DELISH KITCHEN

舌平目とは?下処理や選び方・おすすめレシピもご紹介

作成日: 2022/03/25

フランス料理のムニエルなどに使われる舌平目。最近ではスーパーなどでも見かける機会が増えましたが、どのような魚なのかご存じでしょうか。

この記事では、舌平目について特徴や旬の時期、選び方とともに、下処理やレシピもご紹介します。

目次

  1. 舌平目について
    1. 舌平目とは
    2. 舌平目の旬・産地
  2. 舌平目の選び方
  3. 舌平目の下処理
  4. DELISH KITCHENの舌平目を使ったレシピ
    1. 舌平目のムニエル
    2. 舌平目の白ワイン蒸し
    3. 舌平目の煮付け
    4. 舌平目のあんかけ
  5. 舌平目はヒラメの仲間ではない

舌平目について

まずは、舌平目についてご紹介します。

舌平目とは

舌平目は、カレイ目ウシノシタ科に属する海水魚です。名前に「平目(ヒラメ)」とついているのでヒラメの仲間のようですが、実はヒラメ科の魚ではありません。ヒラメと同じように、左側に目がついていても分類上は別の種類です。

「アカシタ(イヌノシタ・アカシタビラメ)」と「クロウシノシタ(クロシタ)」の2種類に大きく分けられます。スーパーなどでは、イヌノシタとアカシタビラメは区別せずに、アカシタとして一緒に並んでいます。

たんぱくな味わいとふっくらとした身が特徴で、ムニエルや煮付けなどで楽しめます。

また、ヒラメとカレイの違いについては、こちらをご覧ください。

舌平目の旬・産地

フランス料理の食材としてなじみの深い舌平目ですが、日本各地でも幅広く水揚げされています。舌平目の一種であるアカシタビラメの多くは、瀬戸内海や九州など西日本でおもに漁獲されます。

また、クロウシノシタは関東地方から北でも水揚げされます。一年を通して安定した水揚げがある舌平目ですが、最もおいしくなる時期は、産卵前に栄養を蓄えた夏から秋の期間です。

舌平目の選び方

舌平目を購入するときは、なるべく大きいものを選ぶようにします。触ってみて身体に張りがあり、硬いものが新鮮です。腹がやわらかいものは避けるようにしましょう。

また、体表につやがあり色が濃いものがおすすめです。エラが鮮やかな紅色のものは鮮度のよい証拠なので、できればエラも確認してみましょう。

舌平目の下処理

舌平目を料理に使うときは下処理を行います。まず、包丁を使ってうろこを丁寧に削り取ります。次に皮をはぎますが、身が一緒にはがれないよう注意しましょう。裏側の白い皮も同じようにはいでいきます。さらに、頭と内臓をきれいに取り除いたら完了です。

DELISH KITCHENの舌平目を使ったレシピ

ここからは、舌平目を使ったおすすめレシピをご紹介します。

舌平目のムニエル

舌平目を使ったムニエルはいかがですか。臭みが少なく旨味のある舌平目は、シンプルな味つけでもおいしく仕上がります。アスパラガスやしめじだけでなく、お好みの野菜を一緒に添えていただきましょう。

舌平目の白ワイン蒸し

塩こしょうで下味をつけた舌平目を、白ワインで香りよく蒸し上げます。白ワインで使うことで風味よく、ふっくらと仕上がりますよ。バターとにんにくの香りが食欲をそそります。

舌平目の煮付け

舌平目で作る煮付けのご紹介です。甘辛い味つけが染みこんだ身はふわっとやわらかく、ご飯のおかずにぴったりです。しょうがのさわやかな風味が舌平目のおいしさを引き立てています。

舌平目のあんかけ

外側はカリッと中はふんわり香ばしく揚げた舌平目に、和風だしをきかせたあんかけをかけていただきます。しょうがの風味のあんかけがたんぱくな舌平目にからんで、箸が止まらなくなるおいしさです。

舌平目はヒラメの仲間ではない

舌平目は、ヒラメ科ではなくカレイ目ウシノシタ科に属する魚です。西日本で年間を通して漁獲され、夏から秋にかけて旬を迎えます。たんぱくな味わいでふっくらとした身が特徴です。

どんな味つけともよく合うので、さまざまな料理で楽しめますよ。スーパーなどで舌平目を見かけたら、ぜひ手に取ってはいかがでしょうか。

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