DELISH KITCHEN

らっきょうの種類や栄養について解説!レシピもご紹介

作成日: 2021/11/13

シャキシャキとした歯応えに、独特の風味と辛味を楽しめるらっきょうは、クセになる味わいですよね。この記事では、らっきょうについて解説します。

らっきょうの基本情報だけでなく、品種や栄養についても見てみましょう。らっきょうそのものの美味しさを活かしたおすすめレシピもご紹介していきます。

目次

  1. らっきょうについて
    1. らっきょうとは
    2. らっきょうの種類
    3. らっきょうの旬
  2. らっきょうの栄養について
    1. らっきょうの栄養
    2. カリウム
    3. ビタミンC
    4. 食物繊維
  3. らっきょうを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. らっきょうの漬け方
    2. らっきょうの塩漬け
  4. 島らっきょうを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 島らっきょうの塩漬け
    2. 島らっきょうの天ぷら
    3. 島らっきょうの肉巻き
  5. らっきょう料理を作って食感や風味を楽しもう

らっきょうについて

らっきょうとは、どのような食品なのでしょうか。さまざまならっきょうの種類についても見てみましょう。

らっきょうとは

らっきょうとは、ユリ科ネギ属の野菜で、膨らんだ根元の部分を食べます。独特な香りと辛味があり、シャキシャキとした歯応えを楽しめます。そのまま食べるよりも、甘酢漬けや塩漬けなどに加工されて親しまれています。

らっきょうの種類

らっきょうには、下記のような種類があります。

・ らくだ系
・ 八房(やつぶさ)
・ 玉らっきょう
・ 島らっきょう
・ エシャレット

らくだ系は、日本各地で栽培されている在来種で、特に鳥取県で盛んに栽培されています。らっきょうの中でも大きな品種で、しっかりとした歯応えがあるのが特徴です。らくだという言葉は、昔は形ばかり大きくて品質の劣るものという意味で使われていました。これがらくだ系の由来ですが、品質に問題はなく、美味しく味わえますよ。

八房(やつぶさ)は、日本各地で栽培されている中型種のらっきょうですが、収穫量は多くありません。シャキッと歯切れよく、漬物によく使われる品種です。

玉らっきょうは、台湾から輸入されることが多い品種で、小型なのが特徴です。繊維が細かく、食べるとシャキシャキとした食感を楽しめます。台湾では収穫後すぐに漬物などに加工されるので、日本でも加工品が出回っています。

島らっきょうは、沖縄県で収穫される品種です。小ぶりで細長い見た目をしており、強い香りと辛味を楽しめます。生のままかつお節、しょうゆまたは塩をかけていただくのがメジャーな食べ方です。

エシャレットは、根と葉がついた状態で出回る若採りののらっきょうです。フランス語で玉ねぎを意味するエシャロットが名前の由来になっています。まぎらわしいですが、エシャロットとエシャレットは、全く異なるものと覚えておきましょう。

エシャレットはクセが弱いので、生のままでも食べやすいです。パリッとした食感で、瑞々しいですよ。

らっきょうの旬

らっきょうの旬は、5月〜6月です。8月〜9月にりん茎が植えられ、1年経たないうちに収穫されます。島らっきょうは、他のらっきょうよりも早く旬の時期を迎え、2月〜4月に食べごろになります。

らっきょうの栄養について

らっきょうの栄養について見てみましょう。今回はらっきょうのカロリーや3大栄養素だけでなく、ミネラルやビタミンについても説明していきます。

らっきょうの栄養

らっきょうのカロリーと3大栄養素は下記の通りです。

【らっきょう(生) 1個(8g)あたり】
・カロリー:5kcal
・たんぱく質:0.2g
・脂質:0g
・炭水化物:1.4g

【らっきょう(生) 100gあたり】
・カロリー:83kcal
・たんぱく質:1.4g
・脂質:0.2g
・炭水化物:29.3g

※らっきょうは生のりん茎の栄養価を算出しております

らっきょうにはたんぱく質や脂質がほとんど含まれず、炭水化物が多いということがわかりますね。

カリウム

らっきょうには、カリウムというミネラルも含まれています。らっきょう1個(8g)あたりと100gあたりに含まれるカリウムの量を下記に示します。

【らっきょう(生) 1個(8g)あたり】
カリウム:23mg

【らっきょう(生) 100gあたり】
カリウム:230mg

カリウムとは、体内の浸透圧を調節する人体に必要なミネラルです。体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分を摂り過ぎたときに役立ちます。

