いぶりがっことは?おすすめのレシピもご紹介!
作成日: 2020/08/27
居酒屋メニューなどでも目にするいぶりがっこをご存じですか。コリコリとした食感と、スモーキーな香りが特徴の漬物です。実は、ご飯のお供だけでなくさまざまな楽しみ方ができると注目を集めています。
こちらの記事では、いぶりがっこの特徴や作り方、食べ方、またおすすめのいぶりがっこを使ったレシピなどをご紹介します。
いぶりがっことは?
いぶりがっことは、干大根を燻して作る秋田名産の漬物のことです。
冬の積雪が多く日照時間も短い秋田では大根を天日干しすることができず、昔から家の中に吊るして干す家庭が多くありました。家々には囲炉裏があり、囲炉裏の煙で大根が燻されてできたのがいぶりがっこの始まりだといわれています。
ちなみに、「がっこ」とは秋田の方言で漬物を意味します。いぶりがっこは同じ大根を使って作る漬物のたくあんに燻製の風味が加わった味で、噛むほどに独特の香りと旨味が口中に広がります。
また、独特のパリパリとした食感も特徴です。いぶりがっこの旬は12〜3月の寒い時期となります。
いぶりがっこはスーパーやコンビニなどでも購入でき、まるまる1本のもの、スライスされたものなど選ぶことができます。通販でも購入できるので、ぜひチェックしてみてください。
また、大きさや販売するメーカーなどによっても異なりますが、1本で数百円程度、贈答用の数本セットになっているものは数千円程度の値段で購入することができます。
いぶりがっこの作り方
いぶりがっこは、「いぶし小屋」と呼ばれる専用の小屋で作られます。小屋の天井から大根を吊るし、その下で丸太を燃やして煙で5日程度大根を燻すのです。燻された大根は煙で茶色になり、水分も抜けて全体がシワシワになります。
しっかりと水分が抜けたら、米ぬかやザラメ、塩などに2〜3カ月ほど漬け込んで寝かせます。
燻す以外はたくあんの作り方と似ているのも特徴です。
いぶりがっこの食べ方
ご飯のお供に
漬物であるいぶりがっこは、白いご飯やお茶漬けによく合います。
お酒と一緒に
実はお酒との相性が良いいぶりがっこは、おつまみとしても人気があります。日本酒はもちろん、ワインやウイスキーと一緒に楽しむという人も多く見られます。
特に、スコッチウイスキーに代表されるスモーク香は、同じ燻製された食品との相性バッチリです。
チーズと一緒に
いぶりがっこの新しい楽しみ方として人気なのがチーズと合わせることです。チーズにはさまざまな種類がありますが、中でもあまりクセがなくマイルドなタイプが合うとされています。
いぶりがっこの燻製香を引き立ててくれるので、最高のおつまみとなるでしょう。
ポテトサラダに
いぶりがっこは意外とマヨネーズとの相性が良い食べ物です。そのため、ポテトサラダに加えるのもおすすめです。
細かく刻んでサラダに混ぜ込めば、いぶりがっこの食感も楽しい一品に仕上がります。
他にも、マカロニサラダやタルタルソースなどに加えるのもおすすめです。
いぶりがっこを使ったDELISH KITCHENのレシピ
食感が楽しめる!新たまねぎといぶりがっこのタルタル
いつものタルタルソースがワンランクアップ!いぶりがっこのスモーキーな香りがたまらないタルタルソースをご紹介します。
漬物ならではのコリッとした食感も楽しいソースは、フライやチキン南蛮などとの相性バッチリです。
コンビニにある材料でできる!スモークサーモンのなめろう
材料を混ぜ合わせるだけととても簡単!どちらも燻製したスモークサーモンといぶりがっこで洋風なめろうを作りましょう。クリームチーズの濃厚な旨味が味をマイルドにまとめてくれます。
パンやワインによく合うなめろうは、おもてなしやパーティーのときにもおすすめの一品です。
秋田県の名産いぶりがっこを家庭でも楽しもう!
秋田県で伝統的に作られているいぶりがっこは、冬の寒さが厳しい地方だからこそ生まれた絶品の漬物です。手に入れるのが難しい場合は、ぜひ通販を利用して購入してみましょう。
ご飯のお供はもちろん、おつまみやポテトサラダなどにも使える優秀食材のいぶりがっこ。自分なりにアレンジしていろいろな料理に使ってみるのも良いですね。