ささげ(大角豆)と小豆の違いを解説!赤飯レシピも
作成日: 2021/04/05
赤飯を作るとき、レシピには「ささげ」と書いてある場合と、「小豆」と書いてある場合があります。小豆はさておき、「ささげって何?」と思う人もなかにはいるのではないでしょうか?
そこで、この記事ではささげとはどのようなものか解説し、小豆との違いについても触れていきます。記事後半では、ささげと小豆、それぞれを使った赤飯のレシピもご紹介!
ささげについて
ここでは、ささげとはどのようなものかについて解説していきます。
ささげとは
ささげは、ササゲ属の一年草の豆で、漢字表記は「大角豆」です。
ささげという呼び名の由来は諸説ありますが、さやが上向きに湾曲して実る様子が、捧げものをする手つきに似ているとして、「捧げる」が変化した言葉だとする説もあります。
さやの中の豆は乾燥させ、赤飯などに入れるのが一般的な食べ方です。
十六ささげとは
十六ささげとはささげの品種の1つで、いんげんにも似たひょろ長い形状のさやが特徴です。
さやが柔らかいため、一般的にはさやごと炒めたりゆでたりして食べます。
ささげと小豆(あずき)の違い
ささげと小豆(あずき)は、どちらもササゲ属ながら、種類の異なる植物。見た目は良く似ていますが、ささげは小豆に比べると黒っぽい色をしています。
また、小豆は煮ると割れてしまうことがありますが、ささげは煮ても割れにくく、食感もしっかりとしているのが特徴です。
赤飯に小豆ではなくささげを入れる場合があるのは、かつて皮の割れた小豆は切腹をイメージするため、割れにくいささげを使って縁起を担いでいたからだ、ともいわれています。
【赤飯】ささげを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、ささげを使った赤飯のレシピを、レンジで作る場合と炊飯器で作る場合とに分けてご紹介します。
レンジで作る!ささげのお赤飯
レンジで手軽に作る、ささげの赤飯をご紹介!
ささげは洗って浸水させたものを、30分くらいかけてゆでてから、もち米と混ぜて加熱していきます。
ほんのり赤く色づいたささげのゆで汁が赤飯の色味になるので、捨てないように注意しましょう。
栗入りお赤飯
炊飯器で作る、栗入り赤飯のレシピです。
うるち米が半量入っているので、程よいもちもち感がおいしい♪
ささげは浸水させず、やや固めの状態にゆでてから炊き上げることで、ちょうど良い食感に仕上がります。
【赤飯】小豆を使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここでは、小豆を使った赤飯のレシピを3つご紹介します。
基本の赤飯
昔ながらの、蒸し器で作る赤飯の作り方をご紹介!
しっかりマスターしてお祝いの日に作ってみてはいかがでしょうか。
もち米を浸水させるときと、蒸し上げるときの両方に小豆のゆで汁を使うことで、全体的に色よく仕上がります。
お赤飯
こちらは炊飯器で作る、小豆の赤飯のご紹介です。
小豆は2回に分けて煮ていくことで、ホクホクの食感になります。
さつまいもお赤飯
炊飯器で作る赤飯にさつまいもをプラスしました。
ほんのり甘いさつまいもの風味が赤飯に良く合うだけでなく、見た目も華やかな一品に仕上がります。
ささげと小豆を使いこなそう!
日本人にとって、昔からお祝い事などで食べられてきた赤飯には、ささげを入れる場合と、小豆を入れる場合があります。
今回は、ささげとはどのような豆で、小豆とは何が違うのか、というテーマで解説してきました。似て非なる両者ではありますが、調理のコツさえつかめばどちらを使ってもおいしい赤飯が作れます。
ご紹介したレシピもぜひ参考にして、ささげと小豆を使いこなしてみましょう。