万能ねぎとは?栄養やおすすめレシピをご紹介
作成日: 2021/11/19
ねぎは種類が多く、さまざまな品種が出回っています。その中のひとつに万能ねぎがありますが、普段から料理によく使われているため、食べたことのある方も多いでしょう。
この記事では、万能ねぎの特徴や栄養、そのほかのねぎとの違い、保存方法からレシピまでご紹介します。
万能ねぎとは
万能ねぎは小ねぎ(細ねぎ)の一種であり、小ねぎの商品のひとつです。
万能ねぎのように、緑色の部分が大半を占めるねぎは、「葉ねぎ」や「青ねぎ」と呼ばれます。その葉ねぎを、若いうちに収穫したものが「小ねぎ」になります。
万能ねぎ・あさつき・わけぎの違い
万能ねぎと似た野菜で、わけぎやあさつきなどがあります。それぞれの特徴をみていきましょう。
万能ねぎなどの青ねぎは、種から栽培するため球根がなく、根元から葉の先までまっすぐです。
辛味がまろやかなので、薬味として生で使われるのが一般的ですが、煮たり炒めたりしてもおいしく、「万能」とつくようにどんな料理にもよく合います。
あさつきは漢字で「浅葱」と書き、ねぎより色が淡いことが由来といわれています。球根から栽培するため、根元に膨らみがあります。
生で薬味などに使うこともできますが、青ねぎに比べると辛味が強いのが特徴です。食感がよいので、加熱してもおいしく味わうことができます。
わけぎは、ねぎと玉ねぎの雑種です。あさつきと同じく球根から栽培するため、根元の部分に膨らみがあります。
生でも食べられますが、加熱すると甘味が増します。酢味噌和えのぬたが、代表的な調理法です。
わけぎとねぎについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。
万能ねぎの栄養
生の万能ねぎ(小ねぎ)、可食部100gあたりのカロリーや栄養は以下の通りです。
・カロリー…26kcal
・炭水化物…5.4g
・たんぱく質…2.0g
・食物繊維…2.5g
・脂質…0.3g
【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
万能ねぎの保存方法
万能ねぎの保存方法をご紹介します。
冷蔵保存
適度な水分を保つため、新聞紙で包んでからラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。生えているときと同じように、根を下にして立てて保存するのがポイントです。
立てるのが難しい場合は、半分に切ってからキッチンペーパーで包み、保存袋に入れましょう。保存期間の目安は、1週間ほどです。
冷凍保存
冷凍保存する場合は、小口切りにしてから保存します。使いやすい量に分けてラップに包み、冷凍用保存袋に入れて薄く平らにしたら、空気を抜いて冷凍してください。
保存期間の目安は1ヵ月ほどです。調理には凍ったまま使うことができます。
万能ねぎの切り方
さまざまな料理に活躍する、小口切りをご紹介します。薬味として使う際は、使用する直前に切る方が風味がよいため、おすすめです。
詳しい切り方は、こちらをご覧ください。
万能ねぎを使ったDELISH KITCHENのレシピ
万能ねぎをたっぷりと使ったレシピをご紹介します。
ごま油キムチの冷奴
刻んだキムチにごま油、細ねぎを和えて、冷奴に乗せました。淡白な豆腐に、辛味と酸味のあるキムチ、ほのかに香る細ねぎの苦味がよく合います。細ねぎの量はお好みで調節してくださいね。
細ねぎの酢味噌和え
お酒のおつまみや、もう一品ほど副菜が欲しいときにおすすめなのが、細ねぎを使った酢味噌和えです。レンジで手軽に作れるので試してみてください。
蒸し鶏のねぎごま油だれ
鶏肉を蒸したときに出る、旨味たっぷりの蒸し汁を使って特製たれを作ります。たっぷりと入れた細ねぎがたれによくからみます。ごはんによく合う味付けで、メインの一品におすすめです。
細ねぎチヂミ
ニラを使うことが多いチヂミを細ねぎでアレンジしました。長めに切ることで細ねぎの存在感が残り、きれいに焼きあがります。表面はカリッと、中はもっちりとした食感が楽しめますよ。
ぶっかけごま油そうめん
ねぎ好きの方にはたまらない、細ねぎをたっぷり使ったそうめんです。熱々に熱したごま油をそうめんに回しかけると、ねぎ独特の香りとごま油の香ばしい香りがひろがり、食欲をそそるでしょう。
万能ねぎは小ねぎのひとつだった!
万能ねぎは、青ねぎ(葉ねぎ)を若いうちに収穫した、小ねぎ(細ねぎ)のひとつです。辛味が強くないため、ねぎ特有の風味が苦手な場合でも比較的に食べやすいでしょう。
薬味などにして生で食べるほか、加熱してもおいしいですよ。ご紹介したレシピを参考に、万能ねぎをいろいろな料理に活用してみましょう。