カクテキとは?名前の意味やレシピをご紹介
作成日: 2021/11/15
ピリ辛でシャキシャキとした食感がたまらないカクテキ。キムチの一種ですが、どのようなものをカクテキと呼ぶのかご存じでしょうか。
この記事では、キムチやカクテキについて詳しく解説するとともに、作り方やレシピをご紹介します。
カクテキは大根のキムチ
カクテキとは、大根を使ったキムチのことです。ここでは、キムチとはどのような食べ物なのか、またカクテキの特徴や名前の意味などをご紹介します。
キムチとは
キムチは韓国の伝統料理で、寒さの厳しい冬の時期でも野菜を食べられるように、塩漬けを作るようになったのが始まりです。もとは塩漬けでしたが、唐辛子粉をはじめとしたさまざまな香辛料や調味料が加えられるようになりました。
キムチには、白菜、大根、きゅうりなどの野菜が使われます。唐辛子粉やにんにく、チョッカルという韓国の塩辛などを混ぜ合わせた「ヤンニョム」と呼ばれるたれに野菜を漬け込み、発酵させることでできあがります。
発酵させて作るキムチには、乳酸菌が含まれているのが特徴です。乳酸菌には、悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整える働きがあります。
日本では白菜のキムチが広く知られていますが、韓国ではいろいろな種類の野菜が使われています。キムチに使う野菜の違いによって呼び方が異なり、大根を使ったものは「カクテキ」、きゅうりで作ったものは「オイキムチ」と呼ばれています。
カクテキとは
韓国ではカクテキは「カクトゥギ」と呼ばれています。「カク」は角、「トゥギ」は切ったものという意味です。カクテキに使う大根を角切りにすることから、このような名前となったといわれています。
カクテキは、角切りの大根に真っ赤なたれがよくからんでいて、いかにも辛そうな仕上がりです。見た目の通りピリッとした辛味がありますが、大根のシャキシャキ食感とほのかな甘味も楽しめます。
そのまま食べるのはもちろん、チャーハンにしたり炒め物に加えたりするのもおすすめです。
【参考】
・韓国観光公社「キムチ」
(https://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/FOD/FO_JPN_2_1.jsp)
・厚生労働省 e-ヘルスネット「乳酸菌」
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-026.html)(2021/11/15)
カクテキの作り方とDELISH KITCHENのレシピ
カクテキの作り方をチェックしましょう。本格的なカクテキだけでなく、即席で作る方法やアレンジレシピもご紹介します。
【本格】
まずは、本格的なカクテキの作り方をみてみましょう。あみの塩辛や韓国産の粉唐辛子を使うことで本場の味を再現できますよ。
本格カクテキ
市販のキムチの素を使わずに作る本格的なカクテキのレシピです。ポリポリとした食感がクセになります。水ともち粉から作るキムチのりを使うと、大根に調味料がよくからみますよ。
【簡単】
即席で作れるようにアレンジしたカクテキ風のレシピをご紹介します。本来は手間かかるカクテキを、手に入りやすい材料で仕上げましょう。
コロコロ大根のカクテキ風
手軽に作れるカクテキ風のレシピです。食感を楽しめるように、大根の水気をしっかり切りましょう。コチュジャンを使えば辛味をプラスできるだけでなく、キムチのりを使わなくても調味料が大根にからみやすくなります。
【アレンジ】
材料をアレンジしたレシピもみてみましょう。どれも手に入りやすい材料で簡単に作れますよ。
大根キムチ カクテキ風
大根のシャキシャキ食感を楽しめるカクテキ風です。りんごとはちみつを加えることで、辛いものが苦手な方でも食べやすい味わいになります。短時間でできあがるので、献立にもう一品追加したいときにもおすすめです。
きゅうりと大根のカクテキ風
大根だけでなく、きゅうりやにんじんも使った彩り豊かな一品です。野菜を塩もみした後は水気をよく切ることで水っぽくなりにくく、しっかりとした味わいに仕上がります。
かぶのカクテキ
かぶを使ったカクテキのレシピです。かぶの葉もむだなく使うことで、彩りがよくなり食感も楽しめますよ。コチュジャンの辛味とナンプラー特有の風味がクセになります。
大根のキムチであるカクテキを手作りしてみよう
カクテキとは、大根を角切りにして作るキムチの一種です。キムチは韓国の伝統料理で、白菜のほかに大根やきゅうりなどの野菜が使われています。
本格的な調味料などを使った漬け方だけでなく、手に入りやすい材料でご家庭でも手軽に作ることができますよ。ご紹介したレシピを参考に、自家製カクテキを楽しんでみてはいかがでしょうか。