島らっきょうとは?おいしい食べ方やレシピをご紹介
作成日: 2021/11/17
沖縄県で栽培されている、島らっきょうという野菜を見たことがあるでしょうか。独特な風味と強い辛味がありますが、どのような野菜なのか分からないことも多いかもしれません。
この記事では、島らっきょうについて特徴や種類、下ごしらえの方法、島らっきょうを使ったレシピなどをご紹介します。
島らっきょうについて
島らっきょうについてみてみましょう。旬の時期やおもな産地、種類をご紹介します。
島らっきょうとは
島らっきょうは、ユリ科ネギ属の野菜であるらっきょうの一種です。らっきょうの中でも、りん茎と呼ばれる根付近の部位が小ぶりで細長いのが特徴です。
シャキシャキとした食感と独特な風味、強い辛味を楽しめます。島らっきょうの辛味は、一般的ならっきょうよりも強いといわれています。
らっきょうと同じネギ属の多年草には「エシャレット」という品種があり、島らっきょうと似た見た目をしています。エシャレットは、茨城県や静岡県で栽培されているらっきょうで、島らっきょうとは異なる品種です。
ちなみに、エシャレットと名前が似ている「エシャロット」という野菜もありますが、こちらは玉ねぎの一種です。
島らっきょうの旬・おもな産地
島らっきょうの旬は2〜4月で、一般的ならっきょうよりも早くおいしい時期を迎えます。島らっきょうは、沖縄県の各地で栽培されています。
島らっきょうの種類
島らっきょうは原種である「島らっきょう」のほか、「伊江島産島らっきょう」「八重瀬町産島らっきょう」の3種類に分類されます。
原種の島らっきょうは、りん茎の膨らみが非常に小さい種類です。希少な品種となっており、現在は残念ながらほとんど出回ることがありません。
伊江島産島らっきょうは、島らっきょうの中でも太く、香りが強いのが特徴です。ほかの品種よりも収穫時期が早くなっています。
八重瀬町産島らっきょうは、有機栽培に力を入れている沖縄県八重瀬町の農家で作られています。伊江島産島らっきょうよりも、りん茎が細く短いのが特徴です。
島らっきょうの下ごしらえ
島らっきょうの下ごしらえの方法をご紹介します。
まずは、島らっきょうの葉の部分を切り落とします。水に入れて手でこすりながら洗い、薄皮をむいたら根元を切り落としましょう。
白い部分だけで販売されている場合は、葉を切り落とす必要がないので、水で洗うところから下ごしらえしてください。
島らっきょうの皮は非常に薄いので、しっかりむけているか確認しましょう。水の中で揉み洗いすると、皮むきが簡単になりますよ。
島らっきょうを使ったDELISH KITCHENのレシピ
島らっきょうを使ったレシピをご紹介します。
【塩漬け】
まずは、定番の塩漬けのレシピからご紹介します。島らっきょう、そのものの味わいを堪能したい方におすすめです。
島らっきょうの塩漬け
島らっきょう特有の風味を楽しめる一品です。島らっきょうと塩、かつお節を保存袋に入れ、揉み込むだけで簡単に作れますよ。島らっきょうと塩を合わせて、半日から1日置いたら食べごろになります。
【天ぷら】
おつまみにおすすめの天ぷらのレシピもみてみましょう。沖縄県のお酒である泡盛と一緒にいただくのもおすすめです。
島らっきょうの天ぷら
外はサクサク、中はパリッとした食感を楽しめる天ぷらのレシピです。天ぷらの衣を作るときは、材料を混ぜすぎないようにしましょう。島らっきょうの辛味と香りを楽しめるように、塩でいただくのがおすすめです。
【サラダ】
島らっきょうは生のまま食べることで、さわやかな風味を存分に堪能できます。
島らっきょうとタコのサラダ
島らっきょうの辛味がよいアクセントのサラダです。ゆでだこときゅうりを使って、彩り豊かに仕上げましょう。ドレッシンングはポン酢しょうゆにごま油、白いりごまを加えるだけで簡単に作れますよ。
【炒め物】
島らっきょうは加熱すると辛味が和らぎます。生のままの辛味が苦手な場合は、炒め物を試してみてください。
島らっきょうと卵のさっぱり炒め
島らっきょうや卵、にらなどを使った炒め物です。パンチのある味わいの島らっきょうに、優しい味わいの卵がよく合います。食材の食感を活かせるように、短時間でさっと炒めるのがポイントです。
島らっきょうの肉巻き
さわやかな風味の島らっきょうに、こってりとした豚バラ肉を合わせた一品です。シンプルに塩こしょうで味をつけ、島らっきょうの風味を活かしましょう。
食感と辛味が特徴の島らっきょうを味わってみよう
島らっきょうは、沖縄県で栽培されているユリ科ネギ属の野菜です。シャキシャキとした食感と独特な風味、強い辛味を楽しめます。
今回は下ごしらえの方法から、島らっきょうのおいしさを堪能できるレシピもご紹介しました。島らっきょうが手に入ったら、ぜひご家庭で試してみてください。