
冬瓜の栄養とは?旬の時期やおすすめのレシピもご紹介
作成日: 2024/10/11
更新日: 2025/06/19
約95%以上が水分で構成されている食材、冬瓜。そこには一体どのような栄養素が含まれているのか知っていますか?この記事では、冬瓜の栄養素やその働き、さらには美味しく食べられるレシピをご紹介します。
冬瓜について
冬瓜とは?
冬瓜はウリ科の野菜です。大きな円筒形で、皮は鮮やかな緑色、果肉は白いのが特徴です。とてもみずみずしくあっさりとした味わいで、煮込むととろとろの食感になります。
旬の時期
冬瓜は名前に「冬」とあるため寒い時期の食材と思われがちですが、実は6月から9月頃にかけての夏場に収穫されるのが一般的です。
その名前の由来は、保存性が高く、風通しのよい冷暗所であれば冬まで持つことから、「冬瓜」と名付けられたといわれています。
また、夏の暑い時期には、体を冷やす働きがあるとされることから、冷たい煮物やスープに重宝される食材です。
冬瓜の栄養素一覧
※冬瓜(生) 可食部100gあたり(一部抜粋)
・エネルギー:15kcal
・ビタミンC:39mg
・カリウム:200mg
・カルシウム:19mg
・食物繊維:1.3g
・マグネシウム:7mg
・葉酸:26μg
・パントテン酸:0.21mg
冬瓜の主な栄養素の働き
ここでは、冬瓜に含まれる主な栄養素の働きについてご紹介します。
ビタミンC
ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつで、体内でコラーゲンの生成に関与するほか、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。
カリウム
人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
食物繊維
食物繊維とは、食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない栄養素です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、「第6の栄養素」といわれています。
マグネシウム
骨の形成や筋肉の収縮や神経情報の伝達などにも必要なミネラルの一種です。
冬瓜のレシピ
自宅で作れる冬瓜のレシピを3つご紹介します!ぜひ献立の参考にしてみてください♪
お肉の味が染み込む♪冬瓜と鶏肉の煮物
水分がたっぷり含まれ、すっきりとした味わいが人気の冬瓜に、鶏肉とだしの旨味が染みた美味しい煮物のレシピです。一口ごとにほっこりする一品です。
鶏肉の旨味で美味しさUP!冬瓜汁
簡単にできて、優しい味わいが特徴の冬瓜汁はいかがですか。ショウガのほのかな香りが美味しさを引き立てます。
ごまが香ばしい!冬瓜のきんぴら
冬瓜を細切りにすることで、短時間でも味が染み込みやすくなるように工夫したレシピです。 炒めることでコクもプラスされた、しっかりとした味が特徴です。
冬瓜を食べて健康な生活を
冬瓜はビタミンCやカリウム、食物繊維などを含む食材です。今まであまり献立に活用していなかった方でも、この記事でご紹介したレシピを参考にぜひ冬瓜を使った料理を取り入れてみてください!
冬瓜の選び方や保存方法、調理方法を知りたい方はこちら!
【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参照】
・厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
・厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維」
・厚生労働省 e-ヘルスネット「マグネシウム」
・厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC(2024/10/08)
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