しいたけは洗う必要がない?その理由を解説!
作成日: 2020/10/06
しいたけを調理する際、洗う必要があるのか判断に迷ったことはないでしょうか。
汚れがある場合などを除けば、一般的にしいたけはあまり水洗いは必要ないといわれています。しかし、その理由については詳しく知らない人もいるかもしれません。
ここでは、しいたけを洗わなくても良い理由について解説します。
また、汚れがある場合の下処理方法や、切り方、保存方法などについても学んでいきましょう。
しいたけを洗う必要は基本的にはない
しいたけは基本的に洗う必要はないとされています。その理由と、洗った場合のデメリットについてみていきましょう。
しいたけはなぜ洗う必要がないのか
しいたけの栽培方法は、原木栽培と菌床栽培の2種類。原木栽培は屋外で栽培されることが多いですが、菌床栽培では室内で温度管理および衛生面にも留意された環境で育ちます。
いずれも土に触れることがないという点は共通しており、キレイな状態で収穫されるため、汚れを洗い流す必要がないのです。
しいたけを洗うことによるデメリット
しいたけは水分を吸収しやすく、洗うことによって風味が薄れ、香りも飛んでしまいがちです。
さらに水で洗うことによって栄養分も一緒に流れてしまう恐れがあります。これはしいたけに水溶性のビタミンやミネラルが含まれているからです。
どうしてもしいたけを洗いたい場合は?
原木栽培も菌床栽培も、ほとんど目立った汚れはないとことをご説明しました。
しかし、まれに汚れやホコリなどが付着している場合もあり、洗ってから調理したいという人もいるでしょう。
ここでは、しいたけをやむを得ず洗いたい場合の汚れ落とし方法をご紹介します。ちなみに、生しいたけでも乾燥しいたけでも、方法は変わりません。
塩水で洗う
どうしても水洗いをしたい場合は、真水ではなく塩水を使って洗うのがおすすめです。
塩水はしいたけの細胞を引き締めるため、栄養分や香りをキープしたまま、ホコリや汚れなどを落とすことができます。
塩は1リットルの水に対して、大さじ1杯程度が目安。ただし、いくら塩水でもまったく栄養が流れないわけではないので、さっと短時間で洗うようにしましょう。
濡れたふきんなどで拭く
軽い汚れであれば、濡れたふきんやキッチンペーパーで拭き取るだけでも大丈夫です。表面をなるべく傷つけないように、優しく拭くようにしましょう。
しいたけの切り方・保存方法
ここでは、しいたけの切り方と保存方法をDELISH KITCHENの動画をもとに解説します。
しいたけの切り方
しいたけは、石づき以外の部分はすべて食べられます。石づきとは、少し黒っぽくなっていて触ると硬い部分のこと。
軸の部分は作る料理に合わせ、薄切りにしたり、コロコロに切ったりして活用しましょう。かさの部分はスタンダードな薄切り、表面積が大きくなるそぎ切りをご紹介しています。
しいたけの保存方法
しいたけを冷蔵庫で保存する場合は、ほかの食材の匂いが移らないよう2~3個ずつキッチンペーパーで包んでから密閉袋に入れます。
傷みを防ぎ、風味を保つために、水分をしっかり取ってから、かさを下向きにして保存するようにしましょう。
しいたけを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、しいたけを使ったDELISH KITCHENのおすすめレシピをご紹介します。
こんにゃくとしいたけの炒め煮
しいたけのかさを丸ごと使用した、食べごたえ十分の炒め煮です。一口食べると旨味がジュワーっと口の中いっぱいに広がります。
ピリ辛の赤唐辛子で食欲アップ!こんにゃくとの相性も良く、箸が止まらないおいしさです。
しいたけの大葉チーズ焼き
しいたけのかさに、大葉入りマヨネーズとチーズをかけて焼き上げました♪
マヨネーズのコクとジューシーなしいたけが良く合うおいしさです。見た目も華やかなので、おもてなしなどにいかがでしょうか。
焼きしいたけのねぎポン酢だれ
焼いたしいたけを、さっぱりとねぎポン酢でいただきます。シンプルながら、しいたけのおいしさを堪能できる一品。
さっと簡単に作れるので、あと一品足りないときにも役立ちます。
しいたけの旨味を逃さず調理しよう!
しいたけは、土に触れる環境で栽培されていないため、目立った汚れはほとんどみられません。
しいたけは洗うのか、洗わないのか?という疑問を感じていた人も、「基本的には洗う必要がない」ということをお分かりいただけたでしょうか。
ここでご紹介した汚れの取り方や、保存方法などを参考にして、しいたけのおいしさを逃さずに調理してみましょう。