じゃがいもの品種「デストロイヤー」とは?レシピもご紹介
作成日: 2022/05/18
ポテトサラダや肉じゃが、カレーなど日本人の食卓に欠かせないじゃがいも。男爵やメークイン、きたあかりなどさまざまな種類がありますが、「デストロイヤー」という品種をご存じでしょうか?
この記事では、デストロイヤーとはどんなじゃがいもなのか、特徴や名前の由来などをみていきましょう。また、おすすめのレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
デストロイヤーについて
まずは、デストロイヤーとはどのようなじゃがいもなのか、特徴や由来について見ていきましょう。
デストロイヤーとは
デストロイヤーは表皮が赤紫色、中身は鮮やかな黄色といったユニークな見た目が特徴のじゃがいもです。
加熱するとホクホクとした食感になり、さつまいもや栗のような濃厚な甘みと風味があります。粘り気がある肉質で煮崩れしにくいため、肉じゃがやカレー、シチューなどの煮込み料理に向いています。
鮮やかな色を活かして皮付きのまま調理されることも多いようです。
デストロイヤーの由来
赤紫色の表皮と芽の周りだけ赤色に染まる姿が「覆面マスクを被ったレスラー」のように見えることが名前の由来です。正式名はグラウンドペチカといい、ロシア式の暖炉を意味する「ペチカ」と、地面を表す「グラウンド」をかけ合わせた言葉です。
地面から暖炉の炎が出ているように見えることから、グラウンドペチカと名付けられました。
デストロイヤーの旬と産地
デストロイヤの旬の時期は5月から6月ごろで、主な産地は発祥である長崎県です。そのほか北海道でも栽培されています。
デストロイヤーを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、デストロイヤーを使ったレシピをご紹介します。以下で紹介しているレシピは普通のじゃがいもを使っていますが、デストロイヤーの特徴を理解して調理すれば、問題ありません。
基本のコロッケ
デストロイヤーのホクホクとした食感を活かして、コロッケを作ってみましょう。玉ねぎと合いびき肉を加えることで、甘みとコクがプラスされます。サクサクの衣とホクホクのじゃがいもがたまらないおいしさです。
基本の肉じゃが
和食の定番、肉じゃがのレシピです。粘性のあるデストロイヤーは肉じゃがのような煮込み料理にぴったり。じゃがいもと玉ねぎのやさしい味わいに牛肉のうま味がプラスされ、ほっとする味わいです。
基本のフライドポテト
ホクホクカリカリのフライドポテトはおつまみやおやつにぴったり。カットしたじゃがいもを水にさらすと、カリッとした食感に仕上がります。濃厚な甘みと風味のデストロイヤーをシンプルに味わえます。
豚こまとじゃがいものコンソメ炒め
にんにくのパンチが効いた、コンソメ風味の炒め物です。豚肉のうま味とじゃがいものホクホクとした食感が絶品です。じゃがいもをあらかじめレンジで加熱しておくことで、時短につながりますよ。
じゃがいもと鶏肉の甘辛炒め
じゃがいもの甘みと鶏肉のうま味が後を引くおいしさです。こってりした甘辛い味つけで、ごはんにはもちろんお酒にもよく合います。細ねぎを散らして彩り豊かに仕上げましょう。
デストロイヤーは濃厚な甘みが特徴のじゃがいも
長崎県発祥のデストロイヤーは皮が赤紫色のユニークな見た目のじゃがいもです。さつまいもや栗のような風味と濃厚な甘さが特徴です。加熱するとホクホクした食感になり、粘り気もあるので煮込み料理に向いています。
コロッケやフライドポテト、肉じゃがなどさまざまな料理に使えるので、今回ご紹介したレシピを参考にデストロイヤーを美味しく味わってくださいね。