ブラックオリーブとは?グリーンオリーブとの違いや栄養・レシピもご紹介
作成日: 2022/03/27
ピザやサラダなどのトッピングのほか、おつまみとしても食べられているブラックオリーブ。店頭ではグリーンオリーブと並んで、塩漬けやオイル漬けにしたものが販売されています。ところで、ブラックオリーブとグリーンオリーブの違いとはどのようなものでしょうか。
この記事では、ブラックオリーブについて特徴やグリーンオリーブとの違い、栄養、おすすめレシピなどをご紹介します。
ブラックオリーブとは
ブラックオリーブは、常緑高木であるオリーブの実が熟したものです。地中海沿岸地域が原産地であるオリーブは、古代ギリシャ時代から存在しており、美容と健康のために食事に取り入れられていました。
日本では、塩漬けやオイル漬けに加工されたものが、缶詰や瓶詰めの状態で販売されています。
グリーンオリーブとの違い
グリーンオリーブは、ブラックオリーブと同じオリーブの実を若いうちに収穫したものです。一方で、完熟させてから収穫したものがブラックオリーブです。
オリーブの実は未熟なうちは緑色ですが、熟すると紫色から黒色に変化します。熟してから収穫したブラックオリーブは、ほのかな甘味とあっさりしたくせのない味わいが特徴です。アクのあるグリーンオリーブと比べて食べやすいため、オリーブ初心者の方にはチャレンジしやすいでしょう。
食感にも違いがあり、グリーンオリーブはプリッとした食感なのに対して、ブラックオリーブはやわらかい食感です。
ブラックオリーブのカロリーと栄養
ブラックオリーブのカロリーや栄養についてご紹介します。1個(可食部3g)あたりの数値は以下の通りです。
・カロリー…約4kcal
また、ブラックオリーブにはビタミンB群やビタミンEなどの栄養が含まれています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
ブラックオリーブの食べ方
苦味や渋みの少ないブラックオリーブは、種を取ってそのまま食べられます。パスタなどのイタリア料理だけでなく、スペイン料理、ギリシャ料理、南仏料理など世界各地の料理に幅広く使われています。
フランスでは、細かく切ったブラックオリーブやアンチョビを、オリーブオイルと混ぜてペーストにした「タプナード」という料理も定番です。タプナードはカットしたフランスパンに塗ったり、ほかの料理に添えたりして食べられています。
ブラックオリーブはピザ、パスタ、サラダ、スープ、サンドイッチ、パン、おかずなど、さまざまなものに活用されています。
DELISH KITCHENのブラックオリーブを使ったレシピ
ここからは、ブラックオリーブを味わうおすすめレシピをご紹介します。
オリーブとクリームチーズのカナッペ
パーティーやおもてなしの一品におすすめの、オリーブとクリームチーズのカナッペです。クラッカーにのせたクリームチーズに、ブラックオリーブとセルフィーユの色合いが映えて、テーブルを華やかに彩ります。
ニース風サラダ
献立の一品に、野菜がたっぷり食べられるニース風サラダはいかがですか。ブラックオリーブが彩りのアクセントになります。野菜やゆで卵などを盛りつけたサラダは、食べごたえだけでなく見映えも楽しめます。
オリーブと鶏もものアヒージョ
ブラックオリーブと相性のよい、鶏もも肉を組み合わせたアヒージョです。旨味のある鶏もも肉とベーコンを、にんにくで風味をつけたオリーブオイルで煮て仕上げます。バゲットと一緒に楽しみましょう。
ブリのアクアパッツァ
魚介たっぷりのアクアパッツァに、ブラックオリーブを添えていただきましょう。ブリやあさりの旨味にトマトのさわやかな風味がよく合います。にんにくの香りが食欲をそそり、手が止まらなくなるおいしさです。
タコとオリーブのトマトパスタ
ぶつ切りにしたタコの食感がアクセントになるトマトパスタのご紹介です。タコの旨味とブラックオリーブの風味がパスタにからんで絶品です。ランチだけでなく、夕食にワインと一緒に楽しむのもおすすめです。
ブラックオリーブは完熟したオリーブの実
ビタミンB群やビタミンEを含むブラックオリーブは、木で完熟させてから収穫したオリーブの実です。対して、まだ実が若いうちに収穫したものがグリーンオリーブです。アクのあるグリーンオリーブに比べて、ブラックオリーブはくせがなく食べやすいという特徴があります。
パスタやピザ、サラダなど、世界各地でもさまざまな料理に使われていて、日本では缶詰や瓶詰めで販売されています。ご紹介したレシピを参考に、ご家庭でもブラックオリーブを味わってはいかがでしょうか。
【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)