DELISH KITCHEN

みりん風調味料・みりん・みりんタイプ(発酵調味料)の違いとは?レシピもご紹介

作成日: 2021/10/26

スーパーなどの店頭で、「みりん」の他に「みりん風調味料」や「みりんタイプ(発酵調味料)」を見かけたことがある人は多いでしょう。それぞれどのような違いがあるかご存知でしょうか。

みりんは、昔から作られている伝統的な調味料です。みりんには酒税がかかるので、価格は高め。そこで、手頃な価格で手に入り、みりんの代わりになるようなみりん風調味料、みりんタイプ(発酵調味料)が開発されました。

目次

  1. みりんとは?
  2. みりん風調味料とは
  3. みりんタイプ(発酵調味料)とは
  4. 調理効果と使い分け
    1. みりん
    2. みりん風調味料
    3. みりんタイプ(発酵調味料)
  5. みりんを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. しみしみ!ほくほく!基本の肉じゃが
    2. 皮はパリッと!サバのみりん焼き
    3. 炒めて簡単!鶏もも肉とごぼうの照り焼き
    4. 定番の味!基本のきつねそば
    5. とろ〜りもちもち!みたらしだんご
  6. みりん風調味料・みりん・みりんタイプ(発酵調味料)を使い分けよう

みりんとは?

みりんは、本みりんともいわれます。もち米や米麹、醸造アルコール、糖類などを、長期間熟成して作られる調味料です。甘味や旨味を含み、料理を引き立てる役割があります。

アルコール度数は14%程度で、昔は甘いお酒として飲まれていたようです。江戸時代になると、料理店でうなぎのタレなどに使われるようになりました。一般家庭に浸透したのは、戦後といわれています。みりんは混成酒に分類され、酒税がかかるので、値段は高めです。スーパーによっては、調味料コーナーではなく、酒類売場に置いてあることもあります。

みりん風調味料とは

みりん風調味料とは、水あめなどの糖類やうまみ調味料、香料などが入った、みりん風味の調味料です。みりんのように長期間熟成されず、短期間で作られます。

特徴は、アルコール度数が1%未満と低いことです。酒税がかからず、みりんより安価で手に入ります。保存性を高めるために酸味料が入っているので、少し酸味があります。

みりんタイプ(発酵調味料)とは

みりんタイプ(発酵調味料)は、米や米麹などを発酵させ、アルコールや糖類、食塩などを加えることで、みりん風味に調整された調味料です。

アルコール度数は、みりんと同じ約14%ですが、塩が多く加えられています。そのまま飲めないほどの塩分量なので、酒税がかかりません。そのため、みりんタイプ(発酵調味料)は、みりんより手頃な価格で手に入ります。

調理効果と使い分け

みりん、みりん風調味料、みりんタイプ(発酵調味料)の調理効果と使い分けを解説します。それぞれ特徴が異なるので、ぜひ参考にしてみてください。

みりん

みりんは、長期熟成による生成物とアルコールが料理にさまざまな効果を与えてくれます。糖類が上品でまろやかな甘味を出し、アミノ酸によって旨味も加わります。

糖類による料理にテリやツヤを出す効果もありますが、みりん風調味料やみりんタイプにも共通する特徴です。また、みりんタイプ(発酵調味料)との共通点として、肉や魚の生臭さを消したり、煮崩れを防いだりする効果も挙げられます。

その他に、食材に味が染み込みやすいという特徴もあります。みりんはさまざまな料理に使えますが、アルコール濃度が高いため、調理時に煮切り、アルコールを飛ばすようにしましょう。

みりん風調味料

みりん風調味料は、アルコール度数が低く、煮切る必要がありません。そのため、非加熱の料理や料理の仕上げ、お菓子のシロップなどにも使いやすいです。みりんのようにやわらかな甘味をつけることができ、料理にテリやツヤを出せます。

みりんタイプ(発酵調味料)

みりんタイプ(発酵調味料)のアルコール度数は、みりんとほぼ同じです。そのため、肉や魚の生臭さを消すなどアルコールの調理効果が期待できます。また、みりんのようにやわらかな甘味をつけ、テリやツヤを出せます。

約2%塩が入っているのがみりんタイプ(発酵調味料)の特徴で、そのまま飲むと塩辛いです。みりんタイプ(発酵調味料)を料理に使うときは、他の調味料の量を調整し、程よい塩分にしましょう。

みりんを使ったDELISH KITCHENのレシピ

最後に、みりんを使ったレシピをご紹介します。和食の定番おかずからおやつにぴったりのレシピもご紹介しますので、ぜひ作ってみてください。

しみしみ!ほくほく!基本の肉じゃが

和食の定番おかずである肉じゃがのレシピです。みりんを入れて煮崩れを防ぎ、ホクホクのじゃがいもを楽しみましょう。

皮はパリッと!サバのみりん焼き

塩がきいたサバとみりんの優しい甘さでごはんが進む一品です。フライパンを使って、サバの皮をパリッと香ばしく焼き上げましょう。

炒めて簡単!鶏もも肉とごぼうの照り焼き

鶏もも肉とごぼうを甘辛く炒めていただきます。みりんと砂糖を加えて甘めに仕上げるので、人気のおかずになるでしょう。

定番の味!基本のきつねそば

油揚げとねぎをトッピングした基本のきつねそばのレシピです。みりんやしょうゆで煮た油揚げを口に入れると、甘い出汁がジュワッとあふれ出ますよ。

とろ〜りもちもち!みたらしだんご

みりんは、みたらしあんにも活用できます。砂糖やしょうゆ、片栗粉と一緒に煮詰めることで、とろみがつき、だんごによく絡みます。

みりん風調味料・みりん・みりんタイプ(発酵調味料)を使い分けよう

この記事では、みりん風調味料・みりん・みりんタイプ(発酵調味料)の違いについて解説しました。それぞれに特徴があり、料理の味を左右するので、使い分けられるようにしておきましょう。

今回は、みりんの甘みを生かしたレシピもご紹介しましたので、ぜひご家庭で作ってみてください。

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