DELISH KITCHEN

ロマネスコのおいしい食べ方とは?レシピもご紹介

作成日: 2021/12/17

近頃スーパーなどでも見かけるようになった野菜のひとつ、ロマネスコ。サンゴのような特徴的な形で、世界一美しい野菜といわれています。見た目は独特ですがくせのない味わいで、いろいろな料理に使うことができますよ。盛りつけると映えるので、おもてなしやパーティのメニューにもぴったりです。

この記事では、ロマネスコの特徴からブロッコリーやカリフラワーとの違い、おいしく食べられるおすすめレシピなどをご紹介します。

目次

  1. ロマネスコについて
    1. ロマネスコとは
    2. ロマネスコの旬・産地
    3. ブロッコリーやカリフラワーとの違い
  2. ロマネスコの選び方
  3. ロマネスコの保存方法
    1. 冷蔵保存
    2. 冷凍保存
  4. ロマネスコの食べ方とDELISH KITCHENのレシピ
    1. 【ゆでる】
    2. ロマネスコと生ハムのマリネ
    3. ロマネスコの卵サラダ
    4. ロマネスコツリーサラダ
    5. 【蒸す】
    6. ロマネスコと鮭のバター蒸し
    7. 【焼く・炒める】
    8. ロマネスコのペペロン炒め
    9. ロマネスコの肉巻き
    10. 【揚げる】
  5. 見た目がきれいなロマネスコをいろいろな料理で楽しもう

ロマネスコについて

まずは、ロマネスコの特徴をみていきましょう。

ロマネスコとは

ロマネスコはアブラナ科アブラナ属に分類され、イタリアやドイツで16世紀から作られているヨーロッパでは一般的な野菜です。日本では生産量が少ないですが、見た目の美しさから人気を集めています。

起源にはカリフラワーとブロッコリーを掛け合わせたものという説がありますが、ロマネスコの方が古くから栽培されていたとされており、定かではありません。

ロマネスコの最大の特徴は、花蕾(からい)の形です。花蕾のひとつひとつが円錐形になっていて、らせんを描くように配列しています。

きれいな黄緑色で、コリコリとした歯ごたえのある食感が楽しめます。ロマネスコの茎は甘味が強くておいしいので、茎も捨てずにいただきましょう。

ロマネスコの旬・産地

ロマネスコの旬は、11月下旬から2月中旬ごろです。おもな産地は北海道や茨城県、宮城県などです。

ブロッコリーやカリフラワーとの違い

ロマネスコはブロッコリー、カリフラワーのどちらにも似ています。本場イタリアでは「ブロッコロ・ロマネスコ(Broccolo romanesco)」または「ブロッコロ・ロマーノ(Broccolo romano)」と呼ばれています。

色はブロッコリーとカリフラワーの中間くらいのライトグリーンです。食感はカリフラワーのようにコリコリしていて、味はブロッコリーに似ています。

また、ロマネスコとブロッコリーは緑黄色野菜、カリフラワーは淡色野菜に分類されています。

ロマネスコの選び方

ロマネスコは、花蕾がぎっしりつまっていて盛り上がっているものを選びましょう。また、持つと重みがあるものも新鮮な証拠です。花蕾はきれいな黄緑色、葉は濃い緑色でハリのあるものがおすすめです。
カットして販売されているロマネスコは、断面が白いものを選ぶとよいでしょう。

ロマネスコの保存方法

ロマネスコを最後までおいしく味わうために、適切な保存方法を知っておきましょう。ロマネスコの保存について、冷蔵と冷凍の方法をご紹介します。

冷蔵保存

丸ごと保存する際は、保存袋やポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。
小房に分ける場合は、茎のつけ根に包丁を入れて切り分け、枝分かれした部分を1房ずつ切り分けます。使いやすい量に分けて乾燥しないようにラップで包み、保存袋に入れて冷蔵庫で保管します。

