桃1個分のカロリーや糖質を知ろう!栄養価も解説
作成日: 2021/10/25
更新日: 2021/11/10
甘くジューシーな桃は、そのまま生で食べるのはもちろん、ゼリーやコンポートにするなど、さまざまな食べ方が楽しめます。旬の時期には、桃をまるごと1個食べる機会もあることでしょう。
そんなとき、カロリーや糖質がどれくらいあるのか気になってしまうことはありませんか?今回は、桃1個分あたりのカロリーと糖質や、桃に含まれる主な栄養について解説します。
桃のカロリー・糖質について
桃の種類は、大きく分けると果肉が白い「白肉種」と、果肉が黄色い「黄肉種」に分けられます。
それぞれカロリーと糖質がどれくらいあるのか、生の場合と缶詰の場合とに分けてみていきましょう。
白肉種
・生の桃1個分(約80g)…カロリー30kcal、糖質7.2g
・桃の缶詰(100gあたり)…カロリー82kcal、糖質19.2g
黄肉種
・生の桃1個分(約80g)…カロリー38kcal、糖質9.2g
・桃の缶詰(100gあたり)…カロリー83kcal、糖質19.2g
生の桃1個分のカロリーと糖質は、白肉種より黄肉種のほうがやや上回ることが分かりました。とはいえ、どちらもシロップ漬けにされた桃の缶詰に比べると、数値はかなり低いことが分かります。
そのほかの桃の栄養価
桃に含まれるそのほかの栄養について、さらに詳しくみていきましょう。白肉種と黄肉種ともに含まれているのがカリウムや葉酸で、白肉種にはペクチンも含まれています。
カリウム
カリウムは人体に必要なミネラルの一種です。体内で浸透圧の調節に働きかけ、ナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
ペクチン(水溶性食物繊維)
ペクチンは果物に含まれている水溶性食物繊維の一つです。水溶性食物繊維は、糖質の吸収を遅らせて血糖値の上昇を抑える働きがあります。
また、ペクチンを含む果物は砂糖と一緒に加熱することで酸と反応し、ゲル化する性質もあります。
葉酸
葉酸はビタミンB群の1種で、水溶性ビタミンです。
補酵素としてDNAやRNAの合成に関わっているほか、アミノ酸、たんぱく質の代謝に働きかける性質もあります。
そのため、細胞分化の盛んな胎児にとって葉酸は特に重要な栄養素とされ、妊婦には積極的な摂取が求められています。
【出典】
・厚生労働省e-ヘルスネット「カリウム」
・厚生労働省e-ヘルスネット「食物繊維」
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
他の桃に関するもののカロリー・糖質について
ここでは、桃に似た果物「すもも」と「ネクタリン」のカロリーと糖質をみていきましょう。
すもも
すももはバラ科サクラ属の果実で、別名はプラム。桃はバラ科モモ属なので、厳密にいうと種類が異なります。
桃と比較すると酸味があり、ジューシーでさっぱりとした甘味が特徴です。
・すもも(100gあたり)…カロリー46kcal、糖質7.8g
ネクタリン
バラ科モモ属のネクタリンは桃の変種です。一般的な桃に比べると小ぶりで、果皮にはうぶ毛がほとんどありません。
桃に近い味や香りが特徴ですが、果肉は桃に比べてしっかりとした歯ごたえがあります。
・ネクタリン(100gあたり)…カロリー39kcal、糖質9g
桃を使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、桃を使ったおすすめスイーツレシピを3つご紹介します。
桃のさわやかゼリー
桃がたっぷり入った甘酸っぱいカルピスゼリーに、クラッシュ状にした桃のゼリーをのせ、2層仕立てにしました。桃のゼリー液を作る際は、ペクチンが多く含まれる皮や種と一緒に加熱することでとろみがつき、固まりやすくなります。
桃のレアチーズケーキ
中にも外にもたっぷり桃を使った贅沢なレアチーズケーキです。
桃はコンポートにすることで、見た目もキレイなピンク色に仕上がります。大きな容器で作るので、大人数のパーティーにもおすすめです。桃がたくさん手に入ったときに、ぜひお試しください。
桃のヨーグルトムース
白桃缶を活用したレシピです。花びらに見立てた桃がひときわ目を引く一品。最後に白ワインのゼリーで表面を覆うように冷やし固めることで、より上品な味わいになり、見た目もツヤよく仕上がります。
おいしく桃を食べよう!
今回は、桃1個分のカロリーや糖質、および桃に含まれる栄養価について解説しました。
桃は白肉種と黄肉種でそれぞれ特徴があり、含まれる栄養価も微妙に異なります。また、すもも、ネクタリンといった、桃に似た果物の特徴もご紹介しましたので、合わせて参考にしてみてください。
そのまま生で食べるもよし、スイーツにアレンジするもよし、桃のいろいろな食べ方を楽しんでみましょう。