巨峰をおいしく味わう食べ方!デザートレシピも3つご紹介
作成日: 2021/10/29
秋頃に旬を迎える巨峰は、みずみずしさや甘さ、そして紫色の大粒の実が連なる堂々としたそのルックスから、「ぶどうの王様」とも呼ばれています。
今回は、そんなぶどうの代表格とも言える巨峰についてみていきましょう。おいしい巨峰の選び方や冷蔵・冷凍の保存の仕方、一般的な食べ方や簡単に皮をむく方法などについて解説しています。
最後に巨峰を使ったデザートレシピもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
巨峰について
まずは、巨峰の見た目や味など、ぶどうの中でもどんな特徴があるのか、また旬や主な産地などについて解説します。
巨峰とは
巨峰は、皮が濃い紫色をしていて、1粒1粒が大きいのが特徴です。食べごたえがあり、濃厚な甘みとジューシーさも魅力。もともとは種がある品種でしたが、近年では種がない巨峰も増えています。
ピオーネと呼ばれる品種のぶどうがありますが、実は巨峰とマスカットの交配種で、爽やかさはマスカットから、粒の大きさ・色味・濃厚な甘みは巨峰から受け継いだものです。
巨峰の旬・主な産地
巨峰の主な産地は山梨県や長野県で、9月頃に旬を迎えます。
ぶどうの栄養
生のぶどう100gあたり(皮なし)のカロリーや栄養素は以下の通りです。
・カロリー:58kcal
・たんぱく質:0.4g
・脂質:0.1g
・炭水化物:15.7g
・食物繊維:0.5g
【出典】
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
・農林水産省 奥深いぶどうの世界 (https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1905_06/spe1_01.html) (2021/10/21)
巨峰の選び方
巨峰は、皮がより濃い色をしていて粒が大きく張りがあるものを選ぶのが良いでしょう。粒の表面に、果粉と呼ばれる白い粉(ブルーム)が綺麗に付いていると、よく熟していて新鮮な証拠です。
また、軸が太く褐色化していないものや、房の形が綺麗で実は1粒1粒に張りがあるかどうかも、おいしい巨峰を見分けるポイントです。
【出典】
・北陸農政局 今月の園芸特産作物:8月 ぶどう
(https://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan/engei/tokusan201808.html)(2021/10/21)
巨峰の保存方法
巨峰は、常温で保存することも可能ですが、あまり日持ちはしません。できるだけ早めに食べるか、冷蔵庫または冷凍庫で保存するようにしましょう。
冷蔵と冷凍、それぞれの保存方法について説明します。
冷蔵
日持ちやおいしさをキープするには、冷蔵保存が向いています。水で洗わずにキッチンペーパーなどで包んでから保存することで、湿度が保てより長持ちします。房付きの場合は2~3日、1粒ずつカットした場合は6~7日程度の保存期間が目安です。
詳しくは、こちらの動画を確認してください。
冷凍
冷凍保存をした場合は、半解凍で食べるとおいしく食べられます。ぶどうの中でも粒が大きい巨峰は、1粒ずつ茎から切り離し、ボウルに入れたたっぷりの水でやさしく洗ったあと水気を拭き取り、冷凍用の保存袋に重ならないように入れて冷凍庫で保存します。2~3週間が保存の目安です。
詳しくは、こちらの動画を確認してください。
巨峰の食べ方
巨峰は、皮をむいてから食べるのが一般的です。粒が大きく皮に厚みがあるので、指で押してツルンと皮をむくことが難しいです。料理に使いたいときなどにも役に立つ、簡単に皮をむく方法を以下の動画でご紹介しているので、確認してみましょう。
ぶどうを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ぶどうを使ったおすすめのデザートレシピを3つ紹介します。
しゅわしゅわぶどうゼリー
暑い日に食べたい、ぶどうを存分に味わえるゼリーです。ゼリー部分にはぶどうジュースと炭酸水を使用するので、口に入れたらシュワシュワと溶けていくような不思議な感覚も楽しめます。
ぶどうのムース
ぶどう好きにはたまらない、ぶどうづくしのデザートです。ぶどうゼリー、ぶどうムースの2層になっていて、1番上には生のぶどうがトッピングされています。色も鮮やかで見た目もかわいいので、特別な日のデザートやおもてなしにも映えるデザートです。
ぶどうジェラート
材料3つ、とてもシンプルで簡単に作れるぶどうのジェラートです。皮と種を除いて凍らせたぶどうと材料をミキサーで撹拌し、バットに流して3~4時間冷やし固めるだけ。出来上がりの口当たりもとても良く、濃厚なぶどうのおいしさを味わうことができます。
巨峰の食べ方を知っておいしさを存分に味わおう!
ぶどうの代表格とも言える巨峰。1粒食べるごとに、そのジューシーさと濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。皮をむいてそのまま食べるのはもちろん、冷蔵庫で冷やして、冷凍庫で半解凍にしてなど、保存方法によっても色々な食べ方が楽しめます。
ご紹介した巨峰を使ったおすすめのデザートレシピも、巨峰を存分に味わえる食べ方なのでぜひ参考にしてくださいね。
巨峰以外にもぶどうのさまざまな品種や種類などについては、以下の記事で解説しています。