保存期間の目安は丸ごとの場合は4~5日ほど、小房に分けたものはなるべく早めに使い切りましょう。

冷凍保存

冷凍保存をする場合は、一度加熱してから保存しましょう。
まずは、少し固めに塩ゆでして粗熱をとります。冷凍用保存袋に重ならないよう平らに並べて、空気を抜きながら袋の口を閉じ、横向きで冷凍庫に入れましょう。
もしくは、金属製のバットにのせて冷凍し、凍ったら保存袋に移して保存することもできます。

冷凍保存したものは凍ったまま調理に使えます。その際、固まっていたらほぐしてから使用しましょう。保存期間の目安は、2~3週間ほどです。

ロマネスコの食べ方とDELISH KITCHENのレシピ

最後に、ロマネスコの食べ方やおすすめレシピをご紹介します。ロマネスコはブロッコリーやカリフラワーと同様に、ゆでる、蒸す、焼くなど、いろいろな調理法で楽しめます。新鮮なものはスライスしてサラダにするなど、生でも食べられますよ。

【ゆでる】

ロマネスコは火を通すと甘味が強くなるので、シンプルにゆでて食べるのがおすすめです。下ごしらえはお湯でゆでるだけでなくレンジでも可能です。

ロマネスコと生ハムのマリネ

生ハムとロマネスコを使った前菜にもぴったりのマリネです。ロマネスコの下ごしらえはレンジで簡単にできますよ。耐熱容器にロマネスコと水を入れて、ふんわりとラップをしたらレンジで3分ほど加熱します。

ロマネスコの卵サラダ

レンジで簡単に作れるロマネスコとゆで卵のサラダです。ロマネスコのコリコリした食感がたまりません。ゆで卵の黄色とロマネスコのライトグリーンがきれいで、食卓が華やかになります。

ロマネスコツリーサラダ

ロマネスコの美しい形を活かしたツリーサラダです。星形に抜いたにんじんとミニトマトで彩りも鮮やかです。ロマネスコは小房に分けてたっぷりのお湯で2~3分ゆでたあと、ザルにあげてよく水気を切りましょう。

【蒸す】

ロマネスコは蒸すことで旨味が凝縮しておいしくなります。また食感もよくなりますよ。

ロマネスコと鮭のバター蒸し

フライパンで作るロマネスコと鮭のバター蒸しのレシピです。にんにくとバターの香りが食欲をそそります。鮭とロマネスコの彩りがきれいなので、パーティーやおもてなしにもぴったりですよ。

【焼く・炒める】

くせがなくやさしい味わいのロマネスコは、じっくり焼くと外は香ばしく、中はほっくりした食感に仕上がります。さっと焼き色をつけるとコリコリした歯ごたえを楽しめますよ。

ロマネスコのペペロン炒め

ロマネスコをさっと炒めてコリコリした食感を活かしましょう。にんにくやオリーブオイル、唐辛子でペペロンチーノ風に味つけします。ピリッとした辛さでくせになるおいしさです。

ロマネスコの肉巻き

ロマネスコに豚肉を巻いて、ボリューム満点の一品を作りましょう。粉チーズのコクと豚肉の旨味がやさしい味のロマネスコによく合います。かわいらしい見た目で、お弁当のおかずにもおすすめです。

【揚げる】

ロマネスコは揚げ物にすると旨味が凝縮されて、さらにおいしくなります。揚げると水分が飛ぶので、ほくほくとした食感に仕上がりますよ。衣をつけてさっと揚げて、コリコリした食感を楽しむのもおすすめです。

見た目がきれいなロマネスコをいろいろな料理で楽しもう

ロマネスコはブロッコリーやカリフラワーの仲間で、アブラナ科アブラナ属に分類されています。ヨーロッパでは一般的な野菜で、日本でも店頭に並ぶようになり人気を集めています。

独特な形をしていますが、味にくせがなく歯ごたえのある食感が楽しめます。料理に使うとその見た目から華やかな一品に仕上がりますよ。ブロッコリーやカリフラワーと同様に調理できるので、ぜひ味わってみましょう。

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