玄米おにぎりを握る時のコツをご紹介します!
作成日: 2024/01/29
コロナ禍をきっかけに健康意識が高まり、注目を集めている玄米。
おにぎり専門店でも玄米のおにぎりを販売するようになりました。
自宅でも玄米のおにぎりを作ってみよう!
そう思って作ってみたはいいものの・・・
「ぽろぽろとお米が崩れてうまく握れない!!」
こんな経験されたことはないでしょうか?
そこで今回は玄米おにぎりの握り方について解説したいと思います。
最後にはDELISH KITCHENがおすすめする、玄米おにぎりのレシピもご紹介しますので、ぜひ読んでみてください!
玄米のおにぎりが崩れやすい理由は?
まずは、玄米おにぎりが崩れやすい理由について見ていきましょう。
①浸水時間が短い
玄米おにぎりが崩れやすい理由1つ目は、浸水時間が短いこと。玄米は白米と違って表面にぬかが残っている状態なので、白米よりも長く水につけておく必要があります。
浸水時間が短いと水分が足りないパサパサの玄米が炊き上がってしまいます。そのまま、おにぎりにするとお米同士がくっつかず、ボロボロと崩れてしまい、上手く握れなくなります。
②冷やご飯を使っている
炊き立てではなく、冷めた状態の冷やご飯を使って握ると、うまくまとまらない場合があります。冷ご飯は水分が抜けてしまっているため、中に水蒸気がこもらず粘りが出ません。しっかり握ったつもりでも、崩れやすくなってしまうのです。
これは玄米に限らず、白米でも同じことが起こります。玄米おにぎりを作るときは冷ご飯を使わないようにしましょう。
③古米を使っている
古米を使ったおにぎりは、崩れやすくなりがち。古米とは、前年に収穫したものや収獲してから1年以上経ったもののことを指します。古米は貯蔵している間に水分が失われ、炊いた時にパサパサとした食感になってしまう場合あります。
古米を炊くときはいつもより少し水を多く入れて炊いたり、お酒を入れて炊いたりすると良いですよ。
玄米おにぎりを上手に握るポイント6つ
玄米は白米と比べて粘りが少なく、おにぎりにするとぼろぼろと崩れてしまいがち。続いては、玄米おにぎりを上手に握るポイントを8つご紹介します。しっかりとポイントを覚えて、美味しいおにぎりを作ってくださいね。
①傷をつけるように研ぐ
まず玄米を研ぐには、浸水した際にしっかり水を吸わせるために、表面を強くこすって傷をつけるようにしましょう。傷をつけることで炊きあがりがやわらかくなります。白米は糠を吸わせないように手早く洗いますが、玄米の場合はその逆。両手でゴシゴシとこすり合わせて研ぎます。
②炊飯前にしっかり浸水させる
玄米は白米よりも硬くて芯が残りやすいという特徴があります。浸水時間が短いと硬い仕上がりになってしまうため、握りづらくなってしまいます。最低2時間以上水に浸すと、ふっくらと炊き上がりますよ。
浸水時間はお米のブランドによって異なるので、パッケージをよく確認しましょう。
③炊く時の水の量に注意する
玄米を炊くときは水の量に注意が必要です。白米を炊くときの1~2割増しの水の量で炊飯するのが一般的です。しかし、炊飯時間の長さや炊飯器の種類によっても異なるので、ご家庭の炊飯器に従いましょう。
炊くときは炊飯器の玄米モードを使うとふっくらとした食感に仕上がります。玄米モードを使うときは、炊飯器の取扱説明書をしっかり読んでから試してくださいね。
なお、炊飯器で玄米を炊く方法については以下のページで紹介していますので、合わせてご確認ください。
④温かいうちに握る
玄米でおにぎりを作る場合は炊き立ての温かいうちに握りましょう。先ほどの説明の通り、炊き立ての玄米には水分が含まれていて、握ったときに中に水蒸気がこもり、しっかりお米同士がくっつきます。
玄米が冷めてしまっている場合は、一度温め直してからおにぎりを作りましょう。ただし、火傷には注意してください。
⑤具の量や選び方に注意する
おにぎりを上手に作るときは、具の量や選び方にも注意が必要です。中の具の量が多すぎるとおにぎりが崩れやすくなるので、詰めすぎないようにしましょう。
また、汁気が多い具材は握りづらくなります。汁気が多いものは選ばないようにするか、しっかりと水分を取ってから握るようにしましょう。
⑥海苔やラップで包み乾燥を防ぐ
温かいうちに握って玄米おにぎりを作ったとしても、時間が経つと水分が抜けて崩れてしまう場合があります。崩れるのを予防するために、海苔を巻いておくのがおすすめです。
また、ラップやアルミホイルなどで包んでおくと、保湿にもなりますよ。
玄米おにぎりに関するよくある質問
続いては、玄米おにぎりに関するよくある質問をご紹介します。
炊飯器に玄米モードがない場合はどうしたらいいですか?
ご家庭の炊飯器に玄米モードがない場合は、通常の炊飯モードで炊き、30分ほど蒸らしましょう。
炊飯器を持っていない方は鍋や土鍋でも炊くことができます。炊き方については以下でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
玄米の炊き方(鍋)
玄米の炊き方(土鍋)
玄米と発芽玄米とではどちらがいいですか?
玄米と発芽玄米、どちらをおにぎりにしても美味しく作れます。発芽玄米とは、文字通り玄米を少し発芽させたもの。玄米よりも栄養価が高くやわらかいので、玄米の食感が苦手な方におすすめです。
発芽玄米は玄米のような長時間の浸水が不要で、白米と同じ炊き方でやわらかく炊けます。発芽玄米の炊き方については、以下のページをご覧ください。
玄米おにぎりは冷凍できますか?
玄米おにぎりは冷凍保存ができます。保存期間の目安は4週間です。炊き込みごはんや混ぜごはんの場合は、2週間を目安に早めに食べ切りましょう。
食べるときは自然解凍を避け、電子レンジで再加熱してからお召し上がりください。また、具材を入れた玄米おにぎりは、使う食材によって冷凍に向かない場合があります。ツナマヨや生の明太子、いくらなどは冷凍しないようにしましょう。
水分や油分が多い具材も、冷凍によって食感が変化してしまうので避けるのがおすすめです。
DELISH KITCHENおすすめの玄米おにぎりレシピ
最後に、おすすめの玄米おにぎりレシピをご紹介します。上手に握るポイントを押さえて、美味しい玄米おにぎりを作ってみてください。
ポイントを押さえて美味しい玄米おにぎりを作ろう
玄米は白米と比べて硬くて芯が残りやすいため、いつも通り炊いておにぎりにすると崩れやすくなってしまいます。お米に傷をつけるように洗米したり、しっかり浸水させたり、水加減を調整したりして、まずは玄米を上手に炊くことが大切です。どうしても上手くいかないときは白米と混ぜて炊くのもおすすめ。
おにぎりにするときは温かいうちに握り、中の具材にも気を配りましょう。このように、玄米おにぎりを作るためにはたくさんの工夫が必要です。しっかりポイントを押さえて、美味しい玄米おにぎりを作ってみてください。