たくわんとたくあんの違いとは?レシピもご紹介
作成日: 2021/11/26
ご飯のお供や箸休めにもぴったりなたくわん。朝食によく食べる方も多いのではないでしょうか。そんなたくわんですが「たくあん」と呼ばれることもありますね。このふたつの呼び名に違いはあるのでしょうか。
この記事では、たくわんとたくあんの呼び方の違いについてみていきましょう。また、たくわんの発祥や栄養、レシピもご紹介します。
たくわんとたくあんの違い
「たくわん」と「たくあん」に、明確な違いはありません。どちらも同じ意味の言葉であり、発音の違いです。
漢字で表すと「沢庵」と書くため、正しい呼び名は「たくあん」だともいわれています。
たくわん(たくあん)の発祥
たくわんは、江戸時代に活躍した僧侶、沢庵宗彭が考案した食べ物だといわれています。中国から作り方が伝わったとされる塩辛いだけの大根などの貯え漬けを、沢庵宗彭が米ぬかや甘柿の実などを入れて、甘味をつけて食べやすく改良しました。
「沢庵」という名前は、沢庵宗彭の墓石が沢庵石に似ていることから名づけられたといわれていたり、貯え漬けと沢庵漬けの発音が似ていることから名前になった、などという説があります。
たくわん(たくあん)のカロリーと栄養
たくわん、100gあたりのカロリーと栄養をみてみましょう。
・カロリー…23kcal
・たんぱく質…1.9g
・糖質…1.8g
・脂質…0.1g
たくわんには、脂質があまり含まれていないようです。
【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
たくわん(たくあん)を使ったDELISH KITCHENのレシピ
たくあんの簡単な作り方や、たくあんを使ったレシピをご紹介します。
簡単たくあん
ご家庭でも簡単に自家製たくあんが作れます。手作りの漬物はおいしさも増しますね。干さずにレンジを使うことで手軽に作ることができます。ぜひ挑戦してはいかがでしょうか。
もやしとたくあんのおかか和え
あっさりとしたもやしに、ほどよい塩気のたくあんとかつお節の風味がよく合います。調理にはレンジを使うので簡単にできあがりますよ。食材の食感も楽しめて、あと一品ほしいときにもぴったりな副菜です。
豚コマのたくあん炒め
たくあんを豚肉と一緒に炒めることで、立派なおかずとして食べることができます。たくあんの味わいや食感がアクセントになって、おいしくいただけますよ。冷蔵庫に残ったたくあんがあるときに、ぜひ作ってみてください。
たくあんとレタスの卵チャーハン
たくあんをチャーハンに加えると、いつもとは違う味わいを楽しむことができます。たくあんの塩気が味のアクセントになって、ついつい止まらなくなるでしょう。レタスとたくあんの食感も楽しめます。
キンパ
韓国料理のキンパは、普段の食事やおもてなしにはもちろん、お弁当にもぴったりなので幅広いシーンで楽しむことができます。お好みの具材でアレンジすることもできるので、いろいろと試してみるのもおすすめですよ。
たくわんとたくあんは同じ意味の言葉
たくわんとたくあんに明確な違いはなく、呼び名が違うだけでどちらも大根の漬物のことを指す言葉だということがわかりました。漢字では「沢庵」と書くため、正確にはたくあんともいわれています。
黄色い色味がきれいで食感のよいたくわんは、そのまま食べる以外にもさまざまな料理に使うことができますよ。余っているたくわんがあったら、ぜひ活用しておいしくいただきましょう。また、ご家庭で自家製たくわんを作ってみるのもおすすめです。