
鍋の具材・材料の定番まとめ!美味しいレシピもご紹介
作成日: 2022/11/17
更新日: 2022/11/18
冬になるとあたたかい鍋を食べる機会が増えますね。しかし、具材がいつも同じようになってしまうことはありませんか。鍋は具材や味付けを変えることで、さまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。
この記事では、定番から変わり種まで鍋の具材をまとめました。美味しい鍋のレシピもご紹介しますので、鍋を作るときの参考にしてくださいね。
鍋の具材【野菜】
鍋の具材におすすめの野菜をご紹介します。根菜類など火が通るのに時間がかかるものは先に、葉物野菜など火の通りやすいものはあとで加えましょう。
白菜
白菜は鍋に欠かせない野菜です。さまざまな具材と相性がよく、どんな味付けにも合います。加熱するとかさが減るのでたくさん食べられますよ。葉はざく切り、芯はそぎ切りにすると火が通りやすくなります。
長ねぎ・玉ねぎ
長ねぎや玉ねぎは煮込むとトロトロになり、甘くなります。長ねぎは斜め切りやぶつ切り、玉ねぎは薄切りやくし形切りにします。ぶつ切りにした長ねぎを焼いて加えると香ばしい香りが楽しめますよ。
キャベツ
白菜と同じように使うことができます。柔らかく煮込んだキャベツは甘味を感じ、白菜とは違った味わいを楽しめますよ。ざく切りにすることが多く、トマト鍋やカレー鍋など洋風の味付けとの相性が抜群です。
大根
やわらかくて味が染み込みやすい中央部分を使うのがおすすめです。輪切りや半月切り、いちょう切りにします。下茹でするとアクや苦味が取れて、味も染み込みやすくなりますよ。大根おろしをたっぷりのせたみぞれ鍋はあっさりと食べられます。
もやし
クセのない味なので、どんな味付けとも合い、メインの具材を引き立てます。もやしは切る必要がなく、水洗いするだけで鍋に加えられるのもうれしいポイント。最後のほうに加えるとシャキシャキ食感が味わえます。
にんじん
鍋の具材は緑や白のものが多いので、にんじんを入れると彩りが鮮やかになります。短冊切りやいちょう切りにすることが多いですが、飾り切りにすると鍋が華やかな印象に。型抜きを使えば簡単にできますよ。
水菜
クセがないので、さまざまな具材や味付けに合います。ざく切りにするときは、根元の部分についている土をしっかり落としましょう。水菜はすぐに火が通ります。水菜のシャキシャキ食感を味わうために最後の方に加えましょう。
春菊
独特の香りがクセになるおいしさです。春菊は火を通し過ぎてしまうと、黒くなり苦みが増してしまいます。最後に加えてさっと加熱するようにしましょう。茎の部分と葉の部分を分けて、茎の部分を先に加えてから葉の部分を加えてください。
豆苗
クセのない味わいで、鍋によく使われます。豆苗を豚肉で巻いて食べるのもおすすめ。すぐに火が通るので最後に加えましょう。豆苗は根と豆のついた部分を水につけておくと、再び芽が出てくるので二度楽しめます。
ニラ
鮮やかな緑色で独特の香りがあり、もつ鍋やキムチ鍋との相性が抜群です。火が通りやすくシャキシャキとした歯ごたえを楽しむためにも最後に加えましょう。加熱しすぎると、色も香りも悪くなってしまいます。
鍋の具材【肉・魚介】
続いて、鍋の具材におすすめの肉や魚や貝をご紹介します。肉と魚介を一緒に入れると旨味が増しますよ。
豚肉
豚バラ肉は脂が多くてコクがあり、豚ロース肉や豚もも肉はあっさりと食べられます。部位によって食感や味わいが変わるのでお好みのものを選んでください。火を通し過ぎると硬くなってしまうので注意しましょう。
鶏肉
鶏肉は始めから入れておくと旨味が出ます。鶏もも肉は一口大に切って加えます。下処理で余分な脂肪を取ると臭みが抑えられますよ。手羽元を使うのもおすすめです。骨から出汁が出るのでさらに美味しくなります。
牛肉
牛肉はすき焼きやしゃぶしゃぶには欠かせません。美味しく仕上げるためにアクが出たらこまめに取りましょう。薄切り肉は一枚ずつ丁寧にはがして入れてください。火を通し過ぎると硬くなってしまいます。
つくね・つみれ・肉団子
やわらかな食感で、味も染み込みやすく食べやすいのが魅力。市販のものを入れるのはもちろん、魚介類のすり身やひき肉で手作りすると格別の美味しさです。お好みの野菜をみじん切りにして加えてもいいですね。
もつ・ホルモン
もつのプリプリとした食感が好きな方も多いのではないでしょうか。もつといえばもつ鍋が定番ですね。キャベツやニラ、にんにくが欠かせません。もつはクセがあるので、しっかりと茹でて下処理をしましょう。
かに
旨味たっぷりのかには、鍋を豪華にしてくれます。かにの風味を味わいたいなら、淡白な具材がおすすめです。カット済みのかにを選ぶと手軽に食べられますよ。火を通し過ぎると身が硬くなってしまうので気をつけましょう。
たら
淡白な味なので、どんな味付けの鍋にも合います。身が柔らかく煮崩れしやすいので、鍋に加えたら触らないようにしましょう。たらの臭いが気になる場合は、キッチンペーパーで切り身の水分を拭き取ってください。
えび
