唐揚げと竜田揚げの違いについて解説!レシピもご紹介
作成日: 2021/12/31
揚げ物の定番である唐揚げと竜田揚げ。幅広い世代に人気のメニューで、ご家庭で作ることも多い料理ですね。カリッとした衣や食感など、このふたつはよく似ていますがどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、唐揚げと竜田揚げについて、それぞれの特徴や違い、レシピなどをご紹介します。
唐揚げと竜田揚げについて
唐揚げと竜田揚げについて、それぞれの作り方や材料の特徴、由来をご紹介します。
唐揚げとは
唐揚げは、鶏肉に小麦粉をまぶして揚げたものです。現在は鶏肉にしょうゆやにんにくなどで下味をつけてから衣をまぶしますが、もともとは小麦粉をつけて素揚げしたものが唐揚げと呼ばれていました。
一説によると、唐から揚げる技術が伝わったことが唐揚げの由来になったといわれています。ただ、当時の中国では鶏肉ではなく、豆腐が使われていたようです。
揚げる技術が中国から伝わってからしばらく経ち、日本で養鶏が盛んに行われるようになってから、現在のような鶏の唐揚げが作られるようになりました。
北海道では、唐揚げのことを「ザンギ」と呼びます。なぜザンギと呼ばれるかについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
竜田揚げとは
竜田揚げは、みりんやしょうゆで下味をつけた鶏肉に片栗粉をまぶして揚げた料理です。竜田揚げの「竜田」は、紅葉の名所で有名な奈良県の北西部を流れる竜田川が由来といわれています。
竜田揚げを作ると、表面にまばらに片栗粉の白いかたまりができます。これが竜田川を流れる紅葉のようであることから、竜田揚げと呼ばれるようになりました。
唐揚げと竜田揚げの違い
唐揚げの衣に小麦粉が使われることが多いのに対して、竜田揚げの衣は片栗粉の場合が多くなっています。下味に関しては本来の唐揚げにはつけずに、竜田揚げは必ず味つけされるのが特徴です。
ただ、現在では唐揚げを作るときに下味をつけたり、衣に片栗粉が使われたりすることもあります。そのため、唐揚げと竜田揚げの明確な違いはないといわれています。
DELISH KITCHENの唐揚げレシピ
基本的な作り方や油淋鶏風など、唐揚げのレシピをご紹介します。
基本の唐揚げ
外はカリカリ、中はしっとりジューシーな基本の唐揚げです。しょうゆやにんにく、しょうがでしっかり下味をつけてカリッと揚げましょう。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもぴったりです。
油淋鶏唐揚げ
唐揚げに油淋鶏風の香味だれがよくからみ、くせになる一品です。唐揚げは二度上げしてカリカリに仕上げるので、食べる直前にたれと合わせて食感を楽しみましょう。酢を加えることでさっぱりいただけます。
DELISH KITCHENの竜田揚げレシピ
定番の鶏肉の竜田揚げのほか、豚肉を使ったレシピもご紹介します。
基本の鶏の竜田揚げ
サクサクとした衣の食感が楽しめる、基本の鶏の竜田揚げです。酒やしょうゆ、しょうがで下味をつけてもみ込むとジューシーに仕上がります。お好みでレモンをしぼっていただきましょう。
豚ロース薄切り肉のカリカリ竜田揚げ
豚ロースの薄切り肉を使った竜田揚げです。ごはんのおかずはもちろんのこと、お酒のおつまみとしてもおすすめです。ポリ袋の中で下味をつけるので手軽に作れて、洗い物も減らすことができます。
唐揚げと竜田揚げを食べ比べてみよう
現在では、唐揚げと竜田揚げの明確な違いはありません。ただ、唐揚げには小麦粉、竜田揚げには片栗粉の衣が使われることが多くなっています。また、竜田揚げには下味がつけられるのに対して、唐揚げはもともと小麦粉をまぶして揚げるだけの料理でした。
どちらもカリッと揚がった衣がおいしい揚げ物の定番です。唐揚げと竜田揚げ、それぞれ作って食べ比べてみるのもよいでしょう。