デリッシュキッチン

湯葉とは?特徴や由来・おすすめの食べ方をご紹介

作成日: 2022/02/26

更新日: 2025/10/01

白くて薄い膜のような湯葉を食べたことがあるでしょうか。普段の料理にはあまり使わない食材のため、なじみがないという方も多いかもしれません。

この記事では、湯葉について特徴や由来、産地についてみていきましょう。また、ご家庭でも作れる自家製の湯葉や湯葉を使ったレシピもご紹介します。

目次

  1. 湯葉について
    1. 湯葉とは
    2. 湯葉の由来
    3. 湯葉の産地
  2. デリッシュキッチンの湯葉のレシピ
    1. フライパンで作るくみ上げゆば
  3. デリッシュキッチンの湯葉を使ったレシピ
    1. オクラと湯葉のおひたし
    2. 揚げ出し湯葉
    3. 金目鯛の湯葉包み揚げ
    4. ゆばのお吸い物
    5. ゆば入りそば
  4. 湯葉はご家庭でも簡単に楽しめる

湯葉について

さっそく湯葉についてみていきましょう。

湯葉とは

湯葉は、豆乳を煮つめたときに表面にできる被膜をすくい取ったものを指します。すくった生の状態のものを「生湯葉」といい、それを乾燥させたものを「干し湯葉」と呼びます。

湯葉と豆腐の違いは、どちらも豆乳を原料として作られますが、それぞれ製法が異なっています。豆腐は凝固させるためににがりを使用して固めて作りますが、湯葉はにがりなどを使用せずに豆乳を煮つめて作るのが特徴です。

湯葉の由来

湯葉の名前の由来は、湯葉の色味と表面のシワが老婆のシワに似ていることから「姥(うば)」と呼ばれ、それが「ゆば」に変化していったという説があります。

また、豆乳の上面の膜を汲み上げることから「上(うは)」と呼ばれていたものが変化していき「うば」から「ゆば」になったともいわれています。

湯葉の産地

湯葉は京都府と栃木県の日光市が産地として有名です。京都府では「湯葉」と表記されますが、日光市では「湯波」とされています。

京都府においては、精進料理や懐石料理などで主要な食材として親しまれてきました。日光市でも僧侶や神官向けの食品として重宝されてきて、製法は京都府とあまり変わりません。しかし、日光市では湯葉を幾重にも巻き上げて作るため厚みがあり、食べごたえのある食感なのが特徴です。

デリッシュキッチンの湯葉のレシピ

ご家庭で作れる湯葉のレシピをご紹介します。

フライパンで作るくみ上げゆば

豆乳さえあれば、ご家庭でも生湯葉を楽しむことができます。できたてを味わえるのは手作りならではです。鍋底の豆乳がこげないよう火加減に注意しましょう。

デリッシュキッチンの湯葉を使ったレシピ

湯葉を活用したおすすめのレシピをご紹介します。

オクラと湯葉のおひたし

オクラと生湯葉を使った京風仕立てのおひたしです。オクラのとろみと湯葉がよく合い、見た目も上品な仕上がりの一品です。

揚げ出し湯葉

湯葉は揚げて調理することもできます。揚げ出し仕立てにすることで湯葉につゆが染み込み、やみつきになる一品に仕上がります。

金目鯛の湯葉包み揚げ

金目鯛を湯葉で包んで揚げることで、ご飯にもよく合うおかずになります。金目鯛の旨味とパリパリに揚がった湯葉の食感も楽しめます。

ゆばのお吸い物

乾燥の湯葉を使ったお吸い物です。干ししいたけからだしをとることで深い味わいを楽しめます。湯葉と絹さやの食感がアクセントになり見た目もきれいです。

ゆば入りそば

温かいそばに湯葉を加えて少し贅沢な一品はいかがでしょうか。めんつゆを使うことで簡単に味付けでき、おいしいそばが楽しめます。

湯葉はご家庭でも簡単に楽しめる

湯葉とは、豆乳を煮つめてできた表面の膜をすくい取ったものです。湯葉には生湯葉と干し湯葉があり、さまざまな食べ方で楽しむことができます。

ご家庭でも豆乳があれば自家製の湯葉を作れますよ。できたてのおいしさを味わえるのは手作りならではなので、ぜひ試してはいかがでしょうか。

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