デリッシュキッチン

ホエイとは?乳清の特徴・使い方・レシピ活用まで徹底解説

作成日: 2021/07/15

更新日: 2025/06/11

ヨーグルトの表面に水分が浮いてくることがありますが、この液体は「ホエイ」といいます。
そのまま一緒に食べることもできますが、水切りヨーグルトなどを作ったあとには、たくさんのホエイが残ります。捨ててしまうこともあるかもしれませんが、実はこのホエイにはさまざまな使い方があります。

この記事では、ホエイについて、作り方や活用方法などをご紹介します。

目次

  1. ホエイとは
  2. ホエイの作り方
    1. 水切りヨーグルト
    2. カッテージチーズ
  3. ホエイの使い道
    1. サラダチキンに活用
    2. チキンカツに活用
    3. リコッタチーズを作る
    4. お菓子に使う
    5. スープに使う
    6. ドリンクに使う
  4. 使い道いろいろ!ホエイを活用しよう

ホエイとは

ホエイは、牛乳から乳脂肪分や主要なたんぱく質であるカゼインなどを除いた液体のことで、「乳清」とも呼ばれています。

牛乳は、8割程度が水分であるため、チーズを作るときなどに牛乳に含まれる固形成分を固めると、副産物として大量のホエイができます。

チーズの本場であるヨーロッパでは、大量に出るホエイが豚などの家畜のえさに使われることがあります。
日本でも酪農が盛んな北海道などには、ホエイをたっぷりと飲ませて育てられるホエイ豚がいます。豚がホエイを飲むことで、肉質がよくなるといわれているようです。

ホエイの作り方

まずはホエイの作り方をご紹介します。
水切りヨーグルトやカッテージチーズを作る過程で、ホエイができあがります。

水切りヨーグルト

水切りヨーグルトはチーズのような味わいで、料理やお菓子作りに使います。
水気を切る時間によって、食感や風味を変えることができますよ。ボウルにのせたざるの上にキッチンペーパーをしき、ヨーグルトを入れて時間を置きます。ボウルに出てきた水分がホエイです。

カッテージチーズ

温めた牛乳にレモン汁を入れて、こすだけで作ることができるカッテージチーズ。
サラダなどに入れると、さわやかな風味を加えることができます。このチーズをこすときに出る水分がホエイになります。

ホエイの使い道

いろいろな使い方ができる、ホエイの使い道をご紹介します。

サラダチキンに活用

鶏むね肉をホエイに漬け込んでから加熱することで、ホエイに含まれる乳酸の力でしっとりとした仕上がりになります。
お家で手作りのサラダチキンを作ってみましょう。

チキンカツに活用

鶏むね肉をホエイに漬け込んでからチキンカツにすると、驚くほどしっとり仕上がります。
冷めてもやわらかいので、お弁当にもぴったりです。

リコッタチーズを作る

パンケーキなどに使われるリコッタチーズは、お家でも簡単に作ることができます。
本来リコッタチーズは、再加熱したホエイに牛乳を入れて作られますが、こちらのレシピでは、酢で牛乳や生クリームを固めて手軽に作ることができます。

お菓子に使う

ホエイは、小麦粉やホットケーキミックスを使うパウンドケーキ、スコーンなどのお菓子や、パンを作るときの水分として活用することができます。
また、パンケーキなどを作るときに入れる水や牛乳の代わりに、ホエイを使うこともできます。

スープに使う

ホエイをスープの水分として使うと、酸味やコクがプラスされ、後味がさっぱりしたスープになります。
コンソメスープ、中華スープ、味噌汁といった、どんなジャンルの汁物にも合いますよ。いつもの汁物で手軽にホエイを取り入れてみましょう。

ドリンクに使う

ホエイは、牛乳やカルピス、砂糖やはちみつなどを混ぜ合わせると、独特の酸味が和らぎドリンクとしておいしく飲むことができます。
加熱が不要で、材料を混ぜるだけなので簡単に作ることができます。お好みのアレンジで楽しみましょう。

使い道いろいろ!ホエイを活用しよう

こちらの記事では、ホエイの使い道についてご紹介しました。
ホエイは、水切りヨーグルトやチーズを作るときの副産物として得られる液体です。

お菓子やパン、ドリンクに使ったり、スープなどの汁物に活用できます。また、鶏肉をホエイに漬けておくと、パサつかずにしっとり仕上がりますよ。
これまで使い方が分からず捨ててしまっていた人も、ぜひホエイを再利用してみましょう。

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