹ごし豆腐を、大根おろしと合わせてみぞれ煮にしましょう。煮汁を吸った大根を豆腐と一緒に食べると、どこか懐かしい気分になります。
すぐに作れるので、もう一品ほしいときにいかがですか。

おろし方をマスターして辛くない大根おろしを作ろう

大根の部位やおろし方によって、大根おろしの辛味が変わるとは驚きでしたね。
辛味の少ない大根おろしが好きな人は、ぜひ大根の真ん中もしくは上の部分を円を描くようにおろしてみてください。料理によっては目の粗い鬼おろしを使うのもおすすめです。
けっして料理の主役ではありませんが、大根おろしがおいしく作れたら料理の味もワンランクアップすることまちがいありません。

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