たらこと明太子の違いとは?栄養やレシピもご紹介
作成日: 2022/01/06
ご飯のおともやおつまみなどのほか、さまざまな料理に活用できるたらこや明太子。明太子には辛味があり、味わいが異なることはご存じかもしれませんが、見た目が似ているこのふたつにはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、たらこと明太子の違いについてや、それぞれのカロリーと栄養、レシピなどをご紹介します。
たらこと明太子について
たらこと明太子にはどのような違いがあるのでしょうか。
たらこと明太子の違い
たらこも明太子も原材料は同じもので、スケトウダラの卵巣になります。
たらこはスケトウダラの卵巣を塩蔵して作られます。一方、明太子はスケトウダラの卵巣を塩蔵し、唐辛子などを使った調味料で味付けして作られています。
つまり、たらこと明太子は唐辛子を使って味付けされているかどうかで、名前に違いがあるということです。
ちなみに、明太子と辛子明太子に違いはなく、どちらも同じものを指します。明太子と辛子明太子はスケトウダラの卵巣を使ったもののみが使える名称です。
対して、たらこはスケトウダラだけでなく、マダラの卵巣を使った場合もたらこと呼ぶことができます。
たらこと明太子の名前の由来
たらこは、タラの子であることが名前の由来です。
一方、明太子はスケトウダラの韓国名の「明太(ミョンタ)」の子ということから、明太子と呼ばれるようになりました。
たらこと明太子のカロリーと栄養
たらこと明太子のカロリーや栄養についてご紹介します。それぞれ、生の可食部100gあたりの数値は以下の通りです。なお、どちらもスケトウダラのものになります。
《たらこ》
・カロリー…131kcal
・炭水化物…0.4g
・たんぱく質…24.1g
・食物繊維…5.2g
・脂質…4.7g
《明太子》
・カロリー…121kcal
・炭水化物…4.0g
・たんぱく質…21.0g
・食物繊維…5.2g
・脂質…3.3g
たらこや明太子を使ったDELISH KITCHENのレシピ
たらこや明太子を使ったレシピをご紹介します。
【たらこ】
たらこの中身の出し方や、たらこを使ったおすすめのレシピをご紹介します。
たらこの中見の出し方
たらこの中身の出し方をご紹介します。包丁でたらこに切り込みを入れ、スプーンを使うことで中身をきれいに出せますよ。そのままご飯のおともにしたり、たらこパスタなどの具材に使うことができます。
焼きたらこ
たらこのおいしさをシンプルに味わえる焼きたらこのレシピです。トースターで焼くだけなので簡単に作れますよ。加熱時間を調整して、お好みの焼き加減で作ってみましょう。
たらこの簡単クリームパスタ
簡単に作れるたらこのクリームパスタです。めんつゆを使うので味の調整がしやすく、少ない材料で手軽に作れます。生クリームのまろやかな味わいがたらこと相性抜群です。
【明太子】
明太子を使ったレシピをご紹介します。辛味のある明太子はおかずにもおつまみにも重宝しますよ。
ちくわ明太バター
さっと作れるちくわ明太バターは、おつまみにもおかずにもぴったりです。バターの風味と明太子の辛味で箸が止まらないおいしさですよ。あと一品作りたいときや、すぐにおつまみを用意したいときに重宝します。
明太子入りだし巻き卵
だし巻き卵に明太子を入れていつもと違うアレンジをしてみましょう。辛味のある明太子とふんわりとしただし巻きはご飯だけでなく、お酒のおつまみにもおすすめです。明太子のかわりにたらこを使ってもよいですね。
明太チャーハン
さっと作れるシンプルな明太チャーハンのレシピです。味付けはしょうゆと塩こしょうのみですが、明太子の辛味が加わることで塩気と辛味のバランスがよく仕上がります。
たらこと明太子は辛さのお好みで選ぼう
たらこと明太子は、どちらもスケトウダラの卵巣で原材料は同じです。ふたつの違いは、唐辛子などの調味料を加えて味付けされているか、というものです。
どちらもそのまま食べるのはもちろん、和食から洋食までさまざまな料理と相性のよい食材です。味わいのお好みでそれぞれを使い分けるとよいでしょう。
【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)