ししゃもに含まれる栄養とは?カロリーやレシピもご紹介
作成日: 2022/01/17
ご飯のおかずやお酒のおともにもよく合うししゃも。小ぶりな大きさで下処理の必要もなく、骨ごと余すことなく食べられるのも魅力的な魚です。普段の料理でもなじみのあるししゃもですが、どのような栄養が含まれているのでしょうか。
この記事では、ししゃもの栄養やカロリー、ししゃもを使った簡単なレシピなどをご紹介します。
ししゃもについて
ししゃもとはどのような魚なのか、さっそくみていきましょう。
ししゃもとは
ししゃもは、北海道の東南部で獲れる国産の魚を指します。名前の由来は「柳の葉からできた魚」というアイヌ語からきています。
からふとししゃもとは
からふとししゃもは、ノルウェー、アイスランド、カナダなどで獲れる魚のことをいいます。ししゃもと見た目がよく似ていますが、獲れる産地によって名前が変わります。
一般的に市場で出回っているししゃもは輸入されたからふとししゃもで、子持ちししゃもになると価値が上がります。
ししゃものカロリーと栄養
生のししゃも、1尾(15g)あたりのカロリーや栄養についてご紹介します。
・カロリー…23kcal
・たんぱく質…3.2g
・糖質…0g
・脂質…1.2g
・ビタミンA…15μg
・カリウム…57mg
・カルシウム…50mg
・リン…65mg
・葉酸…6μg
・コレステロール…35mg
※ビタミンAの数値は、レチノール当量を記載しています
ししゃもに含まれる栄養の働き
ししゃもに含まれる栄養の働きについて、それぞれみていきましょう。
カリウム
カリウムは人体に欠かせないミネラルのひとつで、おもに体内で浸透圧の調整をしてくれます。また、ナトリウムの排出を手助けする作用があり、塩分のとり過ぎを調節する役割があります。
リン
リンは人体に含まれるミネラルのひとつです。歯や骨を形成したり、細胞膜や核酸の成分としても重要な栄養です。また、pHの調整や浸透圧を保つ働きもあります。
カルシウム
カルシウムは人体に最も多く含まれているミネラルで、骨や歯を形成するのに必要な栄養です。体重の1~2%の量を占めており、そのうちの99%が骨および歯に含まれています。また残りの1%は血液、組織液、細胞に含まれています。
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ビタミンA
ビタミンAは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンです。おもに視覚や聴覚、生殖などの機能維持、皮膚や粘膜などの上皮組織を正常に保つのために重要な働きをします。
こちらで詳しく解説しているので参考にしてください。
葉酸
葉酸は細胞増殖に必要な栄養で、DNAの合成に関与する重要な働きをします。
こちらで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
DELISH KITCHENのししゃもを使ったレシピ
ししゃもを使ったレシピをご紹介します。
ししゃもの塩焼き
ししゃもは魚焼きグリルを使わなくても、フライパンで簡単においしく焼くことができます。きれいに仕上げるコツは、焼き色がつくまでししゃもを触り過ぎないことです。
ししゃものガーリックオイル焼き
にんにくの香りが食欲をそそる一品です。トースターで焼くだけなので簡単に仕上がりますよ。ガーリックオイルでいつもの食べ方とは違った味わいが楽しめます。
ししゃもの磯辺揚げ
ししゃもは焼くだけではなく、揚げてもおいしくいただけます。青のり風味の磯辺揚げにするといつもとは違った味わいが楽しめますよ。サクッとした食感がやみつきになる一品です
ししゃもの栄養を知っていろいろな食べ方で楽しもう
ししゃもには種類があり、国内で獲れたものはししゃもと呼び、ノルウェー、アイスランド、カナダなどで獲れるものはからふとししゃもと呼びます。カリウムやカルシウム、リン、ビタミンA、葉酸などの栄養が含まれています。
グリルなどで焼くのが定番ですが、揚げたりオイル焼きしたりとさまざまな方法で調理することができます。ご紹介したレシピを参考に、ぜひいろいろな食べ方で味わいましょう。
【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット カリウム
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット リン
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-038.html)(2022/01/17)