えびの鮮やかな色が鍋を華やかにしてくれます。プリプリの食感も魅力です。殻から出汁が出るので、殻付きがおすすめです。鍋に入れる前に竹串などで背わたを取りましょう。背中に切れ目を入れておくと殻がむきやすくなります。
鮭
鮭を使った鍋といえば味噌ベースの石狩鍋が定番ですが、さまざまな味付けに合います。切り身は一口大に切ると食べやすくなりますよ。塩を振り、キッチンペーパーで水気を拭き取ると臭みがなくなります。
ホタテ
肉厚でプリプリの食感が魅力的なホタテ。旨味たっぷりなので鍋の具材にぴったりです。クセがなく他の魚介類との相性もよいので、海鮮鍋におすすめです。手に入りやすい冷凍ホタテを使っても美味しいですよ。
タコ
プリプリとした歯ごたえがたまらないタコはキムチ鍋との相性が抜群。他の味付けにもよく合います。ぶつ切りにしても、食べやすいように薄切りにしてもいいですね。生のタコが手に入ったらタコしゃぶにしても美味しく食べられます。
牡蠣
牡蠣の旨味が出た出汁とプリプリの食感がたまりません。牡蠣を美味しく食べるには下処理をきちんとするのがポイント。牡蠣に片栗粉をまぶして水がきれいになるまで洗いましょう。火を通し過ぎると硬くなってしまうので、最後の方に入れてください。
鍋の具材【その他】
その他の鍋におすすめの具材をご紹介します。野菜や肉、魚介に加えてみてくださいね。
豆腐
淡白な味の豆腐は鍋には欠かせない具材です。豆腐の種類によって食感が変わるので、お好みの豆腐を選んでください。焼き豆腐や木綿豆腐はしっかりした食感で崩れにくく、絹ごし豆腐はなめらかで崩れやすいです。
きのこ類(えのき・しいたけ・まいたけ・しめじ)
旨味たっぷりのきのこも鍋には欠かせません。きのこを組み合わせて使うのもおすすめです。きのこの風味が落ちてしまうので、水洗いせずに使いましょう。しいたけは飾り切りにすると見た目が華やかになりますよ。
こんにゃく
こんにゃく特有の臭いは茹でると取ることができます。板こんにゃくはスプーンでちぎったり、隠し包丁を入れたりすると味が染み込みやすくなります。糸こんにゃくは結びこんにゃくにすると食べやすいですよ。
餅・餅巾着
餅はすぐにやわらかくなるので、最後の方に入れましょう。トロトロに溶けた餅が具材と絡んで美味しいです。餅巾着は油揚げの中に餅を入れるだけなので、ぜひ手作りしてみてください。出汁の染み込んだ油揚げと餅は絶品です。
油揚げ
油揚げはメインの具材を引き立てる名脇役。たっぷり染み込んだ出汁が、口いっぱいに広がります。油揚げは油抜きをすると、味が染み込みやすくなりますよ。短冊切りや三角切りにして使います。
餃子
餃子がメインの餃子鍋もおすすめですが、さまざまな具材とも合います。市販の餃子だとそのまま入れられるので簡単です。お好みの材料で手作り餃子を作るのもおすすめ。トロトロになった皮に出汁が染み込んで美味しいですよ。
鍋の具材【変わり種】
鍋におすすめの変わり種の具材をご紹介します。いつもと違う具材を加えたら、新たな発見があるかもしれません。
トマト
トマト鍋などの洋風鍋にはもちろん、和風鍋にも合います。トマトはくし形切り、ミニトマトはそのまま入れたり半分に切ったりして入れましょう。トマト缶を使うのもおすすめです。トマトは加熱すると酸味がやわらぎ、旨味が引き立ちます。
ソーセージ
洋風鍋にはもちろん、どんな味付けとも相性抜群。ソーセージの旨味が溶け出して深い味わいの出汁になります。そのまま入れられるのがうれしいポイント。切り込みを入れると、ソーセージに出汁が染み込みやすくなります。
ちくわ
ちくわといえばおでんの定番具材ですが、鍋にも合います。ちくわの旨味が出汁に溶け出しまて美味しくなります。火が通りやすいので、あとの方で入れましょう。下処理いらずなので、もう一品欲しいときに重宝します。
カマンベールチーズ
カマンベールチーズはとろけるチーズとは違った味わいで、丸ごと鍋に入れれば見た目でも楽しめます。4等分や8等分などに切っておくと食べやすいですよ。とろけたカマンベールチーズと具材を絡めればたまらない美味しさです。
ブロッコリー
トマト鍋やカレー鍋などの洋風鍋にぴったり。鮮やかな緑が鍋を華やかにしてくれます。小房に切り分けて入れましょう。生のまま入れても大丈夫です。茎の部分も食べられるので、短冊切りにして一緒に入れてみてはいかがですか。
DELISH KITCHENの鍋のレシピ
人気の鍋料理レシピや定番の鍋料理レシピをこちらでご紹介しています。鍋の種類ごとや和風、洋風、中華風などのテイストで絞り込み検索もできますので、ぜひ献立作りの参考にしてください。
鍋の具材の組み合わせは自由自在!お好みの具材で楽しもう
鍋の具材は組み合わせを変えると、新しい味を発見できます。変わり種の具材を入れたり具材の切り方やシメを変えたりすれば、いつもの鍋もひと味違った鍋になるでしょう。美味しい鍋を作るには、具材を入れるタイミングや下処理も大切です。鍋の具材に決まりはありません。お好みの具材や味付けを見つけて、鍋を楽しんでくださいね。
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もつ鍋に合う具材やもつの下処理方法については以下の記事で詳しくご紹介しています。