
カッサータとはどんな食べ物?セミフレッドとの違いやレシピもご紹介!
作成日: 2023/02/28
更新日: 2025/03/31
コンビニやファミリーレストランで見かけるスイーツ、カッサータ。どのような味わいなのか想像できない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、カッサータの特徴をはじめ、日本でトレンドになった理由やセミフレッドとの違い、食べ方、レシピをご紹介します。ぜひ最後までお読みください♪
カッサータとは
まずはカッサータの特徴についてご紹介します。
材料・見た目
カッサータは、イタリア・シチリア島生まれの伝統的なスイーツです。リコッタチーズと生クリームを混ぜ、ドライフルーツやナッツ、チョコレートを加えてアイスケーキのように冷やし固めて作られます。
本場のカッサータは丸いホール型で、薄緑色のマジパンで覆われ、上にはオレンジの砂糖漬けやチェリーが飾られることが特徴です。そのカラフルで華やかな見た目から、パーティーやおもてなしにも彩りを添えてくれます。
味わい
カッサータは、リコッタチーズをベースとした甘すぎないレアチーズケーキのような、まろやかでさっぱりとした味わいが特徴です。
アイスケーキのように冷たく、ナッツやフルーツが加わることで、異なる食感も楽しめることが魅力です。
なぜ日本でトレンドに?
近年、カッサータを日本でも見かける機会が増えましたが、人気の秘密はどのようなところにあるのでしょうか。ここでは、3つのポイントをご紹介します。
食べたいときに気軽に楽しめる手軽さ
カッサータが日本で人気を集めている理由の一つは、その手軽さにあります。アイスケーキとして楽しめるカッサータは、食べたい時に好きな厚さにカットできるので、特に巣ごもり需要が生まれた頃からトレンドになりました。
さっぱりとした味わいと楽しい食感
カッサータはリコッタチーズをベースにしているため、さっぱりとした味わいが特徴です。さらに、ドライフルーツやナッツが入っているので、一口ごとに異なる食感を楽しめます。
また、凍ったままの状態や解凍した状態、半解凍の状態といった好みの硬さで食べられ、様々な味わい方で何度でも飽きずに楽しめることが魅力です。
華やかな見た目
カッサータはその華やかな見た目も魅力の一つです。カラフルなドライフルーツやナッツが散りばめられており、まるで宝石のような美しい断面が特徴です。
写真に撮りたくなるような見た目は、パーティーやおもてなしの場にもおすすめです。
世界のカッサータ
イタリア発祥のカッサータですが、実はさまざまな国で愛されているスイーツです。ここでは、インドと日本で食べられるカッサータの特徴をそれぞれご紹介します。
インド
年中暑いインドでは、冷たいカッサータが人気です。インドのカッサータはスポンジケーキの上に、カラフルなアイスクリームを層状に重ねて作られます。
かまぼこのような半円筒型か、四角いケーキ型で固めて作られることが特徴です。基本的に上に砕いたナッツがトッピングされており、香ばしい風味と食感を楽しめます。
日本
四角いケーキ型やパウンドケーキの型などで、冷やし固めて作るカッサータが日本では人気です。
ナッツやドライフルーツをクリームに入れ込むのはイタリアのカッサータと同じですが、入手事情が異なるためチーズの種類は固定されておらず、さまざまなレシピがあります。
カッサータとセミフレッドの違い
カッサータによく似たスイーツに、「セミフレッド」があります。
セミフレッドとはイタリア語で「セミ(semi)=半分」「フレッド(freddo)=冷たい」を意味するスイーツです。カッサータと同じイタリア発祥の冷たいスイーツですが、使用する材料が異なることが特徴です。
カッサータの基本的な材料が生クリームやリコッタチーズ、ナッツ、ドライフルーツであるのに対し、セミフレッドは生クリームとカスタードクリームまたは泡立てた生クリームとメレンゲで作られます。
セミフレッドは空気をたくさん含ませて凍らせるので、カッサータよりも軽い口どけに仕上がります。また、ナッツやフルーツで食感をプラスしたり、アーモンドやピスタチオのパウダーを加えてコクを出したりしてアレンジされることも多いです。
カッサータの食べ方
カッサータの美味しい食べ方について3つご紹介します。好みにあった方法をぜひ試してみてください♪
冷凍状態
カッサータを冷凍庫から出してすぐに食べると、アイスクリームのような硬めの食感が楽しめます。ひんやりとしたさっぱりとした味わいが特徴で、口の中で溶ける感覚が心地よいです。
半解凍状態
冷凍庫から取り出して5〜10分ほど室温に置くと、半解凍状態になります。外側はしっとりとした濃厚な食感で、内側はシャリシャリとしたシャーベットのような食感が楽しめます。
完全に解凍した状態
カッサータを完全に解凍すると、チーズケーキのような濃厚で滑らかな口当たりになります。室温で15〜30分程置くと、チーズがしっかりと柔らかくなり、ナッツやドライフルーツの風味もより一層引き立ちます。
デリッシュキッチンのカッサータのレシピ
自宅でカッサータを作ってみたい方に向けて、デリッシュキッチンのレシピをご紹介します。
材料 【9×18×6cmパウンド型1台分】
生クリーム・・・・・・・・200cc
砂糖・・・・・・・・・・・80g
リコッタチーズ・・・・・・200g
ドライフルーツミックス・・80g
ミックスナッツ[無塩]・・・・80g
ラム酒・・・・・・・・・・大さじ3
ピスタチオ・・・・・・・・20g
オレンジピール・・・・・・30g
手順
①耐熱容器にドライフルーツミックスを入れ、お湯(分量外:適量)をかけ、水気をよく切る。オレンジピール、ラム酒を加えて混ぜ、表面にぴったりと密着するようにラップをし、8時間以上おく。
②ポリ袋にミックスナッツ、ピスタチオを入れ、めん棒などでたたいて細かく砕く。
③ボウルに生クリームを入れ、やわらかいツノが立つまで泡立てる(ホイップクリーム)。
④別のボウルにリコッタチーズを入れ、なめらかになるまで混ぜ、砂糖を3回に分けて加えてその都度混ぜる。ホイップクリームを1/2量加えてよく混ぜる。残りのホイップクリームを加え、ゴムベラで切るように混ぜる。
【ポイント】
リコッタチーズは裏ごしタイプのカッテージチーズで代用できます。
⑤①、②を加えてゴムベラでさっくりと混ぜる。
⑥型にクッキングシートを敷き、⑤を流し入れ、平らにならす。冷凍庫で8時間以上冷やし固める。
作り方を動画で確認したい方はこちら!
アレンジは自由!自分好みのカッサータを作ってみて
カッサータはイタリア発祥のひんやりとしたスイーツです。あっさりとした味わいなので、夏の暑い時期にもおすすめです。
また、自分で作れば、好きなナッツやドライフルーツを加えてアレンジできます。今回ご紹介したレシピを参考に、自分好みのカッサータを楽しんでみてください。
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