おいしく炊けるお米の水の量は?種類別にご紹介
作成日: 2021/11/08
普段お米を炊くときは、炊飯器の内釜の目盛りに合わせて水を入れていますよね。いざお米1合あたりの水の量を問われると、すぐに答えられる人も少ないのではないでしょうか。
この記事では、おいしくお米が炊ける水の量を新米や玄米の場合など、種類別にご紹介します。
お米の水の量について
お米1合に対して必要な水の量について確認していきましょう。
お米1合は何グラムか
お米は、1合あたり150gです。また、お米を計量するときはお米1合分のカップを使用することが多いですが、この1カップは180㏄(ml)です。
料理で使用する計量カップは1カップあたり200㏄(ml)で、大きさが異なるため使用するときは注意が必要です。また、お米は1合分を炊くと350gほどに炊きあがります。これは約2人分の量になります。
おいしく炊ける水の量
お米を炊飯器で炊く場合は、基本的に炊飯器の内釜の目盛りに合わせて水を入れて炊けば問題ありません。
水の量はお米の容量の1.1~1.2倍が目安です。2合、3合とお米の量が増える場合は、水の量も2倍、3倍と計算すれば水の量が求められます。計算機を使えば、適切な水の量を簡単に計算できるため便利ですよ。
ここからは、鍋や土鍋を使ったお米の炊き方をご紹介します。
・鍋
お米を鍋で炊く場合は、お米1合に対して水の量を180㏄(ml)使用します。柔らかめに炊きたい場合は30㏄(ml)ほど水を足すとよいですよ。鍋で炊くポイントは、蓋をしてから炊きあがるまでは蓋を取らないようにすることです。
詳しくは下記の動画を参考にしてください。
・土鍋
お米を土鍋で炊く場合は、お米1合に対して水の量を200㏄(ml)使用します。土鍋を使ってお米を炊くと、ふっくらツヤのある炊きあがりになります。お米は炊く前にしっかりと浸水させることが大切です。
火加減に注意が必要ですが、米本来のおいしさが味わえます。詳しくは下記の動画を参考にしてください。
さまざまな種類のお米1合に対する適切な水の量について
さまざまな種類のお米1合に対する水の量と、おいしく炊くポイントをご紹介します。
無洗米
無洗米はぬかが取り除かれている分、米の量が多くなるため、大さじ1~2くらいの水を少し増やす必要があります。1合あたり1.2~1.3倍の約220㏄(ml)程度が目安です。
炊飯器の機能に無洗米コースがある場合は、それに従って炊くとよいでしょう。
新米
新米は、お米の品種によって適切な水分量が違います。新米は水分を多く含んでいるため、炊くときは気持ち少なめに水を入れます。
新米のよさは水分を多く含んでいてふっくらやわらかく炊けることなので、何回か炊いてお好みの水分量をみつけるとよいでしょう。
炊飯器に新米のコースがある場合は、それ従って炊くとよいです。
もち米
もち米を炊く場合は吸水率が高いため、浸水は15~30分と短時間で行うようにしましょう。また、少し古いもち米を使う場合は、30分ほどを目安にするとよいですよ。もち米1合あたりの水分量は180㏄(ml)が目安です。
炊飯器のコースにもち米がある場合は、それに従って炊くとよいでしょう。
もち米の炊き方について、詳しくはこちらをご覧ください。
玄米
玄米の炊き方を、炊飯器と鍋の場合でご紹介します。
・炊飯器
玄米を炊飯器で炊く場合は、炊飯器の玄米モードで炊くことで、ふっくら仕上げることができます。炊飯器で炊く前に、2時間ほど浸水するようにしましょう。
詳しくは下記の動画を参考にしてください。
・鍋
玄米を鍋で炊く場合は、玄米を6時間は浸水しておきましょう。玄米1合あたりの水の量は1.5倍程が目安で、225㏄(ml)くらいです。やわらかめの食感に仕上げたいときは、30㏄(ml)程度、水を足すとよいですよ。詳しくは下記の動画を参考にしてください。
雑穀米
雑穀米の適切な水の量を、もち麦ごはんの場合で解説します。
・もち麦ごはん
もち麦は1合(150g)に対して、水の量300㏄(ml)使用します。お米に対しては1合あたり1.2倍の180㏄(ml)の水の量が目安です。
白米2合に対して、もち麦を1合足して炊く場合は660㏄(ml)がおいしく炊ける水の量になります。使用するもち麦に炊飯時の水の分量が記載されている場合は、袋の表記を参考にしてくださいね。
詳しくは下記の動画を参考にしてください。
タイ米
タイ米は湯取り法という方法で炊くと、パラパラしつつ、パサつき感のないおいしいタイ米に仕上がります。湯取り法とは、たっぷりのお湯でゆでてから蒸らす方法です。ゆでるときは、タイ米がしっかりと踊る程度の水を入れることがポイントです。
詳しくは下記の動画を参考にしてください。
お米の1合あたりの水分量を覚えておけば便利!
今回はお米1合あたりのおいしく食べられる水の量についてまとめました。お米の使う種類や炊く方法によっても、水分量は変わってきます。しかし、目安となる水の分量を覚えておけば、いざというときに役立つこともあるでしょう。
今回ご紹介したいろいろな種類のお米を炊くときのポイントを参考にして、おいしいお米を炊いてくださいね。