ゆで卵の殻を簡単に剥く方法をご紹介!
作成日: 2024/07/16
ゆで卵を作る時に、「いつも殻がうまく剥けない」といった経験、一度はございませんか?
きれいに剥けないとイライラしてしまったり、料理の見た目を重視する場面では困ることがあると思います。そこで本記事では、ゆで卵が剥きにくい原因やその解決方法、さらに初心者でも簡単に実践できる裏技をご紹介します。これを読めば、誰でもツルンと剥ける完璧なゆで卵が作れるようになりますよ!
ゆで卵の殻が剥きにくい原因
ゆで卵の殻が剥きにくくなるのはいくつか原因があります。
買ったばかりの新鮮な卵を使う
卵の卵白には二酸化炭素が含まれています。卵を茹でることで二酸化炭素が殻の中で膨張し、白身の薄皮をピッタリと殻にくっつけてしまいます。これが殻が剥きにくくなる原因の1つです。
そして、新鮮な卵ほど二酸化炭素が卵白にたくさん含まれています。そのため買ったばかりの新鮮な卵ほど剥きにくくなるわけです。
逆に少し時間が経過した古い卵をゆで卵にすると、新鮮なものよりも殻が剥きやすいです。
理由は、卵の殻にある無数にある気孔と呼ばれる小さな穴から、時間が経つにつれて二酸化炭素が抜けていくためです。
十分に冷やさずに殻を剥いてしまう
そもそもゆで卵を作る際に、茹でた後で冷水に冷やしておく理由は、殻にくっついた白身の薄皮を離すためでもあります。
茹でたての卵は冷水で冷やすことで、殻にくっついていた薄皮が収縮し殻から離れます。すると殻と薄皮の間に隙間ができるため、つるんと剥きやすくなります。
この時冷ます時間が短いと、薄皮が殻から離れきらず、剥きにくくなってしまいます。
ゆで卵の殻を簡単に剥く方法をご紹介
ゆで卵の殻を簡単に剥く方法をご紹介します。いくつかコツがあるので、組み合わせてお試しください。
茹でる前の卵に画びょうで穴をあける
茹でる前の卵に画びょうをあけてから茹でることで、膨張した二酸化炭素を外に逃すことができます。こうすることで薄皮が殻に密着しすぎるのを防ぐことができます。
この時、画びょうをあけるのは卵の端のより尖った方ではなく、もう一つのやや丸みがある端の方です。その理由は、丸みがある方の端には「気室」という、卵白した蒸発した二酸化炭素が溜まっている空洞があるためです。この気室がある方に穴をあけることで、上手く二酸化炭素を逃すことができます。
逆に尖っている方の端や別の箇所に穴をあけてしまうと、白身が出てしまうので注意してください。
また穴をあけることで、卵とお湯との温度差によるひび割れを防ぐ効果もあります。
お酢を入れたお湯で茹でる
お酢を入れたお湯で卵を茹でることで、茹でた後、殻が剥きやすくなります。
理由はアルカリ性である卵の殻とお酢の酸性が中和することで殻が柔らかくなるためです。
また、お酢にはたんぱく質を凝固させる力があるので、殻が割れてしまっても白身がお湯に出ないように固めてくれる効果もあります。
茹でた後はすぐに冷水で冷やす
茹でた卵をすぐに冷水で冷やすと殻との間に隙間ができ向きやすくなります。丸みのある底の部分にひびを入れることでも剥きやすくなり、流水を当てることでさらに剥きやすくなります。
また、すぐに冷やすことで余熱で熱が通ってしまうのを防ぐことができます。
上記のポイントを押さえた、ゆで卵の剥き方動画をご紹介しますので、よろしければこちらを参考にしてみてください。
パターン別のゆで卵の作り方をご紹介
最後に、パターン別のゆで卵の作り方をご紹介します。
基本のゆで卵の作り方
基本のゆで卵の作り方をご紹介します。一度ゆで時間を覚えてしまえば、人気の煮たまごやサラダ、その他料理に合わせてバリエーションが広がりますよ!
フライパンで作るゆで卵の作り方
ゆで卵をフライパンで作る方法をご紹介します。小さなお鍋しかないご家庭でも、フライパンなら一度にたくさん作れますよ。
半熟卵の作り方
半熟卵の作り方をご紹介します。時間と火加減をしっかりおさえてゆでることで、とろとろの半熟状に仕上がります。コツを抑えると失敗せずに簡単に美味しく作れるようになりますよ。鍋に入れる際はおたまやレードルなどにのせて優しく入れましょう。
時短ゆで卵の作り方
時短で簡単に作れるゆで卵の作り方をご紹介します。その秘訣は少ない水で茹でることです。たっぷりのお湯をわかす手間がないので短い時間で作ることができます!半熟や固ゆでなど、お好みの仕上がりにするには火を止めてからの蒸らし時間を調整してください。
ポイントをおさえてゆで卵の殻を簡単に剥きましょう!
ゆで卵の殻をきれいに剥くためには、ちょっとしたコツと裏技を知ることが大切です。本記事で紹介した方法を実践し、毎日の料理に役立ててください。これからは、誰でも簡単にツルンと剥けるゆで卵を作れるようになりますよ。