DELISH KITCHEN

ピューレとはどんなもの?代用方法やレシピをご紹介

作成日: 2021/05/28

野菜や果物から作られるピューレ。似たような見た目の食品としてペーストやジャムがありますが、それぞれの違いは何でしょうか。

そこで今回は、ピューレについてや、他の食品との違いを合わせてみていきましょう。
ピューレの作り方からピューレを使ったレシピもご紹介しますので、果物や野菜をたっぷりと使いたい時などにも参考にしてみてくださいね。

目次

  1. ピューレについて
    1. ピューレとは
    2. ピューレの種類
    3. ペーストとの違い
    4. ジャムとの違い
  2. ピューレの代用方法
    1. トマトピューレ
    2. フルーツピューレ
  3. トマトピューレの作り方
  4. ピューレを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 【トマトピューレ】
    2. トマトピューレで作るスパイスカレー
    3. 【にんじんピューレ】
    4. 人参ピューレのスティック春巻き
    5. 【いちごピューレ】
    6. いちごのタピオカミルク
  5. ピューレは野菜や果物の旨味がつまった食品

ピューレについて

まずはピューレについて、その語源や代表的なピューレの種類、ペーストやジャムといった食品との違いまで、まとめて解説します。

ピューレとは

ピューレとは、野菜や果物を主原料とした半液体状の食品です。
生、もしくは加熱した野菜や果物を、滑らかになるまですりおろしたあと裏ごしして、とろみのある状態にしたものです。

もともとはフランス語で「濾された」という意味の言葉が語源になっています。
ピューレは、スープやソースといった料理のベースなどに使われています。

ピューレの種類

とろりとした半液体状のピューレは、料理のベースや隠し味など、さまざまな用途で使われます。
ここでは、代表的なピューレの種類をご紹介します。

野菜から作られる代表的なピューレには、トマトピューレ、じゃがいもピューレ、かぼちゃピューレ、にんじんピューレなどがあげられます。
レシピでも見かけることの多いトマトピューレは、カレーのコクを出したりスープのベースなどに使います。

また、果物から作られるピューレは、スイーツに香りをつけたり、ソースのアクセントなどに活用されています。
代表的なものでは、イチゴピューレ、マンゴーピューレ、オレンジピューレ、レモンピューレ、カシスピューレ、りんごピューレ、桃ピューレ、マロンピューレなどがあります。

ペーストとの違い

ピューレとペーストの違いは、それぞれに含まれる水分量です。
ペーストとは、ピューレの濃度をより高く濃厚にしたもので、同量でもピューレの方が水分が多くなっています。
ペーストはそのままパンなどに添えて食べることもあります。

ジャムとの違い

ピューレは、野菜や果物を滑らかになるまですりおろして、裏ごしすることによりとろみが出ます。
それに対し、ジャムのとろみは、ピューレやペーストとは違い、果物などに含まれているペクチンという成分が関係しています。
ジャムは、加熱することで細胞から溶け出したペクチンが、糖や酸と反応することでゼリー状に固まったものです。

ピューレの代用方法

ピューレがない場合の代用について、おすすめの方法をご紹介します。

トマトピューレ

野菜のピューレ中でもレシピによく活用されているトマトピューレですが、手に入らない場合や他のもので代用したいという時には、トマト缶がおすすめです。

トマト缶を細かく潰したり、ミキサーにかければピューレ状になります。
皮や種が気なる際は、こすことでさらに滑らかな食感になります。

フルーツピューレ

フルーツのピューレの代用には、同じ果物のジャムが使えます。

ピューレは果物をそのまますりおろしている物が一般的ですが、ジャムはピューレと比べると、糖分を多く含んでいます。
そのため、料理などに使う際は、その他の材料で甘味を調整するようにしましょう。

トマトピューレの作り方

トマトから作るトマトピューレのレシピをご紹介します。

へたをくり抜いたトマトを塩と一緒に鍋に入れ、つぶしながら煮込んでいきます。
水分が少なくなってきたら、皮や種が残らないようにこし器でこします。
こしたものは鍋に戻し入れ、再度とろみがつくまで煮ればできあがりです。

丁寧にトマトを煮込んで作るトマトピューレは、トマトの旨味が凝縮されています。
パスタのソースや煮込み料理など、さまざまなレシピに活用できるので、トマトを大量に使いたい時などにも挑戦してみてはいかがでしょうか。

ピューレを使ったDELISH KITCHENのレシピ

ここからは、ピューレを使ったおすすめのレシピをご紹介していきます。
素材の味がぎゅっとつまったピューレは、料理の味に深みを出すのにぴったりです。

【トマトピューレ】

トマトピューレで作るスパイスカレー

クミン、コリアンダー、ターメリック、チリパウダーの4種類のスパイスを使って作るスパイスカレーです。
炒めた玉ねぎに市販のトマトピューレを加えて煮込むことで、トマトの旨味がしっかりときいた味わいに仕上がります。鶏肉はヨーグルトに漬けこむと、柔らかくジューシーになります。
少し難しそうに感じるスパイスカレーもトマトピューレをうまく活用すれば、少ないスパイスでもおいしく作ることができます。

【にんじんピューレ】

人参ピューレのスティック春巻き

にんじんのピューレを具材にした春巻きです。
ピューレの作り方はとても簡単で、にんじん、水、バター、塩を一緒にレンジで加熱し、フードプロセッサーなどで攪拌するだけです。
にんじんピューレをたっぷりと巻いてカラッと揚げる春巻きは、野菜を使った簡単なおやつとしてもおすすめです。

【いちごピューレ】

いちごのタピオカミルク

いちごとココナッツミルクを使った風味豊かなタピオカミルクです。
いちごはへたを取り、牛乳と一緒にフードプロセッサーで攪拌することでピューレ状にします。ほんのりと甘味を付けたココナッツミルクと、爽やかな酸味のいちごのピューレは相性抜群です。
ピンク色の見た目は彩りがよく、お好みでフルーツをトッピングしても楽しめますよ。

ピューレは野菜や果物の旨味がつまった食品

今回はピューレについて、どんな食品なのかや代用方法、おすすめの使い方までまとめてご紹介しました。

素材の魅力をそのまま閉じこめたピューレは、シンプルに食材の旨味を味わうだけでなく、料理のアクセントとして使うのもおすすめです。
また、ピューレは野菜や果物をすりおろすだけで簡単に作れるので、色々な食材を使って楽しんでみてくださいね。

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