マスタードシードの使い方やスパイシーなレシピをご紹介!
作成日: 2021/03/15
マスタードシードの使い方をご存知でしょうか。「マスタードシードって何?」と思われた人もいるかもしれません。
この記事ではマスタードシードについてや、からしやマスタードとの違い、マスタードシードの種類や使い方について解説します。また、おすすめのレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
マスタードシードについて
まず、マスタードシードとはどのような食材なのか、からしやマスタードとの違いについてみていきましょう。
マスタードシードとは
マスタードシードとは、からし菜の種子を乾燥させたものです。
聖書や西洋の文学では、マスタードシードのことを弱い者や小さいものと表すことがあります。これは悪い意味ではなく、非常に小さなものから成熟することで大きな成果を生み出すことのたとえとして伝えられています。
マスタードシードを粉にしたものは、マスタードパウダーと呼ばれ、ぬるま湯を加えてペースト状にしたり、ソースやドレッシングに加えたりして使用します。
からしやマスタードとの違い
マスタードシードをすりつぶして水分を加え、練ったものがからしやマスタードです。
粒のままでは無味無臭ですが、すりつぶすことで特有の辛みと香りが生まれます。
からしには、ブラウンマスタードシードが使われ、ツーンとした辛味が特徴です。
マスタードには、イエローマスタードシードなどが使用され、からしよりも辛味がマイルドです。
マスタードシードの種類
スパイスとして使用されるマスタードシードは、ブラック・ブラウン・イエローの3種類があります。
粒マスタードは、この3種類のマスタードシードがブレンドされていることが多いです。それぞれ異なる特徴や相性の良い料理があるので、順番にみていきましょう。
ブラックマスタードシード
ブラックマスタードシードは、辛みが強いのが特徴です。
わさびのようなツーンとした刺激的な辛みがあり、肉や魚料理によく合います。
ブラウンマスタードシード
ブラウンマスタードシードはブラックマスタードシードほどの辛みはなく、肉や魚料理のほか、カレーなどにも相性がよいです。
和がらしとも呼ばれ、練りからしに使用されています。
イエローマスタードシード
3種類のうち、最も大粒で辛味がマイルドなのがイエローマスタードシードです。
風味がよいので、ピクルスやマリネに加えられます。
マスタードシードの使い方
マスタードシードは、ピクルスやマリネ、ドレッシングなど風味づけや、カレーや炒め物などのスパイスとして使われます。
マスタードシードを使うときは、テンパリングという方法で香りを引き出します。
テンパリングとは、マスタードシードなどのホールスパイスを油で熱して、香りを引き出す方法です。香りの成分は油に溶け出やすいという特徴を生かしています。
マスタードシードの代用品
マスタードシードの代用品として、クミンシードや粒マスタードが挙げられます。
マスタードシードは、調理の最初に油とともに加熱して食材に香りを移す、スタータースパイスとして利用されていますが、クミンシードや粒マスタードでも代用可能です。スーパーでマスタードシードが見当たらない場合は、利用してみましょう。
マスタードシードを使ったDELISH KITCHENのレシピ
インドの漬物であるアチャールとレモンライスのレシピをご紹介します。どれもスパイシーで、程よい刺激を楽しめるひと品ですよ。
人参のアチャール
シンプルなにんじんのアチャールです。スパイシーでさっぱりとした味がカレーによく合います。
すぐに食べることもできますが、半日おいてから食べると、味が馴染んで美味しいですよ。
キャベツのアチャール
キャベツがシャキシャキとして美味しいアチャールです。
マスタードシードとクミンはテンパリングすることで、レモン汁は粗熱が取れてから加えることで、風味よく仕上がります。
レモンライス
レモンの爽やかな香りにピリッとマスタードシードが効いたご飯です。
炊き上がったご飯を使用するので、手軽に作ることができます。まずは少量作り、味見してみてもよいでしょう。
マスタードシードでスパイシーな料理を作ってみよう
この記事では、マスタードシードについてご紹介しました。
マスタードシードは、ピクルスやマリネ、ドレッシングなどの風味づけや、カレーや炒め物などのスパイスとして使われます。種類や形状によって特徴が異なり、さまざまな料理に加えられるスパイスです。
香りよく仕上げるためのテンパリングやレシピもご紹介しましたので、マスタードシードを使ってスパイシーな料理を作ってみましょう。