DELISH KITCHEN

ローストとはどんな調理?グリルやソテーとの違いも!

作成日: 2021/08/23

料理の名前やレシピで目にすることの多い「ロースト」は、肉をはじめアーモンドやくるみ、コーヒーなどにも使う調理法です。

この記事では、ローストとはどのような調理法のことなのか、混同されることの多い「グリル」や「ソテー」とは何が違うのか、について解説していきます。
最後に、ローストビーフなど、おすすめのローストレシピもご紹介します。

目次

  1. ローストについて
    1. ローストとは
    2. ローストの語源
    3. ロースト調理の食材
    4. ロースト調理のメリット
  2. グリル・ソテーとの違い
  3. DELISH KITCHENのローストレシピ
    1. 基本のローストビーフ
    2. 定番ローストポーク
    3. 丸ごとローストチキン
    4. ローストポテト
    5. ハニーローストピーナッツ
  4. ナッツやコーヒーもローストすることで風味がアップ!

ローストについて

当たり前のように使っている「ロースト」という言葉にはどのような意味があり、どのような食材をロースト調理するのでしょうか。

ローストとは

「ロースト」という調理法は、日本語で「蒸し焼き」「炙り焼き」を指します。
例えば、オーブンで蒸し焼きにしたり、炙ったりする調理のことです。

また、これらの方法で調理された料理のことをローストと呼ぶこともありますが、「ローストビーフ」のように料理名にローストがつくのは肉だけです。
そのため、ローストというと肉料理を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ナッツやコーヒー豆を炒る際にも使われる言葉です。

ローストの語源

ローストは、英語でオーブンなどを使用して焼いたり炒ったりすることを意味する「roast」が語源です。

ちなみに、肉のロースは、ロースト調理をするのに適した部位である、肩から腰にかけての肉を指していました。
しかし、次第にロースト調理をするかしないかにかかわらず、この部位のことをロースと呼ぶようになったといわれています。

ロースト調理の食材

ロースト調理をする食材は幅広く、主にビーフ、チキン、ポークなどの肉類や野菜、くるみやアーモンドなどのナッツ類が挙げられます。
さらに、コーヒー豆もロースト調理をする食材のひとつです。

ロースト調理は基本的に、時間をかけて食材を加熱するため、塊のままの肉類を調理するのに向いています。

ロースト調理のメリット

ロースト調理をすることで、食材ごとにそれぞれメリットがあります。

例えば、肉類をオーブンでローストすると蒸し焼きになるため、旨味をたっぷり含んだ肉汁が流出せず、旨味を閉じ込めたまましっとり焼き上げることができます。

野菜も水を使わず調理ができるので、調理後にベタっとした食感にならず、香ばしくて風味のよい仕上がりにすることが可能です。

ナッツ類をローストすると、水分が飛ぶことでカリッとした食感になり、香ばしさがアップします。
高温でローストすればより香ばしく、低温でローストするとナッツの風味が強くなりますよ。

さらに、コーヒー豆は、香ばしさが生まれるだけでなく、苦味や酸味といったコーヒーならではの風味が引き立つのがメリットです。
コーヒー豆は、ローストする温度や時間を変えることで、違った風味を楽しめます。

グリル・ソテーとの違い

ローストと同じように、食材を焼く調理法にグリルとソテーがありますが、細かい違いまではよく分からないという人も多いのではないでしょうか。

グリルは、網や溝のある鉄板に食材を乗せ、直火焼きで食材に網目模様をつける調理法です。
例えば、バーベキューや焼き肉、焼き鳥などがあります。
ローストは蒸し焼きで調理するためしっとり仕上がるのに対して、グリルは直火焼きなので水分や余分な脂が落ちて表面がパリッと仕上がるのが大きな違いです。

ソテーは、油やバターをひいて焼いたり炒めたりする調理法のことで、ソテーする料理にはハンバーグやステーキなどがあります。
また、きのこやほうれん草、白身魚など、肉以外の食材でもソテーする料理は多数あります。
これらはソテーをして調理が完了しますが、ソテーした肉や野菜をカレーなどのほかの料理に使うことも少なくありません。
ソテーすると短時間で火が通るので、旨味がつまったジューシーな仕上がりになるのが特徴です。
じっくり加熱するローストとは、加熱時間が大きく違います。

ロースト、グリル、ソテー、料理に合った調理法を使い分けてみましょう。

DELISH KITCHENのローストレシピ

最後に、おすすめのローストレシピをご紹介します。

基本のローストビーフ

ちょっとしたパーティーなどの、おもてなしにもぴったりなローストビーフです。
ローストビーフを手作りするのは難しいと思っていませんか。しかし実は、意外と簡単に作れます。
ほどよい赤みを残してローストするためにも、温度や加熱時間をしっかり意識しましょう。牛モモブロックのほかに、にんにくや塩こしょうがあれば作れます。

定番ローストポーク

ローストビーフとはひと味違ったおいしさのローストポークは、間にはさんだローズマリーの香りがアクセント。
ローズマリーの香りと豚肩ロースの旨味がつまった脂が絶妙な風味になりますよ。口いっぱいに旨味が広がる豚肩ロースの塊をジューシーにいただきましょう。

丸ごとローストチキン

丸鶏が手に入ったら、ぜひ丸ごとローストチキンに挑戦してみてください。
絵本に登場するようなローストチキンもお家で作れますよ。お腹の部分には、にんにくやローズマリー、タイムなどのハーブをつめて、香りよく仕上げます。
肉汁や白ワインを使った本格的なソースでお召し上がりください。クリスマスなどにもおすすめです。

ローストポテト

じゃがいもだけで、絶品ローストポテトが作れます。
作り方はスライスしたじゃがいもを耐熱容器に敷きつめて、調味料をかけたらオーブンで加熱するだけと簡単です。加熱時間が長いので、加熱中にほかの料理にとりかかれるのも嬉しいポイント。
黒こしょうを振りかけたサワークリームでいただきます。

ハニーローストピーナッツ

こちらはフライパンでローストする、ハニーローストピーナッツです。
甘いはちみつと砂糖に、少しだけ塩を加えて甘味を引き立てます。ピーナッツ以外は、お家にあることも多い材料を使うので、無性に食べたくなったときや子供のおやつにもよいですよ。
ピーナッツはあらかじめ炒って、香ばしくしておきます。

ナッツやコーヒーもローストすることで風味がアップ!

ローストは、日本語で蒸し焼きや炙り焼きを意味する言葉で、肉や野菜の旨味を閉じ込めてしっとり焼き上げる調理法です。
また、肉や野菜以外にも、アーモンドやくるみをローストすれば香ばしく、コーヒーをローストすれば風味をアップさせられることが分かりました。

今回ご紹介したローストレシピを参考に、ぜひご家庭で挑戦してみてください。

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