チョコレートの種類で味も変わる?お菓子作りにはクーベルチュールチョコレートがおすすめ!
作成日: 2020/01/17
甘くておいしいチョコレート!近年はカカオが多く含まれる高カカオチョコレートも注目され、コンビニ等でもよく見かけるようになりましたね。これはカカオに含まれるポリフェノールの抗酸化作用に注目しているからです。普段からよく見かけるチョコレートですが、チョコレートの種類についてご存知ですか?今回はチョコレートの種類についてまとめています。チョコレートを使ったお菓子を作るときにもぜひ参考にしてみてください。
1.チョコレートの種類は3種類
チョコレートはカカオ豆からできており、カカオ分や脂肪分の割合によって種類が変わります。カカオ分とはカカオニブ、カカオマス、カカオバター、ココアケーキ、ココアパウダーの水分を除いた合計量のことです。脂肪分にはカカオバターと乳脂肪が含まれます。
チョコレートの種類はスイートチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートの3種類に分かれます。その中でカカオ分70%以上のものをスイートチョコレートといいます。また、スイートチョコレートはダークチョコレートとも呼ばれ、カカオ分が多いため糖分が少なくなり苦味も増します。
このスイートチョコレートに粉乳を加えたものがミルクチョコレートです。ミルクチョコレートは粉乳が加わるため、カカオ分が少なくなり味わいも甘味が増します。
ホワイトチョコレートはカカオバター、粉乳、砂糖で作られたものです。チョコレートはカカオ豆をローストしペースト状にしたカカオマスが入っているのですが、ホワイトチョコレートにはそのカカオマスが入っていないのでチョコレート色ではなく白く仕上がります。癖がないので、果物や抹茶など他の素材と合わたフレーバーチョコレートも作りやすいです。
チョコレートはカカオマスで色や風味をつけ、カカオマスを絞ったカカオバターでなめらかさを出します。市販のチョコレートのパッケージにカカオ◯%と書かれているものは、このカカオマスとカカオバターの合計であるカカオ分が◯%ということになります。
2.クーベルチュールチョコレートで本格的なお菓子ができる
クーベルチュールチョコレートはカカオ分35%以上、カカオバター31%以上含まれ、カカオバター以外の代用油脂は5%までという国際規格を満たしたチョコレートのことです。カカオが多く含まれているため、クーベルチュールチョコレートを使うと、カカオの風味を楽しめるお菓子を作ることができます。流動性が高くテンパリングしやすいチョコレートで、飴やケーキのコーティング等にも使われます。カカオ分が多いほど溶ける温度が高く、常温だとかたいです。カカオの風味をより楽しめるお菓子を作りたいときには、ぜひクーベルチュールチョコレートを使ってみてください。
3.板チョコレートとクーベルチュールチョコレートの違い
よく見かける板チョコレートはカカオマス、カカオバターに乳成分や砂糖を加えており、そのまま食べてもおいしく溶けやすいチョコレートです。お菓子作りにも使えますが、クーベルチュールチョコレートのような製菓用チョコレートに比べて甘味があり、固まりにくいのが特徴です。チョコレートを使ったお菓子を作るときは、板チョコレートよりも製菓用チョコレートやクーベルチュールチョコレートを使うと調理中も扱いやすく、よりカカオの風味を楽しめます。
4.ルビーチョコレートは見た目もかわいい
近年注目されているルビーチョコレートをご存知でしょうか?きれいなピンク色のチョコレートで見た目もかわいく、ベリーのようなフルーティーな風味のチョコレートです。ルビーカカオ豆を使ってスイスのバリー・カレボー社が開発し、きれいなピンク色を出すことに成功しました。着色料を使って色付けしているわけではないのも驚きですね。
ルビーチョコレート の商品もたくさん売られるようになってきましたが、ルビーチョコレートはお菓子作りにももちろん使えます。いつもと違うチョコレートレシピに挑戦してみたい方は、ルビーチョコレートを使ったお菓子を作ってみるのもおすすめです。簡単なレシピでもかわいく仕上がるので、お菓子作り初心者の方も挑戦しやすいですよ。
お菓子作りはチョコレートも使い分けて!
チョコレートは成分によって種類が変わります。カカオの種類や産地が変わるとチョコレートの風味や味も変わるので、食べ比べてみるのも楽しいですね。お菓子を作るときも使うチョコレートにこだわると仕上がりも楽しみになりますね。簡単に作りたいときは板チョコレートや製菓用チョコレートを使い、本格的に作りたいときはクーベルチュールチョコレートを使ってみるのもおすすめです。