DELISH KITCHEN

マカロナージュとは?簡単動画で作り方のコツをご紹介

作成日: 2021/10/27

更新日: 2023/08/28

独特の食感と甘さがたまらない「マカロン」は人気の高いスイーツのひとつです。ところで、マカロンと似ている「マカロナージュ」という言葉を聞いたことはないでしょうか。

マカロナージュはマカロンそのものではありません。この記事では、マカロナージュについての説明や作り方のコツをご紹介します。

目次

  1. マカロナージュとは
  2. マカロナージュを失敗すると
    1. マカロナージュをやりすぎた場合
    2. マカロナージュが足りない場合
  3. 【動画あり】マカロナージュのコツ
    1. コツ
    2. 動画
  4. DELISH KITCHENのマカロンレシピ
    1. チョコマカロン
    2. レモンマカロン
    3. 紅茶のマカロン
    4. ピスタチオマカロン
    5. いちごのマカロンケーキ
    6. 時短マカロン
  5. コツを掴んでマカロナージュを成功させよう!

マカロナージュとは

マカロナージュは、マカロンを作る過程で行う、粉類とメレンゲを混ぜ合わせる工程のことです。かわいらしいシルエットのマカロンを作るために欠かせない工程であり、マカロンを作る際の最も重要な工程といっても過言ではありません。

マカロンを作る際はまず、メレンゲに砂糖やアーモンドプードルなどを加え、泡を潰さないように混ぜ合わせます。その後、潰さないように残しておいた泡を、ある程度潰しながら混ぜて、気泡が均一になるように生地の固さを調整していきます。

この「メレンゲの泡を潰しながら生地を調整する工程」がマカロナージュです。生地のなかの大きな泡を潰して、細かい泡だけを残すために行います。

マカロナージュが成功すると、焼き上がりはツルンとしたマカロン独特のシルエットが完成します。

マカロナージュを失敗すると

マカロナージュは、やりすぎても足りなくても失敗してしまいます。それぞれのケースで失敗した場合、どのような仕上がりになるのでしょうか。

マカロナージュをやりすぎた場合

マカロナージュをやりすぎると生地はゆるく水っぽくなり、絞ると広がりやすくなります。また、この状態になった生地を加熱すると、生地がうまく膨らまず、薄くてシワがよった仕上がりになり、「ピエ」もできません。

ピエとは、マカロンを加熱したときに下部にできるふわふわのレースのような部分のことです。ちなみに、ピエはフランス語で「足」を意味します。

マカロナージュが足りない場合

マカロナージュが足りない場合は生地にツヤがなく固いため、生地がとろけるような質感になりません。
そのまま加熱すると空洞ができたり、生地内に残っている泡が多すぎて表面がひび割れたりします。

【動画あり】マカロナージュのコツ

マカロナージュは難しい工程ではあるものの、コツを掴めば成功しやすくなります。
ここで、マカロナージュのコツや動画をご紹介します。

コツ

マカロンを作る際は常温の卵白を使用し、マカロナージュはゴムベラやカードで行うのがポイントです。メレンゲに砂糖やアーモンドプードルなどを加えてさっくり混ぜ合わせたら、生地をボウルの底や側面に押し付けるように回程度マカロナージュします。

マカロナージュを行ったら生地を落としてみて、ツヤのあるリボン状になれば成功です。ツヤがなくボソボソした状態の場合は、マカロナージュ不足なので追加で行い対処しましょう。逆に、サラサラと落ちる場合はマカロナージュをやりすぎたということです。

やりすぎた場合は、材料を加えても元に戻りません。捨ててしまうのはもったいないので、加熱時間を延ばしてマカロンラスクにするのがおすすめです。マカロナージュは「少し足りない?」と思う程度でやめておいたほうが、やりすぎによる失敗を防げます。

生地が滑らかにならない場合は、マカロナージュに時間をかけすぎた、メレンゲが固すぎた、砂糖の量を間違えているなどの原因が考えられます。

分量を守りメレンゲの固さも意識して、マカロナージュを行う際は時間をかけすぎないよう手早く作業しましょう。

動画

ここからは、マカロナージュの動画をご紹介します。なお、こちらはゴムベラでマカロナージュをする方法です。

ゴムベラで、生地をボウルの側面にやさしくなでるように押し付けるのがコツです。ボウルの側面全体に少しずつ押し付けると、全体的にマカロナージュできます。動画で確認すると、マカロナージュが成功した生地の質感もよく分かりますよ。

マカロナージュの工程は「工程の部分となっているため、生地の質感を動画で確認する際は「工程をご覧ください。こちらのレシピは生地に抹茶を使い、ホワイトチョコレートと生クリーム、抹茶を使った抹茶ガナッシュを挟んだ、ちょっと贅沢なマカロンです。

緑茶はもちろん、紅茶やコーヒーと一緒に楽しんでもよいですね。

DELISH KITCHENのマカロンレシピ

最後に、さまざまな材料を使ったマカロンをご紹介します。

チョコマカロン

自分用に作るもよし、バレンタインに大切な人や友達にプレゼントするもよしのチョコマカロンです。ガナッシュクリームに水あめを加えると、滑らかな食感になります。

レモンマカロン

フレッシュなレモンを使ったさわやかなマカロンも作れます。黄色の食紅を少し加えて、レモン色の生地に仕上げましょう。レモンの皮が入った生地が本格的です。ホワイトチョコレートとマーマレードで作るシトロンガナッシュがよく合います。

紅茶のマカロン

ほっとひと息つきたいティータイムやおもてなしに、ケーキ屋のマカロンのような紅茶マカロンはいかがですか。紅茶の茶葉を使って、風味豊かに仕上げました。ホワイトチョコレートと生クリームのシンプルなホワイトガナッシュで、紅茶の風味が引き立ちます。

ピスタチオマカロン

ピスタチオマカロンはお店でしか食べられない味というイメージがあるかもしれませんが、ピスタチオパウダーを使えばお家でも作れます。緑色の食紅を加えて、ピスタチオらしい色合いをプラスします。

ガナッシュにもピスタチオパウダーを加えた、ピスタチオ好きにはたまらないマカロンです。

いちごのマカロンケーキ

シンプルなマカロンもかわいらしいですが、華やかなマカロンケーキもキュートで写真映え間違いなしです。いちごやブルーベリーや、ほのかな酸味のあるクリームチーズを使ったクリームをトッピングしているので、後味がしつこくなりません。

時短マカロン

マカロンはお菓子作り上級者におすすめのレシピですが、マカロンミックスを使えば初心者でも簡単です。食紅を使ったピンク色の生地と、ミルクチョコレートを使った茶色のガナッシュクリームの組み合わせが、大人かわいいマカロンです。

コツを掴んでマカロナージュを成功させよう!

マカロナージュは、マカロン生地の焼き上がりを左右する重要な工程ということが分かりました。これまで成功してこなかった方も、今回ご紹介したコツや動画を意識しながら挑戦してみてください。

マカロナージュのコツを掴めば、マカロンも本格的に楽しめるようになるはずです。さまざまな材料で味や見た目を楽しめるマカロン。普段のおやつやおもてなしに取り入れてみましょう。

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