ただし、カリウムをたくさん摂れば塩分を過剰摂取しても良いというわけではありません。日頃からカリウムの摂取だけでなく、適度な塩分摂取を心がけましょう。

ビタミンC

らっきょうには、水溶性ビタミンであるビタミンCも含まれています。らっきょう 1個(8g)あたり、100gあたりに含まれるビタミンCの量は下記の通りです。

【らっきょう(生) 1個(8g)あたり】
ビタミンC:2mg

【らっきょう(生) 100gあたり】
ビタミンC:23mg

ビタミンCの働きについては、下記の記事をご覧ください。ビタミンCが不足したり、過剰摂取したりしたら、どのような問題が起こってしまうのか確認してみましょう。ビタミンCの含有量が多い食べ物や飲み物、1日に必要な量も記載しているので、ぜひ読んでみてください。

ビタミンCとは?ビタミンCが多い食べ物は何?

食物繊維

らっきょうに含まれる食物繊維についてもチェックしましょう。らっきょう 1個(8g)あたりあるいは100gあたりに含まれる食物繊維の量を下記に示します。

【らっきょう(生) 1個(8g)あたり】
食物繊維:0.9mg

【らっきょう(生) 100gあたり】
食物繊維:20.7mg

食物繊維とは、食べ物の中に含まれているものの、人の消化酵素で消化できない栄養素です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが発見され、「第6の栄養素」として注目されています。

【出典】
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)

【参考】
・厚生労働省e-ヘルスネット「カリウム」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html
・厚生労働省e-ヘルスネット「食物繊維」
https:/ / www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html

らっきょうを使ったDELISH KITCHENのレシピ

らっきょうを使ったレシピを見てみましょう。ここでは、らっきょうの漬け方と塩漬けのレシピをご紹介します。

らっきょうの漬け方

初心者でも失敗なく作れるらっきょうの漬け方です。市販のらっきょう酢を使うので、簡単に作れますよ。カビが生えないように、お湯につけたあとはしっかり水気をふきとりましょう。

らっきょうの塩漬け

パリパリ食感がクセになるらっきょうの塩漬けです。そのまま食べるだけでなく、タルタルソースなどにアレンジしても良いでしょう。漬けてから日が経つほど塩味が濃くなるので、必要に応じて塩抜きしてくださいね。

島らっきょうを使ったDELISH KITCHENのレシピ

独特の風味と強い辛味が特徴の島らっきょうを使ったレシピもチェックしましょう。定番の塩漬けだけでなく、天ぷらや肉巻きのレシピもご紹介します。

島らっきょうの塩漬け

3つの材料で手軽に作れる島らっきょうの塩漬けのレシピです。シンプルな味付けで、島らっきょうの独特な味わいを堪能できます。島らっきょうの薄皮を剥く一手間で、食感がよくなりますよ。

島らっきょうの天ぷら

サクサクの衣にパリッとした島らっきょうの食感を楽しめる天ぷらです。茎の先の部分だけ衣を付けずに揚げると、見た目よく仕上がります。島らっきょうの風味を楽しめるように、塩でいただくのがおすすめです。

島らっきょうの肉巻き

おつめみにもおすすめの島らっきょうの肉巻きです。すっきりとした風味の島らっきょうとこってりコクのある豚バラ肉の相性は抜群です。島らっきょうを加熱すると、辛味が和らぎ、甘味を感じられるようになりますよ。

らっきょう料理を作って食感や風味を楽しもう

この記事では、らっきょうについて解説しました。らっきょうとは、ユリ科ネギ属の野菜で、膨らんだ根元の部分を食べるのでしたね。独特な香りを持ち、食べると辛味とシャキシャキとした歯応えを楽しめます。

今回は、らっきょうそのものの美味しさを堪能できるレシピをご紹介しました。らっきょう好きにはたまらないレシピなので、ぜひ作ってみてください。

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