「もうかさめ」とはどんな魚?美味しい食べ方・おすすめレシピもご紹介
作成日: 2023/10/25
更新日: 2023/11/15
スーパーで見かける安いお魚「もうかさめ」。見たことはあるけど「どんな味がするのだろう?」「調理法がわからない……」と素通りしている人も多いのではないでしょうか。もうかさめはあっさりとした味わいで、煮付けや照り焼きなどいろいろな味わいで楽しる優れた魚なのです。
そこで今回は、もうかさめの特徴や栄養素、おすすめレシピをご紹介します。
もうかさめについて知ろう!
もうかさめとはどんな魚なのでしょうか。産地や呼び名、含まれている栄養素について見ていきましょう。
もうかさめとは?
「もうかさめ」とは、その名の通りサメの一種です。
主な産地は宮城県気仙沼市で、東北や本州の内陸部でも多く食べられています。
正式名称は「ネズミザメ」と言い、目がまんまると丸く、顔がネズミに似ていることから、この名前が付いたとされています。
体長3m、重量は170kgととても大きなサイズの魚ですが、身は切り身として売られ、大きなヒレの部分フカヒレとしても食べられています。
「地域」によって異なる、さまざまな呼び名!
正式名称は「ネズミザメ」ですが、「モウカサメ」「モウカザメ」と呼ばれることが多いですよ。
他にも青森の津軽では「カドザメ」、栃木県では「モロ」広島県では「ワニ」など、さまざまな呼び名があります。
味わい・おすすめの食べ方
スーパーで安く売られているもうかさめですが、聞きなれない魚のため、どのように調理していいのかわからない人も多いのではないでしょうか?
実はくせが少なくどんな料理にも合うお魚。以下のような食べ方がおすすめです。
- 煮付け
- 照り焼き
- 唐揚げ
- フライ
- 炒め物
もうかさめは、脂質が少なくあっさりとした淡泊な味わいです。さらに食感も柔らかくふんわりとしており、白身魚に似ていると言われています。
栃木県では「もろの煮付け」が郷土料理とされており、煮付けや照り焼きにして食べるのが定番です。また、揚げ物や炒め物など、幅広い調理法で食べられています。
一般的にサメはアンモニア臭があるとされていますが、もうかさめはほとんど臭みがなく、下処理なしで食べられるので、手間が省け嬉しいですね!
気になる栄養素は?
もうかさめは低脂質、高たんぱくな魚で、ビタミンB6やビタミンB12、DHAなどの栄養素も含まれています。
DHAは必須脂肪酸の一種で、体内で合成できず、食物から摂る必要がある栄養素です
DHAは、脳や網膜などの神経系に含まれている栄養素で神経細胞を活性化させ記憶力や学習能力を向上に役立つことで知られています。
もうかさめを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、もうかさめを使ったおすすめレシピをご紹介します。どれも簡単に作れるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
柔らかく食べやすい♪もうかさめの煮付け
ふんわり柔らかいもうかさめを、甘辛く煮たご飯が進む一品です。ピリッとしたしょうがの風味が効いていてやみつきになること間違いなし。熱湯をかけて下処理をすることで、より美味しく食べられますよ。
ごはんがすすむ♪もうかさめの照り焼き
上品な味わいのもうかさめに照り焼きソースを絡めた一品です。ふっくらとした身と甘辛い味付けがよく合い、ご飯が止まらなくなりますよ。簡単に作れるのでぜひ試してみてくださいね
お子様も喜ぶ!もうかさめの唐揚げ
ふわふわなもうかさめをカリッと揚げた、絶品の唐揚げです。しょうがの風味とごま油の香りが効いた香味ソースとの相性も抜群。ご飯にもお酒にもよく合い、子どもも大人も大満足の一品です。
身はふんわり♪もうかさめのフライ
白身魚に似たもうかさめはフライにしても美味しく食べられます。サクサクの衣とふわふわの身、コクのあるタルタルソースがよく合います。小骨がないので食べやすく、家族みんなで楽しめます。
さっと炒めて簡単! もうかさめとキャベツの中華炒め
もうかさめは、煮付けやフライだけでなく、炒め物にするのもおすすめ。ふっくらとした身と野菜のシャキシャキ感の食感の違いが楽しめます。オイスターソースのコクで、ご飯が進みますよ。
もうかさめとは「サメ」の一種だった
スーパーで見かける安い魚「もうかさめ」はサメの一種で、脂質が少なく高たんぱくな魚です。ビタミンB6、ビタミンB12、DHAなど、体に必要な栄養素も含まれています。あっさりとした味わいが白身魚に似ており、さまざまな調理法で楽しめます。
今回ご紹介したレシピを参考に、もうかさめをぜひ食べてみてください。
【参照】
厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』 オメガ3系脂肪酸(2023/10/25)