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ホンビノス貝とは?ハマグリとの違いや調理法を解説!

作成日: 2020/11/11

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ハマグリと見た目が似ている「ホンビノス貝」をご存知でしょうか?
ホンビノス貝はアサリやハマグリなどと同じように、スーパーなどで並んでいることがあります。しかし、聞き慣れない名前だとどのような貝なのか分からず、調理法にも悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで、今回はホンビノス貝とはどのような貝なのか、ハマグリとの違いや調理法まで徹底解説します。

ホンビノス貝とは

ホンビノス貝は、二枚貝綱マルスタガレイ科に属し、アサリやハマグリなどと同じように海岸の砂や泥の中に生息する食用貝です。
北アメリカの東海岸近辺で良く獲れる貝であり、有名な「クラムチャウダー」は本来この貝を使ったクリームスープのことを指します。
もともと日本には生息していない貝でしたが、1998年に東京湾で初めて生息が確認されてからは、あっという間に近辺の海域でどんどん繁殖していったのです。
現在は主に千葉県の船橋市や市原市を中心として漁獲され、スーパーなどでも比較的リーズナブルな価格で並ぶようになりました。

ホンビノス貝の漢字表記は「本美之主貝」。美之主というのはローマ神話のビーナスを意味する当て字です。
現在ホンビノス貝はメルケナリア属ですが、かつてはビーナス属に分類されていたことから、この当て字が考えられました。
しかし、もともと日本にはビーナスを語源とする「ビノス貝」という別の貝が存在していたため、それと区別する必要があったのです。
そこで名前を「本ビノス」と変えたのち、カタカナ表記で「ホンビノス貝」へと変化していったと考えられています。
ちなみに、日本では「大アサリ」や「白ハマグリ」などといった呼称が使われていることもありますが、これらはそれぞれ別の貝の名称であるため、厳密にいうとそれは間違いです。

ホンビノス貝の大きさは5cmほどのものから手のひらいっぱいの大きさのものまでさまざま。
アメリカでは出世魚ならぬ「出世貝」として扱われているため、ホンビノス貝の英語名は貝の大きさに合わせて「countneck」、「littleneck」といったように変化していきます。

気になる味の特徴は、肉厚でしっかりしたかみごたえと、何といってもクラムチャウダーに使われるくらいの濃厚な旨味があることです。
通年手に入るため、特に旬といえる時期はありませんが、産卵前である春と秋は、特に身がふっくらとしておいしくなるといわれています。

ホンビノス貝とハマグリの違いは?

ホンビノス貝とハマグリ、見た目はどちらも同じ2枚貝ですが、どのように違うのか、外見と中身を比べてみていきましょう。
先ほど説明したように、ホンビノス貝は出世貝であるため、小さいものから大きなものまであるのに対し、ハマグリは全体的に7cm前後の大ぶりのものが多い印象です。
横から見て比べてみると、ホンビノス貝のほうが厚みがあり、蝶番のあたりを巻き込むように曲がっていることが分かります。
見た目の色はハマグリは全体的にピンク色に近い色をしているのに対し、ホンビノス貝はややグレー、もしくは黒っぽい色です。

次に蒸した貝の身を見てみると、ハマグリは薄いピンク色の身をしていて、食べると柔らかい食感と共に、上品な旨味が感じられます。
一方ホンビノス貝はやや黄色味がかった色味で、ハマグリに比べると弾力があり、旨味もぎゅっと凝縮されている印象です。

ホンビノス貝の下処理方法

ホンビノス貝はあまり砂をはかないため、基本的には砂抜きすることなく、水洗いしたらそのまま使うことができるとされています。
ただし、貝に含まれる不純物などを出すため、あえて砂抜きする場合もあることを覚えておきましょう。
ホンビノス貝は塩気が強いので、調理の際はこまめに味を調整するか、事前に塩抜きしておくほうが扱いやすくなります。
バットにホンビノス貝を並べて真水をひたひたになるまで注ぎ、そのまま2時間程度おいてザルなどにあげれば塩抜き完了です。
ただし、すべての塩分が抜けるわけではないので、必ず味見をしながら調理しましょう。

ホンビノス貝の保存方法

下処理を施したホンビノス貝の保存方法や保存期間は、アサリなどの一般的な貝とほぼ同じと考えて構いません。
その日のうちに使いきる場合は、水で濡らしたキッチンペーパーなどで貝を包み、冷蔵庫の野菜室に入れて保存しましょう。
すぐに使えない場合は、必要であれば砂抜きをした後、殻をよく洗って水気をふきとり、重ならないように保存袋に入れて冷凍庫で保存するのがおすすめです。
保存期間は2~3週間を目安に、なるべく早めに使い切りましょう。

ホンビノス貝を使ったDELISH KITCHENのレシピ

ここからは、ホンビノス貝を使ったDELISH KITCHENのおすすめレシピをご紹介!
基本的には砂抜きの必要がないとされるホンビノス貝ですが、ここではより繊細な味を引き出すため、砂抜きを行ってから調理するレシピとなっています。

ホンビノス貝の香草チーズ焼き

インで蒸し煮したホンビノス貝に粉チーズ入りの香草パン粉をたっぷりと合わせ、トースターでこんがりと焼き上げました♪
貝殻を器に見立てているので見た目にもおしゃれで、おもてなしにもぴったりです。

ホンビノス貝のワイン蒸し

ホンビノス貝本来の味を堪能できる、シンプルなワイン蒸しのご紹介!にんにくとバターの風味が貝のおいしさをグッと引き立たせてくれます。
旨味がたっぷり詰まった蒸し汁も、ぜひ残さずにいただきましょう。

ホンビノス貝のお吸い物

昆布だしと合わせることで、上品な味わいに仕上げたホンビノス貝のお吸い物です。だしの旨味を楽しむと共に、ぷりっと食べごたえのある身もまたおいしく食べられます。
おもてなしや、お祝いの席にぜひいかがでしょうか。

ホンビノス貝のバター醤油蒸し

ホンビノス貝の酒蒸しに、バターと醤油をプラスしてコクと風味をさらにアップさせました。
一口食べると深い旨味が口の中いっぱいに広がり、やみつきになること間違いなしのおいしさ!お酒のおつまみにも、ご飯にも良く合う一品です。

ホンビノス貝のクラムチャウダー

クラムチャウダーは、本来このホンビノス貝を使用して作ります。事前に白ワインで蒸し煮して、貝の旨味をしっかり引き出しておくのがおいしさのポイントです。
野菜もたっぷり入ってほっと温まる一品。クラッカーやパンなどを添えて軽食にいかがでしょうか。

ホンビノス貝を使ってみよう!

日本ではまだ歴史が浅いですが、濃厚な旨味があり、北アメリカではとても身近な食用貝として親しまれてきたホンビノス貝。
今回は見た目が似ているハマグリとの違いや、下処理、保存方法のコツを解説してきました。
スーパーなどで見かけた際は、ぜひご紹介したレシピなども参考にして、ホンビノス貝をおいしく調理してみてはいかがでしょうか。

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