カッサータとはどんな食べ物?セミフレッドの違いやレシピもご紹介
作成日: 2023/02/28
最近コンビニやファミリーレストランでも見かける「カッサータ」というスイーツ。しかし、どのような食べ物なのか味や食感が想像できない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、カッサータとはどのような食べ物なのか味や食感など詳しく解説していきます。また、合わせてカッサータのレシピやよく似た食べ物であるセミフレッドとの違いについてもご紹介します。
カッサータの発祥と特徴
カッサータとは、イタリアのシチリア島で生まれた伝統的なスイーツです。
リコッタチーズや生クリームを混ぜ合わせて作ったクリームに、ドライフルーツやナッツ、チョコレートなどを混ぜ込み、アイスケーキのように冷やし固めて作られます。
イタリアで昔から作られている伝統的なカッサータは、丸いホール型なのが特徴です。
それに周囲を薄い緑色のマジパンで覆い、上にオレンジの砂糖漬けやチェリーを飾ってデコレーションします。必ず、緑色の果物やマジパンが飾られているのも、本場で愛されるカッサータの特徴です。
カッサータはドライフルーツやチョコレートなどを入れて作られているため、見た目がカラフルで華やかなのも魅力です。そのため、パーティーなどでだしても喜ばれること間違いなしでしょう。
カッサータの味・食感
カッサータは、甘すぎないレアチーズケーキのような味わいとも表現されます。
リコッタチーズがメインで使われているので、コクがありつつもまろやかでさっぱりとした味わいが特徴です。
カッサータはアイスケーキのように冷たいスイーツなので、さっぱりとした後味に仕上がっています。
基本的に軽い口どけですが、入っているナッツやフルーツなどによって異なる食感が楽しめるのも魅力です。
世界のカッサータ
イタリア発祥のカッサータですが、実はさまざまな国で愛されているスイーツです。その国によって見た目や味わいが少しずつ異なります。
ここからは、さまざまな国のカッサータについてご紹介します。
インド
年中暑いインドでは、冷たいカッサータが人気です。インドのカッサータはスポンジケーキの上に、カラフルなアイスクリームを層状に重ねて作られます。
かまぼこのような半円筒型か、四角いケーキ型で固めて作られているのが特徴です。基本的に上に砕いたナッツがトッピングされており、香ばしい風味と食感も楽しめます。
アメリカ
アメリカでは発祥の地であるイタリア風のカッサータも作られています。しかし、スポンジケーキにいちごソースやカスタードを重ねてクリームで覆ったスイーツのことも「カッサータケーキ」と呼ばれています。
日本
四角いケーキ型やパウンドケーキの型などで、冷やし固めて作るカッサータが日本では人気です。ナッツやドライフルーツをクリームに入れ込むのはイタリアのカッサータと同じですが、チーズの種類は固定されておらず、さまざまなレシピがあります。
これはチーズの入手事情がヨーロッパと異なるためと考えられます。
カッサータとセミフレッドの違い
カッサータによく似たスイーツに、「セミフレッド」というものがあります。
セミフレッドとは、イタリア語で「セミ(semi)=半分」「フレッド(freddo)=冷たい」という意味。同じイタリア発祥の冷たいスイーツですが、材料が異なるのが特徴です。
カッサータの基本的な材料が生クリームやリコッタチーズ、ナッツ、ドライフルーツであるのに対し、セミフレッドは生クリームとカスタードクリームのみ、または泡立てた生クリームとメレンゲで作られます。
セミフレッドは空気をたくさん含ませて凍らせるので、カッサータよりも軽い口どけに仕上がります。カッサータのようにナッツやフルーツで食感をプラスしたり、アーモンドやピスタチオのパウダーを加えてコクを出したりしてアレンジされることも多いです。
あっさりとした味わいなので、ジャムを添えて食べても美味しいですよ。
DELISH KITCHENのカッサータのレシピ
ここからは、DELISH KITCHENのカッサータレシピをご紹介します。
カッサータ
ドライフルーツや、ミックスナッツ、オレンジピールの食感を楽しめる、簡単なカッサータのレシピです。ラム酒を加えることで、香り高い味わいを楽しめます。
アレンジは自由!自分好みのカッサータを作ってみて
カッサータはイタリア発祥のひんやりとしたスイーツです。あっさりとした味わいなので、夏の暑い時期にもぴったりですよ。
また、自分で作れば、好きなナッツやドライフルーツを加えてアレンジできます。今回ご紹介したレシピを参考に、自分好みのカッサータを楽しんでみてください。