ポトフはどこの国の料理?おすすめレシピもご紹介
作成日: 2021/06/13
ごろごろと大きめに切った野菜などをスープで煮込むポトフ。
食べごたえがあり、肉類の旨味と野菜の甘味が染みでたスープが味わい深い料理です。ですが、本場のポトフは普段私たちが食べているものとは少し違っています。
そこで今回は、ポトフとはどこの国の料理か、作り方や食べ方などと合わせてみていきましょう。
また、おすすめのポトフのレシピもご紹介します。煮込むのに時間がかかるポトフを、レンジや炊飯器を使って簡単に作ることができるものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
ポトフとは
ポトフはどこの国の料理なのでしょうか。
ここではポトフの語源や、本場のポトフの作り方や食べ方などをみていきましょう。
どこの国の料理か
ポトフとは、フランス語で「pot(ポー)」は鍋や壺、「feu(フ)」は火を示すため「火にかけた鍋」といった意味を表し、フランスの家庭料理のひとつとして親しまれてきました。
ポトフは、日本でいうところのおでんのような存在の煮込み料理です。
もともとは家庭料理でしたが、フランス料理店でも提供されている場合があるので、本場のポトフの味をお店で楽しむこともできます。
どんな料理か
日本でポトフといえば、大きく切った野菜やウインナーを鍋に入れ、コンソメスープで煮込んで作るのが一般的です。
フランスのポトフも、野菜を入れて鍋でじっくり煮込むのは同じですが、肉類は塊のままの牛肉を使うところが大きく異なります。
フランス料理のシェフが作る場合だと、旨味をより引き出すためにテールやスネなど、牛肉の複数の部位を使うこともあるようです。
また、フランスのポトフの味付けは、風味付けや肉の臭み消しを目的に使うハーブやクローブなどの香辛料に塩、こしょうのみとシンプルなものです。
そして、ポトフの具材とスープを別々に盛り付け、スープは前菜、具材はメインディッシュとして食べられています。
味付けがシンプルなので、マスタードや塩などの調味料を添えて食べるのが一般的です。
DELISH KITCHENのポトフレシピ
手軽に作れるポトフのレシピをご紹介します。
本場のポトフのように塊のお肉を使うレシピもありますよ。
たっぷり野菜のポトフ
キャベツやじゃがいもなどのたっぷりの野菜とウインナーを煮込んだポトフ。
野菜はじっくり煮込むことで、やわらかくなり味がよく染みこみます。仕上げにブロッコリーを入れることで彩りがきれいな一品に。塩の量はお好みで調整しましょう。
電子レンジで簡単ポトフ
1人分だけをさっと作りたい時にはレンジを活用しましょう。
小さめに切ったにんじんやたまねぎ、ウインナーをマグカップに入れ、水とコンソメを加えたら加熱するだけで作れます。
炊飯器ポトフ
豚肩ロース肉、たっぷりの野菜、水、調味料を入れたらあとはスイッチを押すだけ。
炊飯器で煮込めば火加減を気にする必要がなく、お肉もじっくり火が通るのでやわらかく仕上がります。
ゴロゴロ野菜のポトフ
大きめに切った野菜も、圧力鍋を使えば短時間で味が染みておいしくなります。
味付けにコンソメは使わず、豚バラブロック肉と野菜、塩こしょうを加えて煮込むことで、本場のポトフに似た凝縮した素材の味が楽しめるスープに仕上がります。
ブロッコリーとにんじんのポトフ
スープジャーを使って保温することで野菜がやわらかく仕上がります。
一度鍋で軽くゆでた野菜とベーコン、調味料、お湯をスープジャーに入れてふたをします。1時間ほどでベーコンと野菜の旨味が染みでたスープを楽しむことができます。
ポトフに合う献立
ポトフは、メインのおかずやスープとしても活躍するメニューです。
そのため、他にどんなおかずを組み合わせたらよいか悩んだことはありませんか。
こちらの記事では、ポトフを主菜とした場合におすすめの主食や、肉類が少ないアレンジポトフなどと合わせたい場合におすすめの、肉や魚を使った主菜のレシピなどをご紹介しています。
ポトフの献立に迷ったら参考にしてみてくださいね。
フランス料理であるポトフ!アレンジして楽しもう
ポトフはもともとフランスの家庭料理でしたが、今では各国でアレンジされ親しまれている煮込み料理です。
日本でなじみのあるポトフと異なり、本場フランスでは塊の肉を使い、塩とこしょうでシンプルに味付けして作ります。
ポトフは、ごろごろした具材と旨味が染みでたスープで素材の味を楽しむことができます。アレンジの幅が広い料理なので、具材や作り方を変えて楽しんでみてくださいね。