おこわとは?赤飯や炊き込みご飯との違いや美味しい作り方をご紹介
作成日: 2024/11/06
もちもちとした食感が特徴的な「おこわ」。お祝い事や行事に欠かせない赤飯も、実はおこわの一種です。でも、おこわと赤飯、そして炊き込みご飯の違いってよくわからないという方も多いのではないでしょうか?この記事では、おこわの基本情報から赤飯や炊き込みご飯との違い、美味しい作り方までを詳しくご紹介します。
おこわとは何か?
おこわは「もち米」を使用して蒸して作られる料理で、特有のもちもちした食感が特徴です。もち米を蒸して作るのが基本で、場合によっては「うるち米」(普通の白米)を混ぜて作られることもあります。おこわは米の種類に入れる具材によって風味や食感が変わり、旬の食材との相性も抜群です。
おこわの語源と歴史
おこわの語源は「強飯(こわめし / こわいい)」といわれています。「強い(こわい)」は「硬い」を意味していて、江戸時代に庶民が食べていたお粥に比べて、硬かったことから、後に「御強(おこわ)」と名づけられたといわれています。
おこわの種類と特徴
おこわには「栗おこわ」や「山菜おこわ」など、地域の食材を活かしたバリエーションが豊富です。また、祝儀や行事で食べられる赤飯も、おこわの一種として位置付けられます。季節ごとに異なる味を楽しむことができるのも魅力です。
おこわと赤飯、炊き込みご飯との違い
おこわとよく似ている赤飯や炊き込みご飯の違いについて説明します。
赤飯との違い
赤飯は、おこわの一種です。小豆やささげをもち米と共に炊き上げることから、一般的におこわと比べると赤みを帯びた見た目をしています。日本では古くから「厄払い」や「健康祈願」の意味を込めて、祝い事の際に振る舞われてきました。
炊き込みご飯との違い
おこわは「もち米」を使用し蒸すことが多いのに対し、炊き込みご飯は「うるち米」を炊飯器などで炊くことが一般的です。
自宅で作る!おこわの基本的な作り方
おこわは蒸して作るため、自宅では難しいのでは?と思われるかもしれませんが、もち米と炊飯器さえあればおこわ風の料理を作ることができます!
今回は山菜を使ったおこわのレシピをご紹介するので、ぜひ作ってみてください。
材料【4人分(5.5合炊き炊飯器)】
もち米・・・・・・2合
米・・・・・・・・1合
山菜(水煮)・・・1袋(100g)
油揚げ・・・・・・1/2枚
にんじん・・・・・1/5本(50g)
☆炊飯調味料
水・・・・・・・・500cc
和風顆粒だし・・・小さじ1
しょうゆ・・・・・大さじ2
酒・・・・・・・・大さじ1
砂糖・・・・・・・小さじ2
塩・・・・・・・・小さじ1/2
作り方
①もち米と米は合わせて、洗米し、ざるにあげ30分以上置く。山菜(水煮)は、熱湯でサッと湯がく。
②油揚げ、にんじんは3cmの短冊切りにする。
③炊飯釜に、米、炊飯調味料を入れてよく混ぜる。
④山菜、油揚げ、にんじんを加え炊飯する。
※炊飯モードは「おこわモード」があればそちらを推奨しますが、なければ「炊き込みご飯モード」を推奨します。
今回のレシピを動画で詳しく知りたい方はこちらをご視聴ください。
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